冗談
アッパー系のジョークがまったく言えない。たとえば「こんな美人つかまえて〜」とか「私に頼んだら高(たこ)つくで」とか。いかにも大阪の女のような、自分を下げない、こんなに楽なことがどうしてもできない。いつもどうしても自分を卑下するような「まあ貧乳ですからね」とか「ブスだけは治らんすわ〜」といった方向に流れてしまう。
私はお父さん・お母さんのプレシャスワン、といった思想が今どきの世代には植えつけられているような気がする。りゅうちぇるのせいだろうか。ヒロシやいとうあさこが流行った私たち世代にはどうしても下げてなんぼ、のような風潮が今もなお残っている感。
しかし同世代でもアッパー系のジョークを使いこなしている人も多くいるわけで、どこで曲がったらよかったんだろうと首を傾げながら曲がりくねった道を進むばかりなのである。