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「さぁ!資産形成をはじめよう」 2-①さまざまなライフイベント 後編

みなさん、こんにちは。FPあきあお です。

前回は、さまざまなライフイベントのうち「成人」「就職」「結婚」「出産」についてリスクや対策について、コンパクトに書いてみました。自分らしい生き方は、人に左右されず自分自身でライフプラン表を設計していけば可能になります。

今回は「教育」「住宅」「老後」「介護」「相続」「葬儀」の6つについて書いてみたいと思います。



まず「教育」「住宅」ですが、人生の3大費用といわれているうちの2つになります。この費用が発生する前までに、しっかり準備しないと慌てたり、途中で諦めざるを得ないことにもなってしまいます。ちなみにもう1つは老後費用になります。

教育・住宅

教育は、国公立・私立で費用が大きく異なります。奨学金制度や教育ローンの知識を持つ必要があります。
リスクは、費用の準備ができていなかったり、海外留学や大学院進学など想定外の費用が発生することが挙げられます。
対策としては、計画的に積立・運用をしておくこと。各制度を知ることが大切です。

住宅は、頭金の準備や住宅の諸費用などの知識を得ておく必要があります。
リスクとして、住宅ローンの返済計画に無理がないか、住宅の税金・メンテナンス費用・家じまいなど諸費用が一生涯発生することを知っておくことも大切です。
対策は、しっかりと資金計画を立てて積立・運用しておく。住宅ローン控除や自治体などの各制度を知り、お金の負担軽減を図る。また、これまで加入していた保険の見直しの機会にもなります。


次に「老後」「介護」ですが、人生3大費用の1つである老後費用もですが、介護費用も案外かかることをご存じですか?

老後・介護

老後は、まず年金をいつから、いくらもらえるかを事前に把握しておく必要があります。年金把握は、再就職や生活の拠点をどうするのかの判断材料になります。
最大のリスクは老後資金の不足です。
対策として、仕事の継続や早めの資金の積立運用が考えられます。また、ダウンサイジング(生活水準を抑える)することも検討の必要があります。

介護は、介護保険制度や介護サービスを知る必要があります。
リスクとして、費用準備不足があります。最近では施設先のトラブルもニュースで聞くことが多くなりました。また、認知症になってしまうと、さまざまな契約や相続にまで影響してきます。
対策として、エンディングノートの活用や家族との話し合いが有効です。周りに経済的な負担をかけないよう、事前の長期的な積立運用で対応したいところです。


最後に「相続」「葬儀」です。相続は、事前準備をしておかないと、親族間のトラブルを起こす起爆剤になりかねません。また、葬儀は短期間にやらなければいけないことが山積みです。バタバタしないで済むように、ここでもエンディングノートを活用することがお勧めです。

相続・葬儀

相続は、生前贈与と密接に関係しています。事前準備として家族信託や遺言も考えておきたいところですね。
リスクは、遺産分割で親族間が争うことになってしまう争族です。
対策として、自分の意思をしっかり遺言として残すことや家族との話し合い、エンディングノートや認知症になる前の家族信託などがあります。

葬儀は、自分が亡くなった後のことは知らないではなく、遺族の手続き負担軽減を考えたいですね。
リスクは、短期間での煩雑な手続きや高額な葬儀費用になります。
対策は、家族の話し合いやエンディングノートで自分の考えを残しておくことです。



2回に亘って、どのようなライフイベントがあるのかを確認してみました。
しかし、人生にはいろんなライフイベントがありますよね。これらを事前にライフプラン表に織り込んで準備しておくのと、準備しないのとでは大きく変わってくると思いませんか?

また、しっかり準備していても、さまざまな要因で変更になることもあります。その時でも慌てずライフプラン表を見直す力さえできていれば柔軟に対応できます。

このnoteでみなさんのライフプラン表をつくる力をサポートできれば嬉しいです!


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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