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【留学】観光/ホテル/ホスピタリティマネジメント系学部 米国大学一覧

注:こちらは個人的情報によるリストの為、実際の情報は違うことがあるかと思いますが、あ、こんな学校もあるんだー!という形で参照程度にご覧いただければ嬉しいです💡

観光・ホスピタリティ系の海外大学/大学院はまだまだ情報が少ないため、10年前に私がいざ留学したい!と思ったときにホントに行き先のオプションが絞れなかったこともあり、すこしでもこれからの皆様の役に立ったらと思い下記にまとめてみました。

今回はアメリカ編。
アジアパシフィック、アメリカ、ヨーロッパでまとめられたらいいかな?などと思ってます。例えば、ホントにまるっとしたくくりにはなりますが、よく対比されるのはヨーロッパとアメリカの大学のカラーの違い。

ヨーロッパはどちらかというと日本のおもてなし文化に近く、プロフェッショナルを育てる、という意識だったり、ながーーく歴史のある文化や文化遺産とどのように共存していくか、そしてサスティナビリティにもとても強くあるイメージです。

反してアメリカは、観光・ホスピタリティ産業を投資先と考え、経営者として発展させていけるようになるための基礎としてファイナンスや統計など、マネジメントを育てる視点での教育。観光に関してもIR(カジノ)やDMOも観光・ホスピタリティ産業を一つのツールとしてどのように経済を発展させていくか、という視点を強く感じます。

また、オーストラリアやアジアにも実務的なプロフェッショナルを育てる大学が多かったり、香港にはリサーチに力を入れた大学も。また、アジアならではの文化を学べるのはアジアパシフィックの特権でもあるのかなとも思います。

勿論、学費や生活費の面を見ても違いがかなりあるので、是非様々な視点から比べてみてくださいね☺

それでは、アメリカ編いってみましょう♪

どんな大学?何を学ぶのか?
リサーチする前に知っておくこと

どの学位を目指すのか?

アメリカの大学を選ぶ際に、学士(Undegraded)、修士課程(Master)、そして博士課程(Doctor/Phd)のどこに入るのか、という違い。ここは一番最初に皆さん考えることでしょう。
大学へ入学する際には高校時代から留学を考える必要があるため、日本から私のnoteを読んでくださってる方の多くの方は大学院を考えるパターンが多いのかなと思います。私のようにもう一回学士やり直してみたい!など思っても観光学部の学士を持ってると入学自体が出来なかったり、修士を受けるには実務経験が無いとダメだったりと色んなパターンがあるのですが、是非そちらも含めて自分の学びたいものが学べる場所を選ぶ際に下記の内容を参考にしてみてください。

実務(プロを目指す方法)を学ぶのか?
それとも研究職(博士課程)を目指すのか?
または両方選択肢に持っておく?

実務的な学びをする(運営のプロ/GMやDMOのプロ、イベントプランナー等)を輩出する目標のある大学と、リサーチ(研究)にも力を入れており、将来博士課程に進む学生を輩出することも同時に行っている大学、そしてその双方を行える大学があります。
学士号、修士号、博士号と進める大学もあれば、学士と博士だけの大学、学士と修士だけの大学、そして中には修士が1年のところもあれば2年のところもあったり。なので、どの大学を受けるのか、のリサーチは実はかなり細かくする必要があるのです。(勿論、ずっと同じ大学に居る必要はなく違う大学に移ることも普通です。私はフロリダの大学で修士、ペンシルバニアの大学で博士をしています)

学部が幅広いってホント?

日本だと「観光」「ホスピタリティ」という言葉を多く耳にすると思いますが、アメリカはかなりバラエティに富んでいます。
ホスピタリティ・ツーリズムマネジメントとして、ホスピタリティの名のもとにホテル、観光、レストラン、イベント、テーマパークなど幅広い学問を教えている大学もあれば、ツーリズムマネジメントに特化している所や、逆にホテル関連の学問と観光の学問がわかれている大学、経営学部の下でアセットマネジメントなどをベースに不動産的視点を持っている学部など、実はウェブサイトでどんな授業を提供しているのかを見るまで実態が分からないパターンもあります。

私もまだまだ把握できていないため、ホントに名前を聞いたことある、という大学をつらつらとしていくことになりますので、そこはご容赦ください!
もし興味がある大学さんがあれば、私の周りにも多くつながりがあるのでご相談させて戴くことは可能ですので、是非お声かけくださいね。

大学リスト(学士/修士/博士) 2023年9月個人情報での作成

こちらのリストですが、個人的に知っている大学さんにはコメントをつける形になっているため下記にそれ以外の大学さんがありますが、どこが上、どこが下ということはありません。リスト下記にも有名で良いといわれる大学さんも多いので、是非ご覧になってみてくださいね。

コーネル大学 Cornell University (Ithaca, NY)
言わずと知れた個人的な憧れの大学で初っ端にすみません(笑)
夏学期に世界の実務家の方が集まって行うサマーセッションなどを社会人時代に夢見ていました。因みに日本のホテル業界の方、エコラボさんが奨学金を出しているプログラムがあり、こちらにリンクはっておきますので宜しければ…!私は参加できなかったのですが、ホントにいきたかった…(笑)
日本の観光・ホテル・学術界にもコーネル出身の方は多く、人脈もかなり強いです。IVYリーグで全体的なレベルはとんでもなく高いです(笑)内容としては、どちらかというとマネジメントを育てるため、数値管理や不動産としてのホスピタリティマネジメントの視点が強いというイメージを受けています。

ペンシルベニア州立大学 (リンク2種文章内にあり)
The Pennsylvania State University--University Park (University Park, PA)

私の今学んでいる大学では、学士と博士のみを提供しており、修士はオンラインと対面のハイブリッドの実務をしている人が働きながら参加できるプログラム(MSP)を提供しています。大学が古いこともあり、大学の人脈はかなり強いこと、また様々な学部がしっかりとしてる大学の為幅広い学問を学ぶことが可能で、1つの学問の実ならずマイナーをとってる学士号の学生も多いイメージ。博士課程はリサーチに強い大学の内の一つです。ただ、一点気を付けるべきなのがHospitality ManagementTourismが全く違う学科としてそれぞれあり、別個の学部となっていること(笑)リンク分けておいたので、お気をつけてご確認ください(笑)

セントラルフロリダ大学    University of Central Florida (Orlando, FL)
こちらは私が修士に居た大学です。何より強いのは、ディズニー、ユニバーサル、そして全米最大級のコンベンションセンターを近くに持ち、ホテルが立ち並ぶという観光拠点で学べる事。そしてイベント、テーマパークなど幅広い学問を教えていることが魅力です。詳しくはこちらの記事もありますので是非ご覧ください☺

ネバダ大学 Nevada University (Las Vegas, NV)
ラスベガスにあるキャンパスは広大で、大学キャンパス内にもスロットマシーンがあることに衝撃を覚えた来訪時(笑)こちらはカジノ学を含めたホテルマネジメントの最高峰です。勿論、観光・ホテルともに強い大学ですが、どちらかというと実務寄りの学問を教えています。

パードゥ大学   Purdue University--Main Campus (West Lafayette, IN)
Tourismでもhospitalityでも、特にリサーチで有名な大学です。カリキュラムもそうですが、リサーチをしたいなら特におすすめされることが多く、教授の皆さんの出身大学としてもお名前よく聞くことがあります。アジア系の留学生が多く、特に中国・韓国からの学生さんが多いため、アメリカに留学来たのに留学生だらけでびっくりしたという小話を聞いたことも(笑)

テキサスA&M大学 Texas A&M University (College Station, TX)
昨今、米国観光・ホスピタリティの学生の中で噂でもちきりなのがこちら(笑)もともとツーリズムを教えている大学としてはかなり良い大学とされていたところに、とんでもない費用をかけてすごい規模のHospitality学部が新設されました。なので、ツーリズムのみならずホスピタリティマネジメントもしっかりとした学校になると想定されます。

マサチューセッツ大学アマースト校
University of Massachusetts--Amherst (Amherst, MA)

しっかりとした基盤のある大学として、大学ランキングでも上位に入る大学。そちらにあるこのホスピタリティマネジメントの学生さんたちは少数精鋭というイメージが強いです。特に研究機関としても強いため、大学としてもリサーチコンファレンスなどでは多く名前を拝見します。

デラウェア大学 University of Delaware (Newark, DE)
私の日本人の友人も修士を卒業したこちらの大学。こちらはビジネス系学部の中にあるホスピタリティ経営学部となり、マリオットとの提携も強く伺った大学です。由緒正しい大学の中でのびのびと学ぶことが出来るとともに、何より衝撃を受けたのは友人が修士時に対応戴いたというスカラシップ。勿論本人のポテンシャル、学問レベルや業界経験なども関係するかと思いますが、修士で学費や保険を控除してもらえたり、TAとして給与を貰える仕組みのある大学はかなり少ないと思うので、素晴らしいなと感じた大学さんです。

ニューヨーク大学  New York University(New York, NY)
日本人の方も多く卒業されていたり、私の周りでも特に卒業生が多いのがこちらニューヨーク大学にあるホスピタリティマネジメント学部。こちらは数値のプロフェッショナルなど、経営視点を養うために学ばれている学生さんが多く思います。こちらから博士課程に来る方や、業界で先陣を切っている方も多く、経営視点の実務にもかなり強く感じます。

テンプル大学 Temple University (Philadelphia, PA)
テンプル大学もパードゥと同様ツーリズムの強い大学として名前を聞く大学でもあり、またリサーチも強い大学として名前をよく伺います。フィラデルフィアから公共交通機関で移動することもでき、様々な都市へのアクセスも可能。また、DMO関連で学ぶときなどでは特に最初におすすめとしてお名前がでてくることも。

サウスカロライナ大学 University of South Carolina (Columbia, SC)
とても気候が良く、穏やかで美しいキャンパスで学ぶことが出来るサウスカロライナ大学では、今急成長の学部として認識されており、スポーツマネジメントなども同様の学部にあります。またまだハードルがとんでもなく高いというわけではなく、初めての留学先や学びやすい大学としても名前があがっています。因みに学生さんはとても陽気な方が多く、おおらかな学校カラーが見られます(笑)

ヒューストン大学   University of Huston (Huston, TX)
コンラッドヒルトンの冠のつくここのホスピタリティマネジメント学部では、ヒルトン系列と強い提携を持つ大学であり、修士までは実務を中心とした大学、そして博士ではがっつりリサーチを学ぶ大学として有名です。また、私の大学にもこちらの卒業生はかなり多く、総じてかなりハイレベルな学びを得られる場所という認識があります。ただ、一点、こちらは名前の通りホスピタリティマネジメントが主となっており、修士以上になるとホテル経営に主に研究したい方がおすすめです。因みに日本からのアクセスはぴか一です。

以下、友人の居る大学だったりカンファレンスで良く会う皆様の大学を簡単に…!詳しい情報が入り次第是非追記していきたいです。

バージニアテック Virginia Tech (Blacksburg, VA)

フロリダ州立大学 Florida State University (Tallahassee, FL)

ミシガン州立大学 Michigan State University (East Lansing, MI)

フロリダ国際大学 Florida International University (Miami, FL)

ボストン大学 Boston University (Boston, MA)


如何だったでしょうか。是非ここの大学がお勧め!などあれば是非教えて戴ければ追記していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。少しでも参考になれば幸いです。


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