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世界は経営でできている

どちらかと言えばエッセイに近いのではないかと思うが、世の中にある「あるある」をバッサリと「経営」という言葉で表現している書。
「言葉で表現している」と書いているのは誤りではなくて、そう感じたから。
あくまで経営の観点から書かれたものではないと思う。

さて、そんな本書だが、ちょっと知的でシニカルなユーモアに溢れているので好きな人にはたまらない一冊だ。
どの章もどこか心当たりがありそうで耳が痛くなるようなものばかりだ。
あるあるを痛快に切っていくので読後には爽快感もある。
個人的には今年のここまで(2024年4月末まで)でベストの本と認定した。

経営とは価値創造であり、奪い合いから共創こそが繁栄への道。
バランスが崩れ、本来の目的を忘れた者は滅びる。

誰もが人生の経営者。
メタ認知しつつも、楽しく朗らかに生きていくことが最高の人生なのかも知れない。

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