「さぁ!資産形成をはじめよう」 2-①さまざまなライフイベント 前編
みなさん、こんにちは。FPあきあお です。
前回は、資産形成の4つのキーワードを確認しました。「収入」「支出」「資産と負債」「資産運用」でしたね。これらをバランスよく管理していくことが、将来の選択肢を増やし豊かなものにできる方法でした。
それぞれのキーワード項目は、今後、ご自身でエクセルシートへ入力していくことになりますが、もうしばらくお待ちください。
今日は「2.ライフイベントってなに?」から、さまざまなライフイベントをチェックしてみましょう。
さまざまなライフイベント
これから見ていくものは、成人以降のいろんなライフイベントになります。
リスクや対策も併せてイメージしてみてください。細かくは、エクセルシートのライフプラン表に入力するときに見ていきますね。
まず「成人」「就職」になります。
かれこれ約30年近く前になりますか、、振り返ると懐かしいです。あの頃にもっと、資産形成の知識をつけておけばとつくづく実感します。
成人すると、お金に関する責任が急激に高まります。お金をどのように扱っていくのかで将来が大きく左右されます。
また、さまざまな契約が可能になります。それに伴い消費者トラブルや詐欺へ巻き込まれるリスクも高まります。
対策としては、お金の扱いに慣れること、金融リテラシー※を高めることが大切です。
※金融リテラシーとは
政府は最低限身に付けるべきものとして4つ挙げています。
これから note で進めていく内容は、この4つも含めてやっていきますのでご安心を!
就職すると、定期的に給与が支払われます。これをどのように配分するかによっても将来が大きく変わってきます。また、税金や社会保険料も納めていくことになります。しっかり知識をつけておきたいところですね。
リスクとして怪しい投資詐欺や値動きの激しい投機などには十分注意が必要です。
これらの対策としては、これからやっていく、正しく資産形成を学ぶことや各種制度を知ることが大切になります。
次は「結婚」「出産」ですが、ここからは個人個人のライフイベントが大きく変わってくるポイントになります。ご自身の将来に該当する場合には確認してみてください。自分らしい生き方は、人に左右されず自分自身でライフプラン表をつくり設計していきたいですよね。
結婚では、費用を準備できているのか、また、新しい家族ができるため、万一の時に、残された者が一定期間は困らない程度の保障を準備することも考えなければなりません。
リスクでは、過多な保険加入や誤った資金計画を立ててしまうと、無駄な費用になったり、今後の生活に影響が出てしまいます。
対策として、ライフプラン表を作成する。長期的な積立運用に取り組む。そして最も大切なことが、家族で将来のことをしっかり話し合う。これでしょうね!
出産では、費用の準備や出産・育児に関する各制度を知ることが大切です。
リスクは、出産後の仕事復帰の有無や育児ストレスもケアしておきたいところです。
対策として各制度でお金や育児の負担軽減を図る方法を確認しておくことです。また、母子の健康管理を家族で把握しておくことも大切になります。ここでも、家族でしっかり話し合うことが大切なんですね。
今回は、ここまでにしたいと思います。
次回は「教育」「住宅」「老後」「介護」「相続」「葬儀」について見ていきます。
あきあお夫婦の ほのぼのエピソード (不定期掲載)
奥様は金融リテラサー?
妻が加入している医療保険のお知らせが届いた時の出来事。
妻:え~っと、保障は入院1日で5,000円で、支払限度日数が60日だから・・・、月々の支払保険料は●千円だと年間で○万円で、保険料払込期間満了が65歳なんで・・・
先日、私が保険は保障と支払保険料が見合っているか確認しましょうとオンライン勉強会で解説した後だったので、いつもなら「ぽいっと」ゴミ箱行きのお知らせを片手に電卓を入れているのであった。
夫:お~、やってるね。金融リテラシー高まっているね!
妻:ん?金融りてらしい?
夫:そう、生活をしていく上でのお金に関する知識や判断力のこと。さまざまなライフイベントやトラブルに遭遇した時の助けになるものだよ。
妻:へぇ~、私も成長してるね!
夫:よっ!金融リテラサー!
妻:やったぁ、私、金融リテラサー♬ 金融リテラサー♬
喜びながら、ライフプラン作成シートに入力している妻。
ごめん、金融リテラサーって言葉なんてあったっけ?と、心の中で思う私であった。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。