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「さぁ!資産形成をはじめよう」 FPあきあおの ぼやき(FIREにはいくら必要?)
みなさん、こんにちは。FPあきあおです。
今回は、ネットなどでよく目にする事項について書いてみます。
既にみなさんも何度も聞いたことがある『FIRE』
Financial Independence Retire Early
「経済的自立と早期リタイア」のこと。
noteの記事でも多く書かれていますし、みなさん気になるワードですよね。
ネットなどで FIREするには資産がいくらあったらいいのか?
という疑問・質問を目にすることがあります。
そんな時、私は上の絵のような一休さんの虎退治をいつも思い出す。
(虎退治の概要)
お殿様が、一休さんのとんちを試したくなり、お城の屏風に描かれた絵の虎が夜になると暴れまわるので縛り上げてほしいと頼む。
一休さんは、縄を用意してほしいと伝え、屏風から追い出してくれたら縛り上げると話す。
お殿様は、絵に描かれた屏風の虎を追い出せるわけないだろうと言う。
一休さんは、屏風から追い出せない虎を縛り上げることはできないと言い、お殿様は返す言葉がなく、感心し褒美を与えたというとんち話。
話は戻り、FIREするには資産がいくらあったらいいのか??
私はこう言います。
承知いたしました、あなたの年間支出の情報を教えて下さい。金額がわかればお教えできます。
すると、多くの人は、そんな細かい金額わかるわけないじゃない!と言う。
そうです。お気付きになりましたか?
年間の支出の情報が把握できていない限り、FIREできる資産はお教えできないってこと。
やはり、いまFPあきあお が「さぁ!資産形成をはじめよう」でやっていることが必要だと感じますよね。
もしFIREを考えているのであれば、ご自身の年間の支出の情報を知ることが大切です。さらに言えば、ライフプラン表の作成も必須だと考えます。
同日にアップしている「さぁ!資産形成をはじめよう」 4-⑭将来の収入を想像する(前編・後編) も一緒にご覧ください。
当然ですが、ねんきん定期便で将来受け取る年金見込額も知った上でやるべきです。
あととても大切なことですが、FIRE後も税金と社会保険料は生涯払う必要がありますので、そこまで考えておいてくださいね!
まぁ、これを言っただけでは一休さんのように褒美は貰えませんが…
一般的に、必要資産=年間の生活費の25倍で、その資産を年4%で運用し生活費を資産の4%以内に抑えることができれば資産を目減りさせず生きていけるという考え方があります。
ただ、これにも気になる点がある。
・ 年間の生活費が一定に保てるのか?
⇒家族の増減や贅沢になれてしまうと安定しない (ダウンサイジングが大切ですよね)
・ 年4%の運用は必ず確保できるものではない
⇒国内預金などの元本保証商品だけでは難しい (国内外の株式投資などのリスク商品は価値が上
昇・下落を伴うものである)
・無理に生涯資産を目減りさせない必要があるか?
⇒老後は資産を段階的に目減りさせてもいいと思
います。
これを資産の取り崩しと言いますが、ライフプ
ラン表の作成と定期的な見直しで対応できま
す。
(注)
FIREの前提では、相続人に残したいという考えは、ここでは一旦置いておきます。なぜならFIREや資産形成は自分自身の人生を謳歌するための判断であり、相続人のためではないからです。
FIREにもフルFIRE(完全リタイア)やサイドFIRE(セミリタイア)、リーンFIRE(質素な生活)などさまざまありますが、いずれにせよFPあきあお がnote記事にしている
・これからやりたいことを書いてみる
・将来も見込んだ年間収入・支出の把握
・資産・負債の把握
・シミュレーションにより受取年金額を知る
・ライフプラン表の作成と定期的な見直し
などを事前に確認する必要がありますよね。
そもそもの話ですが、FIREをしてそのあと何がしたいのかをしっかり決めておかないと、FIREしたはいいけれど空虚な人生を送ってしまうことになりかねません。
私が働き始めたころからすると、随分働き方や考え方が変わってきています。同世代の人は知っていると思いますが『24時間戦えますか?』の◯ゲインCMはもう死語ですよね。
健康で健全な生活がどれだけ幸せなことかをいま感じながら生きています。
あっ!そうそう、同日アップの「さぁ!資産形成をはじめよう」 4-⑭将来の収入を想像する(前編・後編) もお忘れなく。
ほのぼのエピソードも書いてますんで!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。