片桐且元
茶々(淀殿)を追いかけていく過程で、茶々を取り巻く
人物たちについても知ることが出来ます。
信長、秀吉、家康のような超有名人はもちろんですが、
名前は聞いたことがあるけれど詳しいことは知らない、でも、
これはかなり興味深い人だぞ、と好奇心をそそられるような
人もたくさんいます。
そういう人を見つけると、妄想スイッチが入りますね。
この人はどういう思いでいたんだろう、とか
茶々とどんな会話をしたんだろう、とか。
で、今イチオシの人物が「片桐且元」です。
茶々とはかなり近い人物のうちの一人です。
且元は、大雑把に言うと、浅井→秀吉→秀頼の順に仕えています。
そして、大坂の陣の原因になった方広寺鐘銘事件にも深く関わってます。
(関わってしまったと言った方がいいかもしれませが・・・)、
茶々は、豊臣家の家老である且元を本当に頼りにしていたようです。
なのに、大坂の陣の直前に且元は大坂城を出ます。
そして、大坂の陣(夏の陣)の後、わりとすぐ亡くなります。
ここでは細かい且元の足跡を記すことはしませんが、
調べれば調べるほど、且元の思いが気になって仕方ありません。
小谷城の落城を且元も経験したのではないかと言われています。
であればこそ、且元は茶々の心に思いを寄せることが出来て、
だからこそ、茶々は且元をとても信頼していたのでないか。
且元は、大坂城の落城をどのような気持ちで見ていたのか。
且元にとって、茶々とはどんな存在だったのだろうか。
且元は、茶々にとって重要な人物です。
もっともっと丁寧に調べて、私なりの妄想をしてみようと思います。