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元カメラ修理者が語る#2 梅雨時期のカビ対策

みなさんこんにちは。fotomotiの中の人 『HIRO』です。

前回は梅雨時期の雨対策について投稿しましたが、いかがでしたか?まだ読んでない方はこちらをチェック!!

元カメラ修理者が語るワンポイントアドバイス① 梅雨の時期はご用心!

梅雨時期はどうしても屋外撮影は億劫になりがち。。という方は、室内での撮影にチャレンジしてみませんか?新しい発見があるかもしれませんよ。

室内撮影のフォトレシピをまとめてみました

室内撮影

ところで皆さん、実は梅雨時期に注意が必要なのは、『雨に濡れること』だけではありません。

梅雨時は湿度が高いので『湿気』にも注意が必要です。ジメジメじとじとと人間にとっても不快な状態ですが、それはあなたの愛機たちにとっても同じ。

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適切な対応をしないとあなたのカメラのレンズにもカビが発生してしまいます。今回は『梅雨時期のカビ対策』についてワンポイントアドバイス!!

カビの発生するプロセス・条件を理解しよう!

誰でも梅雨時期に室内に出しっぱなしにしていたパンやご飯がカビてしまった経験はあるはず。

カビが発生するプロセスを簡単にご説明すると…

①空気中には少なからずカビの胞子が浮遊しており、この胞子がレンズの表面に付着します。
②レンズ表面の細かなホコリやごみを栄養として、空気中の水分と合わさって成長していきます。
③温度が20℃~30℃前後、湿度70%以上で危険信号。カビにとって過ごしやすい環境になるので、大量に増殖を開始するのです。

大量に増殖すると、あなたのレンズがどうなってしまうのか。。。前回も紹介しましたが、カビが生えたレンズの画像はこちら↓


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レンズにカビが発生すると、カビの程度にもよりますが、撮影した写真にも影響が出てしまいます

カビが発生している部分は、外からの光が正常にカメラの撮像素子まで届かない為、こちらの写真のように、もやがかかった白っぽい写真写りになってしまいます。

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せっかくの写真もこれじゃ台無しです…

では、カビを発生させないためにはどうしたらよいか?
3つの鉄則を守っていれば、カビの発生を防止することができます。

カメラ・レンズをかびさせない「3つの鉄則」

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-鉄則① しっかり乾燥させる

屋外での撮影時、特に雨に濡れた場合や水がかかった場合には、しっかりと水分をふき取り、十分に乾燥させましょう。こちらについては前回の記事を参照して下さい。

-鉄則② 保管場所に注意する

カビが発生しやすい場所を思い浮かべてください。浴室、洗濯機、クローゼット・押し入れの中、エアコン内、畳の裏、窓のサッシ。。。

実はカビが生えやすい場所には特徴があります。
「水回りなど湿度が高い」、「密閉されている空間」、「普段の掃除で手が届きにくい場所」に発生します。

先ほど思い浮かべたカビが生えやすい場所の中に、カメラやレンズを保管する可能性があるところがありますよね?

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そう、クローゼット・押し入れの中です。こういった場所にカメラを保管するのは避け、少しでも風通しの良い場所に保管するのがいいですね。

ベストなのは防湿庫。いろいろなメーカーさんから販売されていますので、カメラやレンズをたくさんお持ちの方は、「カメラ 防湿庫」で検索してみてください。

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この中にカメラがレンズが並んでるとカッコイイです。。。

-鉄則③ 空気を滞留させない

カビは密閉されている空間で、空気が滞留していると繁殖しやすい特徴があります。あなたがお持ちの交換レンズ、しばらく使わないからと、ずっと保管しっぱなしになっていませんか?

レンズは完全密閉されていませんので、引き出しにしまったままのレンズ内の空気は滞留しがち。少なくとも月に1回程度は出してあげて、カメラに取り付けて動かしてみましょう。ズームレンズの場合にはズーミングさせると、レンズ内部のガラス群が良く動きますので、空気を循環させやすいですよ。

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3つの鉄則をしっかり守りましょう。

私はこれまでたくさん修理をしてきましたが、カビが発生したレンズの修理は本当に悲しいです。全体が白っぽく汚れ、かび独特の臭いを放ち、写真もきちんと撮れない。。

程度がひどいと修理料金が10万円を超えるものも!!

カビは虫歯と同じで、ほっといて悪くなることはあっても、よくなることは決してありません!見て見ぬふりをしないでくださいね。

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カビを発見してしまったら、すぐにメーカーのサポートに連絡しましょう。カビは専用の薬剤を使用して除去したり、程度がひどい場合には部品交換が必要です。素人判断で清掃したり、分解することは絶対にやめましょう。(余計修理料金がかかってしまいます。。。)

それでは本日のまとめです。

■今日のまとめ

カビの発生するプロセス・条件を理解しよう!
カメラ・レンズをかびさせない「3つの鉄則」を守ろう!
カビに気づいたら速やかにメーカーサポートに連絡を!

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<元カメラ修理担当が語るワンポイトアドバイス・バックナンバー>

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