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今年のフォーラムは24日
これは2年前のフォーラムの内容です。
今月フォーラムが開催されます。
犯罪被害者支援フォーラム2020
メートプラザ 13:30~
「きょうだいを犯罪被害で亡くすということ」
講演を拝聴してきました。
(私がメモとっているところを知る方はわかると思いますが、今回も60分ほどをノート12ページくらいに記述していますが、あらましだけにします。)
佐賀県知事や県警本部長、佐賀市長からのごあいさつから始まる。
4者共同開催で、VOISSの田口理事長がお話の聞き手と最後のごあいさつをされました。
ご自身が中学生の時、事件で小学生のご兄弟をなくされたAさんが経験や思いを語られました。
学校で急な自習になり自分だけ校長先生からの呼び出し。
たくさんの先生がいる部屋で詳細を話してもらえず、校長から事件の速報記事のプリントアウトを渡され、泣いている先生もいる中で、夕方まで長時間の待機を強いられて、家族といつ合流できるかわからない。
その体験をさせられたことで学校がトラウマの場所となった。
家族と対面して連絡する時間をすぐに少しでも設けてほしかった。
父親の目が死んでいる、泳いでいてこちらを見ていない。
このままでは父親も死んでしまうと感じたAさんは、父親に自分の気持ちを伝えることをしなくなり、その場その時から、父親やすべての人に笑顔で平然とふるまうように。
(しかし、その配慮を長期にわたって続けたため、のちに大きく心身に影響することに)
家族やAさんの支援で会社から二名ほど家事やマスコミなどの対応をしてもらえた、父子家庭ということもあり、とても日常のことができる状態ではなかった。どの事件事故であっても家族はそうなると思う。
事件後、報道機関が集まるメディアスクラムで外出も控えていたAさんを、学校の友人たちが以前と同じように遊びに誘ってくれて、それがとても救われる思いだった。
高校でご自身に心身の不調が起きた時に、兄弟の相談事にもっと対応して大人に伝えておけば、兄弟は死なずに済んだ、との思いがずっと沸いていた。そして終わりがない自責・自問自答。
のちの高校の時の先輩に事件のことを話すように促されて、話しているときに、「その時Aさんはどう思ったの?」と当時の感情を聞かれて、まったく思い出せずに、答えられず泣いてしまったこと。しかしその時に始めて人前で自分の状態、苦しいということを話せた。
中学高校と友人に支えられて、この場で話すこともできるようになった。
被害者は、これ以上ないくらい傷ついている。病院やカウンセリング等でこちらだけ自分のことを話し続け、相手は相づちだけ、というのも大変に苦痛だった。
カウンセリングなどで父親も同席していたので、そこで初めて、自分の状態を話しても父親が大丈夫だったと思えるようになった。
傷つけまいとして触れずにいるよりも、話しかけたり、聞く姿勢を見せてほしい。連絡先を渡すなどでもいいので聞こうとしてほしい。
子どもに事件を伝える伝え方で、先生が伝えるよりもそういったことに慣れている警察の方が話すのがよい。家族と早めに合流させて、連絡をつけたり今後のスケジュールも示してほしい。
わからないまま過ごす時間を最短にしてほしい。
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