「mevie」×「野菜販売」の未来。
<記事・編集:フジナミアツシ>
野菜直売所が備わったスーパーを、
当たり前のように見かけるようになったのは、
いつからだろう。
私の地元のスーパーにも、
入り口付近に野菜直売所が設営されていて
いつも仕事終わりに立ち寄ると、
ほとんどの野菜が完売している盛況振り。
陳列棚には大抵、
「私が作った野菜です。」のような
なんとも言えない一言メッセージと一緒に、
生産者さんの顔写真と名前が掲げられている。
確かに顔写真があるのは安心感があるけど、
「(ふ~ん。この人がこの野菜をねえ…)」といった
リアクションしか持ち得ないのは、私だけだろうか。
否!
きっと多くの人が同じ感情を抱いているはず(笑)!
というのも、あまりにも情報量が少なすぎるし、
無表情な顔写真も多いから、感情の動きようがないのです。
(農家の皆さん、辛辣な意見でごめんなさい…。でもこれが率直な感想)
顔写真とかではなく、動画だったらどうだろう?
農家さんの人柄や野菜栽培にかけた思いがもっと消費者に伝わるんじゃないか。
商品バーコードに携帯をかざすと動画が流れる、みたいな。
そんなことを考えながらネットサーフィンしていたら
「mevie(ミービー)」というサイトに辿り着きました。
どうやら撮影した動画を、無料でQRコード化できるサービスとのこと。
(出展:mevie サイトより)
野菜が入った袋にこのQRコードを付けたら、一体どんな未来が訪れるだろう。こんな世界観かも…
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私:(今日買ったアスパラ、めっちゃ美味しかったな。誰が作ったんだろ…)
ササッと、QRコードを読み取る。
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農家さん(50代夫婦)の動画が流れ出す。
女性(妻):
「こんにちはー!私たちが精魂込めて作ったアスパラガス、いかがでしたか? 美味しかったでしょう~(ニッコリ笑顔)。この畑で夫と育てたんですよ~。…………。ほらっ、あなたも何か言って(笑)!」
男性(夫):
「こ、こ、こんにちは! こういうのは慣れてないので緊張しますね(笑)。私たちの畑では他の野菜も育てていまして、6月の頭には枝豆とトマトを出荷する予定です。ぜひ、こちらの野菜も食べてみてくださいね!」
動画終了
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私:(めっちゃ、良い夫婦やん。ってか、このアスパラのレベルだったら、枝豆もトマトもきっと美味しいんだろうな。6月になったら買ってみよ)
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ってな感じで、
「固定ファンが続々と誕生」⇒「売上アップ」⇒「事業拡大(新しい野菜の栽培)」⇒「新規ファンの獲得」の好循環が生れるのではないだろうか。
良い音楽を街中で聞いたら、
誰が作っているんだろうと気になってググるのと同じように、
美味しい野菜を食べたら、
誰が作っているんだろうと気になってググる。そしてファンになる。
そんな未来が間もなく訪れるはず。
というか訪れてほしい!との思いを込めて、本コラムを書いてみました。
それでは、また。
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