foxhanger@改造人間

ぼちぼち使っていきたいと思います。

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最近の記事

ソウル旅行記(8/24~26) その4 8/27 2日目

 2日目。  目が覚めたのは5時頃。  宿のTVをつけたら、配信サービスも見られるようだ。日本のアニメもあるが、しかし大半のコンテンツは料金がかかるらしい。  「無料」の表示が出ていた作品の中で『鬼滅の刃』を見ようとしたら、無料なのは1話、2話だけらしい。  しかしもう今季のアニメ『ロシデレ』とか『しかのこのこのここしたんたん』とか見れるんだ。  フロントに置いてあるカップラーメンの朝食を取って、宿を出たのは9時半頃。  昨日も歩いた道を歩いて、南大門の射撃場へ行く。射撃場

    • ソウル旅行記(8/24~26) その3 8/26 1日目後編

      (承前) しかしバスは現金で乗れるのか、とバス乗り場で不安に思っていると、声をかけられた。 「日本人ですか?」 「そうです」  バトミントンをやってる大学生で、五松駅から、バドミントン大会が開催されてる木浦に行くという。大学で韓国語を習っているそうで、心細い思いがすこしだけ紛れる。  乗り込んで小銭で1900ウォン払おうとすると、運転手のオヤジに「2枚出せ」と言われた、料金箱に1000ウォン札を2枚入れると100ウォン硬貨がおつりに出る。韓国のオヤジは怖そうだが悪気はない、多

      • ソウル旅行記(8/24~26)その2 8/26 1日目前編

         出発の日。  前の晩『となりのトトロ』も見ずに思いっきり早寝して、目が覚めたのが早朝、というか深夜。  支度をしながら、ふと思い立ったことがあった。  成田空港へ行くのに京成電鉄を使って、途中下車すれば、ユーカリが丘線に乗れるじゃないか。ここに乗れば、千葉県の鉄道完乗になる。  ユーカリが丘線は名前の通り、京成電鉄のユーカリが丘駅から出ている新交通システムで、運営しているのは鉄道会社プロパーではなく、不動産ディベロッパーの山万。ユーカリが丘じたい山万が開発したニュータウンで

        • ソウル旅行記(8/24~26)その1 事前編

           8/24~8/26まで、韓国、ソウルに行ってきた。これは、そのときの記録である。   6月末に休日出勤したのでその分の有休を8/26に取ることにした。3連休だが、さてどうしようか。  旅行へ行くにも、しょうじき、あまりどこへ行きたいというものがないのですよ。  それでも「サンライズ出雲」に乗ろうかと漠然と思っていたが、発売日を過ぎていて寝台券は手に入らない。  もう青春18きっぷであちこち行くのもしんどいしなあ……  などとつらつら考えて、航空料金が検索できるサイト「スカ

          一般文学賞にノミネートした「第二世代」以降SF作家について

          「ハヤカワSFコンテスト」出身の小川哲が第168回直木賞を受賞しました。  SF作家と文学賞といえば半村良が「雨やどり」で直木賞を受賞し(この作品は風俗小説)、小松左京、星新一、筒井康隆などの「第一世代」作家もそれぞれ受賞、ノミネートが複数あるのは知られています。しかし、それ以降の世代については、あまり語られることがありません。  そこで所謂「第二世代(70年代前半デビュー)」以降、SF系以外の文学賞にノミネートされたSF作家(SF系の新人賞、雑誌でデビューするか「SF系」と

          一般文学賞にノミネートした「第二世代」以降SF作家について

          『図書館戦争』シリーズを巡ってあれこれ考えたこと(2008年6~7月執筆)

          2008年当時やっていたblogに載せていた記事です。昨今ネットで繰り広げられた論争(?)を見るにつけ、今出しておくのもいいかもな、と思って転載しました。文章がおかしいのはblogをそのまま転載したせいです。 『図書館戦争』と言論の自由と快楽原則と(2008/06/27(金)執筆) 『図書館戦争』アニメの放送が終了した。本作の放映が始まった頃、最近改装された千代田図書館で「蔵書に見る検閲」というような展示をしていた。戦前の蔵書には内務省が検閲した印が残っているそうだ。 原

          『図書館戦争』シリーズを巡ってあれこれ考えたこと(2008年6~7月執筆)

          SF大会だよ! 若おかみ

           夏のある日のことです。  秋好旅館のおかみと真月が、春の屋にやってきました。  出迎えた若おかみのおっこと、おばあちゃんへ向かって、おかみは深々と頭を下げました。 「じつは、お願いがあります」 「なんですか?」 「週末のSF大会のことですが……」 「えすえふたいかい?」  おっこの知らない言葉です。 「知らないの?」  今日もピンクのふりふりドレスを纏ったピンふり真月は、ふん、と鼻で笑いました。 「SF大会って言うのはねえ~日本で一番古いSFのイベントなのよ。SFファン、ク

          SF大会だよ! 若おかみ

          『ラブライブ!』と「神話」

          藤津亮太さん主催の「アニメレビュー勉強会」に提出したアニメ映画『ラブライブ!The School Idol Movie』のレビュー原稿です。こちらで公開させていただきます。  不思議な感覚だった。  『ラブライブ!The School Idol Movie』のストーリーを知ったとき、そして観ている歳中も、ずっと『映画 けいおん!』と比べていた。どちらも「音楽」を主題にして一世を風靡したテレビアニメの劇場版であるし、卒業=「解散」を前にした主人公たちのグループが海外に行き、帰

          『ラブライブ!』と「神話」

          ショートショート「目覚まし時計」

          1989年作。「第二回ファンロード・ゲゲボコンテスト」ショートショート部門入選作です。 「ファンロード」増刊の「FRハンドブック'90」(ラポート)に掲載されました。  目覚まし時計  わしは目覚まし時計じゃ。型こそは少々古いが、ちゃんと時を刻むし、音なんか最近の若い奴らよりも大きいくらいじゃ。だのに、わしはずっと売れ残っていた。人間の奴ら、クオーツだのデジタルだのと新しいものばかり追いかけて、わしのような老いぼれにははなも引っかけん。  じゃが、そんなわしにも買い手があ

          ショートショート「目覚まし時計」

          「まわる」(第1回日経「星新一賞」入選作品)※掲載終了

          「SF Prologue Wave 2014年10月20日」に掲載されましたので、こちらでの公開は終了させていただきました。今後は以下URLから読むことが出来ます。http://prologuewave.com/archives/4518

          「まわる」(第1回日経「星新一賞」入選作品)※掲載終了

          「アニメレビュー勉強会」原稿『銀河鉄道の夜』と釜石線

          藤津亮太さん主催の「アニメレビュー勉強会」に提出したアニメ映画『銀河鉄道の夜』のレビュー原稿です。  想定媒体:「旅と鉄道」 『銀河鉄道の夜』と釜石線 『銀河鉄道の夜』のモデルになった鉄道が、原作者宮沢賢治の地元花巻を通っていた岩手開発鉄道、現在のJR東日本釜石線であることは有名である。現在釜石線には「銀河ドリームライン」の愛称がつき、各駅にはエスペラントの愛称がついている。  これからその路線を辿ってみよう。起点は東北本線の花巻駅だが、首都圏から乗るなら、東北新幹線の

          「アニメレビュー勉強会」原稿『銀河鉄道の夜』と釜石線