八幡信仰の神社
八幡神はヤワタノカミともいい、もとは日本独自の神さまなのです
ヤマトタケルの孫であり、武勇に優れていたことから平安後期に台頭してきた武士団に信仰されました。
神仏習合によって日本仏教では八幡大菩薩ともいわれます。菩薩はブッダをお守りする神のことなので、武勇に優れた八幡神が菩薩とされたのでしょう。
ヤワタノカミは誉田別命(ほんだわけのみこと)という別名もあります。
八幡信仰は鎌倉〜室町時代に流行しました。八幡神を祀った神社が八幡神社という訳です。この時代には八幡神社が多く造られ、現代の八幡神社の多くはこの時代からのものです。
写真はwkipediaに掲載の八幡神座像、14世紀頃、東京国立博物館蔵(SLIMHANNYA 撮影)