Fox Kana

イギリス人の夫とFox English School という英会話教室をしているKanaです。 趣味は映画鑑賞、読書(村上主義)。仕事をしながら好きなことを書いています。 イギリス留学▶︎ウェブライター▶︎結婚▶︎5年のイギリス在住と出産▶︎大分で英会話教室経営 書くこと読むことが好き

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イギリス人の夫とFox English School という英会話教室をしているKanaです。 趣味は映画鑑賞、読書(村上主義)。仕事をしながら好きなことを書いています。 イギリス留学▶︎ウェブライター▶︎結婚▶︎5年のイギリス在住と出産▶︎大分で英会話教室経営 書くこと読むことが好き

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私が海外旅行でまず最初にやること

海外旅行に行くことが、自分にとっては一番ワクワクする人生のイベントだ。 「どんな場所なんだろう?」「どんな人がいるんだろう?」「食べ物はどんな味だろう?」 そんな想像をしながら旅行の計画をしている時、現地へ向かっている飛行機の中、あるいは待っている空港での時間。どの時間も私は大好きだ。 海外に行くと、日本では気づかないことに気がつく。感性が鋭くなっているのか、休暇でリラックスしているからなのか。 私が海外に行って感じるのは、匂い。 空港に降り立った時、ホテルまでの道

    • ひどい虫歯が私に気づかせてくれたこと

      イギリスに住んでいた時、虫歯が大変に悪化したことがあった。 私は毎日のようにチョコレートを食べ、ビールを飲み、歯磨きは寝る前にしていたと思うが、自信を持って「毎日隅から隅まで磨いた」と覚えているわけではない。時々ものすごく適当だったかもしれない。 イギリスの歯ブラシは、小さめの靴洗い用ブラシみたいだ。日本の歯ブラシより、だいぶサイズが大きい。小さめの私の口に入れようとすると、はみ出しながら、口の端を軽くケガしながら磨いているような感じだ。だから磨き残しがたくさんあったんじ

      • 突然のフライトキャンセル

        12月のクリスマス前に、夫の実家があるイギリスに行くことになっている。 フライトを予約したのは10月の終わりのこと。「このチケット安い!よし!買っちゃおう!」そんなノリが手伝って、急いで航空券を予約。 エアチャイナで、福岡から上海、上海からロンドンガトウィックの便なのだが、上海からガトウィックの便は深夜便。だから安い、というわけ。 エアチャイナでは6時間以上のトランジットで、無料のホテルが予約できる。なのでその権利を行使してホテルを予約した。これで夕方に上海に着いてから

        • それでも紙の本の方が良い時

          スマホを持って常にインターネットで何かを調べるようになってから、私と本の関係は変わってしまった。 以前のように紙の本にふれることが、ぐっと少なくなった。 電子書籍を持ち歩き、1日の終わりには暗い部屋で、ベッドの中で読んでいる。ニュースはスマホの画面で読むし、ファッションやヘアスタイルについて知りたい時も、ネット検索や動画を観ている。 紙の本に比べて電子書籍やスマホは、 とにかく便利だ。 移動の時も軽くてすむし、それが私の『自由』を助けてくれるような、身軽な気持ちにさ

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        私が海外旅行でまず最初にやること

          失敗しまくる英会話勉強法

          英会話を早く上達させたいと思ったら、たくさん失敗をした方が良い。 私は常に色々と失敗をするタイプで、逆にいえば失敗をしない限りは学ばないタイプと言っても良い。 また、昔から羞恥心に欠けているようなところがあって、失敗しても「恥ずかしい」と感じることがあまりなかったため、周囲から浮くこともあった。 けれどそんな要素は、英語を学ぶ上ではプラスであり、とても役に立った。 30歳でイギリス留学した時は、離婚した直後であったこともあり、「すでに失敗しまくった」と感じていた時期。

          失敗しまくる英会話勉強法

          休暇の終わりのブルーな気持ち

          まとまった休みが取れたら、旅行に行く計画を立てることが多い。 それで休暇が近づいてくると、残りの日を数えてワクワクし、実際に休暇の間は大いに楽しみ、それは良いのだが、終わりに近づいてくると悲しい気持ちになるのはなぜなんだろう? 「ああ、もうすぐ終わってしまう。こんなに楽しかった休暇が」 とか、 「いっぱいお金を使ったなあ。帰ったらまたお金貯めないと」 とか考えて、現実に引き戻されるような気持ちになり、次第にブルーになり、少し悲しくなってしまうのである。 けれどよく

          休暇の終わりのブルーな気持ち

          世界の素敵な日本人

          「素敵な」というのはイギリス英語で「Lovely」と言う。 「新しい先生はどう?」「She is lovely.」といった感じで、優しい、空気が読める、いつも機嫌が良い.... そんな良い印象をまとめてLovelyと言ったりする。イギリスではThank you.の代わりにLovely. と言うこともある。 Lovelyは日本語では「素敵」。だから私は、日常の会話で「素敵ですね」と使うことが自然と多くなる。 素敵な人は会ったらすぐに分かる。笑顔が素晴らしい人は特に、「素敵

          世界の素敵な日本人

          画家モディリアーニが通ったパリのカフェ

          私はモディリアーニの絵が好きで、昔から「なぜ瞳がないんだろう?」「なんでこんなに顔と首が長いんだろう?」という疑問から始まり、とても心を惹きつけられてきた。 ずっと見ていると、言葉ではない何かが私の心の奥に訴えてくるような気がする。 「なんか怖い」という意見を聞いて、それにも同意するのだが、どうしても気になってしまう。それはもう「理由なく好き」としか言えない感情だ。 イギリスに住んでいた時、ロンドンのアートギャラリー・テートモダンでモディリアーニ展が開催された。そこで世

          画家モディリアーニが通ったパリのカフェ

          勇気をくれるイギリス映画『小さな恋のメロディ』

          私は時々「いくつになってもピュアな気持ちを失いたくない」と思う。 新鮮な気持ち、ドキドキする気持ち、それは素晴らしいことだし、年齢を重ねたからといって失いたくないものだ。 けれど実際にはどうだろう?以前ほど小説を読んでいても興奮できない。人と分かりあう前から、あきらめてしまうこともある。 そんな時、一気にピュアな気持ちを取り戻させてくれる映画がある。それはイギリス映画『小さな恋のメロディ』。 11歳の少年少女の、あまりにもピュアで、透き通るように純粋な恋物語。1971

          勇気をくれるイギリス映画『小さな恋のメロディ』

          英語がひらいてくれたドアの向こう

          子供の頃から海外に憧れがあった。英語を話せるようになって外国に行きたいな、と思っていた。 飽きっぽい私が唯一ずっと夢中になっていること。それは海外への憧れ、文化の違いとその面白さだ。 最初に留学したのは高校の時。タイに留学に行った時に、まず一つ目のドアが大きく開いたと感じた。それは私の「海外ってこんなに楽しいんだ」という心からの感覚。今まで感じていた不安は全くなくなり、「こんなに楽しいなら、どんどん海外に行かなきゃ」という気持ちであふれた、興奮した気持ち。 けれど大人に

          英語がひらいてくれたドアの向こう

          何度でも映画タイタニック

          タイタニックは、何度も観ているお気に入りの映画。 タイタニックファンなだけではない。1997年、映画を観て以来、私は主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの大ファンでもある。美しい2人の虜になってしまったのだ。 今日はそんなタイタニックと主演俳優二人が大好きな私が、特に好きなシーンをご紹介。 1、ローズの先見の明 ローズがタイタニックに乗り込んだ時、アートを自分の部屋に飾ろうとしているシーンがある。 婚約者のキャルは「そんなの絶対成功しない画家だよ」と

          何度でも映画タイタニック

          イギリスは京都みたいだってホント?

          語学学校に通っていた時、ヨーロッパ各地から生徒がやってきていた。たまたま日本人が1人という環境だったので、私は色々な国のクラスメイト達と一緒に授業を受けながら、周囲の人の国民性について、密かに俯瞰しながら考えていた。 例えば、 イタリア人は明るくておしゃべり好き。 フランス人は食にこだわりがある。(日本のマンガも大好き) スペイン人はみんなでワイワイするのが好き。 ドイツ人は真面目で英語が上手い。 ある時私は、「イギリスを都道府県で例えたらどこだろう?」と考えた。 「そ

          イギリスは京都みたいだってホント?

          孤独な主人公が魅力の小説3選

          小説とは、孤独な人のためにあるものではないかと思う。 私は本を読むことが好きで、特に小説の世界にどっぷりと入り込んで楽しむ時間が大好きだ。人生のどんなタイミングでも、面白い本は常に面白い本なのだが、時に孤独を感じる時に本を読むと、ジーンと心に染み渡ることがある。 思わず孤独を感じる時。 そんな時に読むと心が晴れるような小説とはどんな本なのか。 私は、主人公もまた孤独の中でもがいていて、そこから成長していく物語だと思っている。 孤独を感じる時、共感できるようなキャラク

          孤独な主人公が魅力の小説3選

          イギリスはポテトの国?じゃがいも料理5選

          イギリスに住む前は、正直食べ物には全く期待していなかった。けれど実際にイギリスに住んでみたら、美味しいイギリス料理はたくさんあるし、他のヨーロッパの国の食材は簡単に手に入るし、もともと洋食が好きなのもあって、食べ物で苦労することは全くなかった。 けれど他の在英日本人の中には、「イギリス料理のファンではない」と言い切る人もいて、その理由を聞いてみると、たいがい『じゃがいも』。「Potatoesにはもう飽きた!」ということなのだ。 じゃがいもは、イギリス料理に欠かせない付け合

          イギリスはポテトの国?じゃがいも料理5選

          タイムトラベルで行く村上春樹の経営するジャズ喫茶

          『アバウト・タイム』という映画を観た。タイムトラベルができる男性の話で、とても面白かった。いくつかルールがあって、過去にしか行けないこと、タイムトラベルする場所と時間を正確に念じることが必要など。 もし私がタイムトラベルできるとしたら、どこに行くだろう? そう考えて、とても行きたい場所があることに気がついた。 村上春樹の経営するジャズ喫茶だ。 村上春樹は作家になる以前、大学生の頃から7年ほど、ジャズ喫茶を経営していたことはよく知られている。東京・国分寺で、名前は『ピー

          タイムトラベルで行く村上春樹の経営するジャズ喫茶

          極悪女王を観て感動して泣いた

          プロレスを人生で一度も観たことがない私が、話題作Netflixの極悪女王を鑑賞した。 ものすごく感動したし、面白かった!プロレスというスポーツの凄さ、命を燃やすことがどんなことなのかを知ることになった。 私が個人的にもっとも感動したポイントを書いてみたい。 不幸な生い立ちが作り出す尋常じゃないエネルギー主人公のダンプ松本(ゆりやんレトリィバァ)。ライバルの長与千種(唐田えりか)、2人とも不幸な生い立ちを背負っている。 ダンプ松本の父親は、酒ばかり飲んで働かず、外に愛人

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