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出来なくて当然だったんだ

こんにちは、イシカワケイタです。

サッカーをしている子どもたちを応援するサッカーママ・パパの皆さん、
私も、もれなくその一人です。

試合や練習を見ていると、
「もっとこうすればいいのに」「なぜそこにパスを出すんだろう?」と、
子どものプレーにモヤモヤしたことがある方って、
多い気がしています。
もちろん、私もそんな風に思ってしまうことがあり日々反省。

そして、
そのモヤモヤをつい帰りの車の中や食事中、お風呂の時間に指摘してしまったり、アドバイスしてしまったりすることもあると思います。
そして、その後冷静になって「やりすぎたかも」と反省する……
そんな繰り返し(笑)


ふと、最近のJリーグの試合を観戦している時に気づいたのですが、

Jリーガーに対しても、
「もっとこうすればいいのに」「なぜそこにパスを出すんだ?」
「シュート打て!」「もっと激しくプレスに行け!」と、
思っている私。

もちろん、
応援し、尊敬しながらも、観戦しているのですが、
モヤモヤしたり、プレーにイラっとしたりしてしまう。

ということは、
子どもに対してそう感じるのは当然かも、だって
プロ選手にもそう感じてしまのですから。

ただ、逆に考えると、
正確にミスなく完璧な判断をするプレーなんて、
そもそもありえないのではないでしょうか。

いや、ありえなくはない。

ありえるとするならば、
私たち(親・大人)が思い描いているプレーをすべて実行する選手なんていないということ。

その思い描いているプレーと違う選択をしたときにモヤモヤが生まれる。
で、子どもに伝えてしまう。しかも素人の戯言を。
でも子どもは親を信じているから、まっすぐに聞いてくれる。

おそらく、それは、
その子どものプレーではなく、その親のプレーを実行しているだけになってしまう可能性もある。
きっとすべての親は、子どもの成長を心から願っているのに、
そのことで成長にブレーキがかかってしまうことだってある。


だからこそ、きっと
私たち親であるサッカーママさんパパさんとしての、
考え方や捉え方、見方、スタンスを大きく変える必要がある気もします。

「こうしてほしい」と願うのではなく、
ただまっすぐに子どもを応援する。

子どもが安心して、心を落ち着かせてサッカーに取り組めるようサポートすることにフォーカスできれば、モヤモヤも少しずつ薄まっていくはず。

私たちが勝手に描いた理想のプレーを、子どもがしないのは当然のこと。
それは、こちら側だけの視点。

子どもの一番の味方であり、応援団長でいること。

それが、私たち自身のネガティブな感情を減らし、
フットボールのある日常をもっと素敵なものにしてくれると感じたお話でした。

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