18年ぶりの家族写真
わたしたちが、出張撮影「fotowa(フォトワ)」というサービスを、なぜつくり、なぜたくさんの人たちに届けたいと思っているのか。
その原点となるスタッフひとりひとりの家族写真にまつわる想いを紹介する「わたしと家族写真」。
今回は、fotowaのマーケティングを担当しているモモのお話です。
「愛おしい家族との時間」を残したくて
社会人3年目、はじめて実家を出ました。
きっかけは「1人暮らしをしてみたい」というなんとなくの好奇心。
ですが、1人暮らしをきっかけに
「あれ、家族と過ごせる時間ってあと人生でどれくらいあるんだろう」
と考えるように。
家に帰れば「おかえり」と言ってくれる父と母がいて、「遊んで」とせがんでくる愛犬がいて、テレビを観ながら今日あったことを話す、そんな当たり前に家族と過ごしてきた時間はもう当たり前ではなくなってしまうんだなと思うと急に寂しく。
今まで特に何も考えずに家族との時間を過ごしてきましたが、もっともっと大切に過ごしたいと思うようになりました。
私の家族に対する気持ちが変わったからか、
家族も同じように思っていたからかはわかりませんが、
不思議と一緒に暮らしていた頃より、家族と心地良い時間を過ごせることが増えました。
今まで、両親にはたくさん反抗したし、今思うと後悔しかないほどの嫌味も言ってきました。
このまま家族が崩壊してしまうのではと思うくらい、家族と一緒にいるのがつらい時期もありました。
だから、家族と今こうして心地良い時間を過ごせることがうれしくて、
「ああ、愛おしいこの瞬間を残したい」
そう思い、ある日「家族写真を撮らない?」と誘いました。
「え、なんで?」と言われると思ったのですが、
答えはまさかのふたつ返事で「いいね、撮ろう」。
fotowaでフォトグラファーさんを探して、
写真は自宅とちょうど見頃を迎えた近所の公園の桜の前で撮ることに。
撮影がはじまった頃はぎこちなかった家族でしたが、
気付けばいつもの表情になっていました。
母はうれしそうに「家族写真なんていつぶりだろうね」と何度も言っていました。
今でもその姿は忘れられません。
できあがった写真に映っていたのは、
いつもの見慣れた場所に、いつもの家族。
ですが、写真を見ていると、
何気ない会話をしている様子やふざけ合っている姿、
“いつもの家族の一瞬一瞬”がなんだかとても愛おしく感じ、
気付けば、
「いいじゃん、うちの家族」
と思っている自分がいました。
生まれ育った場所で、家族が楽しそうに笑っている。
ただそれだけですが、私にとってはうれしかったんです。
そして、何度も写真を見返しては微笑んでいる両親の姿を見るに、両親も私と同じ気持ちだったのではないかなと思います。
数年経った今でも、写真を見返すたびに
あの日の幸せな時間が昨日のことのように蘇り、
家族が自分のすぐ側で寄り添ってくれているように感じて、
私の心の支えになっています。
あの日の幸せな時間を写真に
家族を見つめる優しい眼差し、話しながら笑う姿、
自然に出た表情だからこそ、写真からその人を感じ、
愛おしく思えるのだと私は思います。
そして、そういう姿って中々自分達では撮ることができないもの。
フォトグラファーという第三者だからこそ撮れる姿なのだと思います。
私から見た家族、家族から見た私、
誰かがカメラマンになって撮った写真も好きですが、
「一緒に写っている」というのもまた
「その場所に一緒にいたよ」という証のようで、
家族の絆を残すことができたように感じました。
なんでもないけど、
何度も思い出したい
“家族とのいつもの日々”
「家族写真、撮らない?」
あなたも誘ってみませんか。
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何度でも見返したくなる写真を、
あなたに、子どもに、家族に。「fotowa」