日本人が英語ができない本当の理由。。。その2
前回、日本人が解説する英文法の解説は、ネイティブ感覚に踏み込めていないと書きました。
では、あの膨大な日本の学校教育の英文法は何なのか?
あれは、例えると「昆虫の解剖図」、つまり「英文法の標本」みたいなものです。
全然生き生きとしてません。。。💧
とりあえず、日本人が単語を並べて、英語という形を短期間で作れるようにするために、英語らしい体裁を真似できるように一生懸命に外面を整えているのです。
けれど、残念ながら「英語の心臓部」が入っていません。日本人にゴッソリと抜けている英語の心臓部とは、、、
それは、、、
何かというと、、、
ズバリ「品詞の概念」です!
英語がどれだけ日本語と違う言語か!! 英単語は実は機能語なんです。その機能性を無視して、単語の意味をつないで日本語脳の上に、ペタペタと英単語を貼り付けているのが「ジャパニーズ・イングリッシュ」です。
もっと根本からグイッとメスを入れて、大々的に英語の受け皿を頭に先に作って英語を積み上げないから、日本人の英語はネイティブスピーカーの様にならないのです。
ニューヨークに30年住んでいても、あちらで日本人が結婚して子供を育て、子供が英語のネイティブスピーカーになっても、日本人親はやはり日本語脳を抜けられずに「もうこれくらいのサバイバル英語がこなせたらいいや」という見えないガラスの天井があるかの如く、限られた中での英語表現止まりとなっています。
言ってみたら、彼らは「移民」になりますが、移民の英語ってそういうものなんですね。
最近は、英語学習には品詞の概念は大事だ!と発信する人を、ちらほらと見かけるようになってきました。
間違いなく、それは日本人英語を脱却させる為のファーストステップ、鉄板、鉄軸となります!「名詞、動詞、形容詞、副詞」と、この4つの概念で英語を捉えていくと英語の全体像が見えていきます。
私自身の英語の大ブレークスルーは、この品詞の概念を意識し始め、それと同時に英文に触れるたびに「ある事」をするようになりました。そして、段々と霧が晴れたように、英語の正体が立ち上がってきました。
次回、どういう風に品詞を意識して、どう英文との接し方を変えていけばいいのか、について書いていきます。