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「さぁ!資産形成をはじめよう」 4-⑨自分の資産を知る

みなさん、こんにちは。FPあきあお です。

前回は、年間の収入を入力してもらいました。
給与明細書や源泉徴収票から、年間の手取り収入が把握できるんですね。
徐々にライフプラン表が作られていきますよ!
楽しみですね♬


今回は「4.現状を把握してみよう」から、ご自身の資産状況について入力してみましょう。

FPあきあお 作成

各資産を把握する

みなさん、バランスシートってご存知ですか?
企業の決算資料ではお馴染みのものですが、自分自身の家計の状況にも当てはまります。

このバランスシートで資産や負債の状況を確認することで、自分自身の「家計の体力」がわかるんです!
下の図のように、左側に各資産、右側に各負債を入れることで純資産(家計の体力)を知ることができます。

家計のバランスシート

ライフプラン作成シートのバランスシート(ワークシート)には、各資産や負債を入力すると下のような一覧表と円グラフが確認できます。
自分の資産がどこにどれくらいあるのかは、インフレの時代ではとても大切なことなんです。

自身の資産状況を知ろう

それでは、各資産について入力してみましょう。
下の表のように、現在の残高を入れてみましょう。
ポイントは、貯蓄性保険は、いま解約した場合の金額を入れます。
株式や投資信託についても、いまの価格(時価価額といいます)を入れましょう。
ここで悩ましいのが、住宅の資産価値です。

資産を個別に入力しよう

住宅の価格は1つではない事が原因にあります。
ちょっと、踏み入って書きますが、頑張って読んでみてください!

住宅の資産価値の評価はいろいろありますが、次の3つの評価を知っておくとよいと思います。
●実勢価格・・・取引が実際に行われる価格
●時価・・・課税時期において、それぞれの財産の
      現況に応じ、不特定多数の当事者間で
      自由な取引が行われる場合に通常成立
      すると認められる価額。
      つまり、その住宅がその時点で売れる
      と思われる相対的な価格
●固定資産税評価額・・・1月1日時点の固定資産税
            を算出するための基準価
            格(時価の約7割)

価格は 実勢価格 > 時価 > 固定資産税評価額の順が一般的です。

実勢価格は、周辺の相場や売主と買主双方の希望によって変わってきます。最近はネットで不動産会社が不動産の相場価格を査定してくれますが、ここでは、毎年6月くらいに送られてくる固定資産税納税通知書から時価を知る方法を見ていきましょう。

住宅の評価は難しい

納税通知書に同封されている固定資産税・都市計画税課税明細書の価格という部分を見てください。
これは固定資産税評価基準によって市町村が評価した土地の評価額になります。
下の図では、土地の評価額は45百万円です。

固定資産税から土地の時価を割り出す

次に、家屋・建物の評価額を見てみましょう。
ここも価格欄を見ると6百万円となっています。
つまり、この住宅の家屋部分は6百万円が評価額になるということです。

土地の価格45百万円+家屋の価格6百万円の合計を0.7で割ることで時価(約72百万円)を算出することができました。

このように、ご自身がもし不動産を所有している場合は、時価を計算してみてください。
そして、その金額を各資産の住宅価格として入力してみましょう。

固定資産税から家屋の時価を割り出す


今回はここまでとなります。
次回は、負債部分を見ていきましょう。
資産・負債を把握することで、純資産(家計の体力)が見えてきますよ!


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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