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生まれ変わるなら

もしも生まれ変わることができるとしたら、あなたは何に生まれ変わりたいですか?

私は、できることなら、もう生まれ変わりたいとは思いません。

それでもどうしても何かに生まれ変わらなくてはならないとしたら、私は河原の石になりたいです。

上流から流されて、大きな石が削られて角が丸くなり、やがて小さくなり、砂になって消えていく。

そんな石になりたい。

感情もなく、自然の流れに身を委ねやがて消えていく、そんなものに私はなりたい。


子どものころ、友達と「生まれ変わるなら何になりたい?」という話で盛り上がったことがありました。

幼少期、きれいでかわいいお姫様とか、大富豪のお嬢様、などういう夢見がちな少女でした。

私にもそんな時代があったのでした。

しかし10代のころにはもう、生まれ変わりたいという気持ちはありませんでした。

世の中に絶望していたわけでもないけれど、生まれ変わって再び生物として生きていくのはもう嫌だと思いました。

感情のあるものになりたくない。

ただそういう気持ちでした。

それからは「もしも生まれ変わるなら」という質問には「河原の石」と答えるようになりました。

本音はといえば、「もう生まれ変わるのはまっぴらごめん」です。

今生を生き抜いたら、あとは無になりたいと思います。



では、もしもタイムスリップできるなら?

小学生の頃に戻ってやり直したいですね。

もっと勉強も運動も頑張って、誰かのためじゃなく自分の気持ちに正直な選択をしたらどうなるか、試してみたいですね。

しかしこれは夢物語。 それに試験はもう受けたくないなぁ。笑

結局、やり直すことも生まれ変わることも本気で望んではいないのでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今生を精いっぱい生きたら、この世に未練はありません。

「無」というものがあるとすれば、目指すのはそこでしょうか。

そもそもこんなに長生きしたいとも思っていませんでした。

子どものために生きなくては。 

そんな気持ちで生きてきました。

楽しいこともたくさんありますが、生きていれば辛いこともたくさんあります。

今日も平和で良い一日でありますように。

いつもスキしてくださる皆様のおかげです。

ありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。

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マネキネコ
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