フィードバック入門を読んで

# フィードバック入門とは
マネージャーの人たちに向けてフィードバックをきちんと向き合って欲しいよという本だよ。

# 昔はなぜ部下が育ってたの???
- 一概には言えないが環境がよかった
 - 終身雇用/転職情報もない/社内コミュニケーションも豊富
- 今は情報過多の時代でやめやすいし、もっと良い環境を見つけやすい

## 上司が抱えられる部下の限界は7人くらい。
 - 中間管理職の難しさは、人を通して物事を達成しなければならない事。

# 結局フィードバックってなに?
1.情報通知
耳の痛い事だったとしてもきちんと伝えるのが重要
2.振り返り
行動計画をきちんと振り返り、次の行動につなげる。

# 部下育成の基礎指針
- 経験軸とピープル軸
 - 経験軸は業務をストレッチゾーンに
 - ピープル軸は、業務支援・内省支援・精神支援を行う

# フィードバックはSBI情報を元に
S situation
B behavior
I Impact
どのような状況でどのような振る舞いがどのようなインパクトを与えたのか伝える。
ただまずは現状の振る舞いが◯◯のように見える。と鏡になって伝えることが重要。

# フィードバックの流れ
情報収拾⇨対話⇨フォローアップ

# フィードバックを実践する上で重要なことは?
1. 相手としっかり向き合っているか
2.ロジカルに事実を通知できているか
3.部下の反応を見ることができているか?
4.部下の立て直しをサポートできているか。
5.再発予防策はあるか?

# フィードバックのTips
脳内予行演習,記録,無駄に褒めたりしない,鉄は熱いうちに,
上司は嫌われて、感謝されるもの。
全員絶対変えられるという考えは捨てる

# いろんなタイプの部下がいる
基本的には一度聞き入ることが大切。
その上で、ストレートにフィードバックを伝える。
他責にする人、上司の理解不足を嘆く人、昔とった杵柄を振りかざす人様々いるが、各人種に応じて返しを準備しておく

# 個人用メモ
個人としては何を聞くのか。
前回の1 on 1から今までの仕事の進捗
うまくいったこと、行かなかったこと、
そしてその理由
最近の悩み
とかかな〜

# 読了後感想
僕は現在20代後半で2社目に属している。
1社目は不動産系
2社目はITベンチャーだ
1社目にいた時は、まずフィードバックというものが半年に1回しかなく、リーダーと話す機会は週に2回の案件進捗会議のみだった。
自分がどういう気持ちでいるのか、どのように考えているのか伝える機会はほぼなかった。(タバコ吸ってたらあったかも上司も吸ってたし)

2社目にくると、隔週の1on1が普通にあった。
むしろ第2新卒として受け入れてくれたのもあり、最初は指導係の先輩が毎日1on1をしてくれていた。本著にあったようなフィードバックをしてもらっていたのか?というとNOではあるが、自分のことを考えてくれていたようで嬉しかったし、今後は自分が新卒に向けてきちんと考えないといけないなと思い本書を手に取った。
本書にあるようなフィードバックが組織されている会社は少ないと思う。
そんな中で今後の会社を担っていく新人を育てていく上では、管理職だけでなく先輩たちの力も必要になるはずだ。
そういった初めて部下を持った人に読んでほしい一冊かもしれない