![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44371539/rectangle_large_type_2_8e63d4fa1ad2f894c86452f8786c4f35.png?width=1200)
A子の言葉と子育て反面教師ポイントの話。
中学生になっても【標準】から外れた体型の私。
運動するのは苦手だったけど絵を描くのは好きだったので、部活は迷いなく美術部を選択。
ただ唯一!体を動かさざるを得ない状況が。
それは通学路。
中学校まで、片道およそ3kmくらい
部活がないときにはその道のりを歩かなければいけない。
そんなこんなで特別に痩せることもなければ、特別太りすぎることもない。
でも結局、固太り体型で見映えが悪い。
この頃は中々入る服がない(と思い込んでいた)時期だったため、
洋服の試着をするのが嫌だったし、可愛い服はどうせサイズがないしと、なるべく洋服売場には行かないようにしていました。
たまたま母親と出かけたときに入った洋服店で
母から「あんたたまには服買いなさいよ」と言われ、
【だって入る服がないし。。(心の声)】
と思いながら、物色していると、珍しく気になる服が。。。
ウールタッチの柔らかい生地の黒のパンツ
ワッフル生地の黒のプルオーバー
青いチェック柄のウールタッチのシャツ
こちらをお買い上げ!!
選んだ一番の理由は!!
太った体を隠せる(気がする!)から!
この3つのアイテムがお出かけをするときの、
私の主戦力に☆
(今考えるとなぜ、このアイテムたちがワードローブの主戦力だったのか、謎すぎるくらい謎の顔ぶれ)
この頃はまだ毎週末いとこ一家に混ざって外出することがまだ当たり前の日常となっていました。
午前中いとこ一家が車で我が家に迎えに来るカタチ。
とある休日、いつものように我が家にお迎えの車が。
車の後部座席に乗ったA子が私を見てニヤニヤ
B子に耳打ちして、二人でニヤニヤ。。。
さすがに感じが悪いので、「何!?」と聞くと
「えー、だってよつば、いつも同じ服着てるじゃん。今回も来るときB子と話してたんよ~。
今日も絶対あの服でくるよね~って(笑)
当たったし(笑)」
とA子。
B子はそれを聞きながらニヤニヤ。
はい、もちろん着ていました
ウールタッチの柔らかい生地の黒のパンツ
ワッフル生地の黒のプルオーバー
青いチェック柄のウールタッチのシャツ
私の当時のベストスタイルをバカにされたこと、と言うより本当のことを指摘されて恥ずかしかったし、
でも、笑われたことがとても惨めで、腹立たしくて、
この日はもう、一緒に出かけたくない!と言ってみたものの、私の味方は誰ひとりいない。
実の母親まで、少し笑いながら、でも、行き渋る私に若干イラつきながら、
「そんなことぐらいで怒らないで行きなさい」
と、行くことを促す始末。
このとき「行かない」という選択肢はどこにもなく。。。
もちろんA子からもB子からも謝罪の言葉もなければ、親がA子たちに注意することもない
言ってみれば、車が走り出した頃には、
バカにされた私が不機嫌な様子が完全に「悪」となっている状態。
ほろりと流れる涙を見られないように
隠すのが当時の私の精一杯の抵抗でした・・・
このときの涙には色んな感情が入り交じっていました
A子B子に対する怒りの気持ちはもちろん、
我が子溺愛の叔母夫婦に対する憤り、
そして、自分の娘がバカにされてもかばってもくれない母親へのがっかり感。
悔しい気持ちや誰からも理解してもらえない、守ってもらえないという孤立感。
まぁ、この話だけが原因であるはずもなく、
普段からつもり積もったものが一気にドーン!と、のしかかってきたのでしょう。
でも、この経験は現在の自分の育児の反面教師となって、栄養分になりました。
私の中で揺るぎないのは
「我が子を全力で守る!」という気持ち。
バカにされようものなら、相手が誰であろうと必ず倍返し!!
それも子どもにわかるように目の前でしっかり反撃します
でも逆に、我が子がA子のように人の容姿や身に付けているものなどをバカにしたり笑ったりしようものなら叱り飛ばします。
もちろん、理由を伝え、自分がもしバカにされたりしたらどんな気持ちになるか、考えさせます
まだ幼いからわからないということはない
子どもの自尊心を傷つけず、自己肯定感を高めながら他者に対する礼儀や思いやり、気遣いを覚えさせることは不可能ではないことは、
自分自身の人体実験的な経験から身に染みているし幼少期の【育てられ方】は、大人になっても多大に影響しているということを
沢山目の当たりにしてきました
ただ、いくら傷ついた経験を参考にしても
間違いを犯したり、失敗することだってある。
でもその度に、反省してやり直せばいい。
開き直りや他人のせいにすることが一番危険。
そして、私の信条が
良い種も悪い種も蒔いたら蒔いた人間が必ず刈り取ることになる
ということ。
この先、A子が刈り取ることになった種のお話も更新していきます