「さぁ!資産形成をはじめよう」 4-④住宅ローン(後編)
みなさん、こんにちは。FPあきあお です。
前回は、住宅ローン(前編)について考えてみました。
住宅に関する考え・価値観は人それぞれなので、正解はこれ一択!というものはありませんでしたね。
今回は「4.現状を把握してみよう」から、住宅ローンについて続きを見ていきましょう。
(注)
住宅に関する考え方は、購入派・賃貸派、固定金利派・変動金利派などさまざまです。正解はこれ一択!というものではありません。これを踏まえた上で、以下の私の個人的な考え方を記事にさせていただきます。
尚、今回も入力作業はありません。
既に住宅ローンを終えた方や、私のように賃貸で過ごしていきたいという方は、ざっと目を通してもらう程度で構いません。
住宅ローンについて
情報収集は他人に任せたり、面倒くさがらず、必ず自分で調べるようにしましょう。
年間の維持費も考えておく
維持費の項目として、税金・修繕費・保険料などがあります。一戸建てで年間約40万円~50万円程度は必要となります。これは所有している間はずっとかかるものなので、年間の支出項目に入れておく必要があります。また、マンションでは、管理費・駐車場代も加わるため、更に10万円~20万円程度は必要です。住宅を購入し30年、40年間保有すると、購入資金以外にも2千万円くらいは維持費としてかかることをイメージしておかなければいけないということですね。
団信の保障範囲を知る
民間の住宅ローンでは団信(団体信用生命保険)が義務付けられているところがほとんどです。借りた人が亡くなった場合などに住宅ローンが免除されるため、とても大切な保険です。最近では、三大疾病特約や八大疾病特約、がんなど病気にも備えられる団信があります。2-②リスクとはなにかで書きましたが「頻度が低く、影響度が高い」ものに保険が必要です。住宅購入がまさにこの時です!併せて、これまで加入していた生命保険の見直しもこのタイミングで必要になります。
ペアローンは十分な理解を
共働きが増えているため、夫婦が互いにローンを契約し借入可能額を増やせるため、住宅の選択肢が広がります。また、住宅ローンに関する税金の控除が2人分受けられます。一方、デメリットとして住宅ローンの諸費用は2倍、亡くなった場合の団信保障は本人の分のみ、離婚時の財産分与、共有名義のため売却が困難など十分理解しておかないといけません。安易に借入可能額を増やせるという考えになってはいけませんよね。本当に必要な住宅水準なのかを冷静に判断することが大切だと思います。
営業担当任せにしない
不動産業者や金融機関の方は、住宅や住宅ローンの専門家ですが、すべてお任せになってはいけません。営業ですから販売したい、借りてもらいたい意思があるのは当然です。購入してそこに数十年住むのはあなた自身です。周辺の環境や医療の充実度、自治体の支援など、自分の足を運び確認してみないとわからないことも多々あります。じっくり時間をかけ暮らしやすさをチェックしましょう。
住宅ローン審査のポイント
金融機関はさまざまな点に注目して審査を行っています。
自分ですぐに対処できる項目は少ないですので、こういうものをチェックしているのねという程度で見ておけば大丈夫です。
如何だったでしょうか?
2回に渡り住宅ローンについて書いてみました。
かくいう私は、賃貸派なので、生涯に渡る賃貸費用の工面をしていかなければいけません。
なので、みなさんにもお伝えした「将来をイメージしたライフプラン表をしっかり立てる」ことを、私自身も定期的に見直し取り組んでいます。
今回はここまでとなります。
次回は、週間収支のチェックをやっていきます。毎週、何にどのくらいお金を使っているのかを把握していきます。
毎週の支出データを集め、まずは1ヵ月分蓄積していきましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。