終わってる
夜風呂に入る、ができなくなってしまった。終わってる。歯を磨いて化粧だけ落として寝て、4時に起きて朝風呂。駄目なルーティーン。最悪。もう治らないのだろうか。少し良い化粧水を買った。それを風呂上がりに塗って眠りたい、ちゃんと夜風呂に入れるようにがんばろうとか思ったのに。
もうすぐ戦争が始まるで、そう教えてくれた人はひとりで死にたくないと言った。わたしと同じだ。わたしも、と言った。あれから何も話していない。そして戦争は始まった。
眠るわたしにそっと布団をかけてくれた人。あなたも寝ますか?と聞くと、僕はもう少ししたら寝ます。と、部屋の隅に立っていた。わたしが眠るを見届けるように。
優しい夢だったのに、目が覚めると胸がギュッと痛くなって涙が溢れ出した。久しぶりに声が出るほど泣いた。
楽しいこともあったのに、その影は濃い。