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人生の扉#02 若い頃の仕事における姿勢ーお手本は身近なところにー

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【連載「人生の扉」について】
FOSC代表理事の小山さんに、どのような会社人生を歩んできたか、そしてそれを支えてきたものは何かを「人生の扉」というシリーズで語っていただきました。
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諸先輩の優れたところを追いつき追い越せ、なんでも盗む!

議事録の書き方を例にとっても、書き方フォーム・記載内容(日時、場所、出席者は当たり前、マスタースケジュール管理、決定事項、課題解決、問題点、追加費用の承認そして次回までの宿題等を常にわかりやすくまとめる)、そして会議の進行に合わせてその場で記録し、会議終了後にその場で出席者全員の確認サインをもらう。さらにそのフォームに自分のオリジナリティを付加することで、お手本となった先輩のノウハウを超えることができるのです。

入社後スキー部に入り、生まれて初めてスキーを経験しました。2年目の冬にバッジテストの2級を受験し、合格はしたものの、テスト中に右足内側側副靭帯断裂損傷、全治3ケ月の大怪我をしました。当然現場へ行って保全業務などできるわけはなく、予定より1年早く工事係へ異動となりました。

異動先デスクの対面にM先輩(後の労働組合委員長)がいました。ある時M先輩から
「小山君、空調の件で知りたいことがあるけど、この条件はどこから導き出されたか知ってる?」
「いえ、知りません」
「僕も知らなので、メーカーに聞いてもよいので調べておいてくれる?」
「はい。(してやられた、とその時は思いましたが、実は私を育成するための手段であったことが後々わかったのです)」

このような自己研鑽や先輩の良き指導の環境下で、仕事の段取りが格段に向上し、さらに創意工夫の知恵の出し方というものを学んでいったと言えます。これはのちに何事もどうしたらできるのかを考える思考の原点になりました。

1978年半導体工場のサイトプラン検討

1978年半導体工場のサイトプラン検討

続く

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