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ルパン三世の魅力

私はベッドの中で動画を見ています。

本当は睡眠にはよくないらしいのですが、今のところ私にはこれが一番安心して眠りへと導入される儀式となっているのです。

海外の1話完結の事件を解決するようなタイプのドラマが好きでしたが、最近あまり見たいドラマがなく困ったなぁと思っていました。

そんなとき見つけたのがルパン三世。

映画ではなく、テレビアニメの方です。

大人になってからテレビで映画を見たことがありますが、長すぎて途中で飽きてしまうのか、あまり楽しめませんでした。

初めてアニメを見た頃に感じたワクワク感がなかったのです。

今回、改めてシーズン1からテレビドラマを見てストーリーの面白さと、キャラクターの魅力に取りつかれました。

特にルパン三世は、理想の男性像ではないかと思うほどです。

なぜアニメのルパン三世がこんなに魅力的なのか、私なりに探ってみることにしました。

◎魅力その1《キャラクターがすばらしい》

★《キャラクターが明確》

まずは、いうまでもなくキャラクターが明確であるということでしょう。

ルパン、次元大介、石川五ェ門。そして忘れてならない、峰不二子。

あ、銭形警部もなくてはならない存在ですね。

それぞれのキャラクターが明確で、ぶれがありません。

ルパンは女好きで、時にそれで失敗もしますが、泥棒としては超一流です。

次元大介は銃の腕にかけては右に出るものがないほどで、どんなときにも信頼できる良き相棒です。

石川五右衛門はザ・侍という古風な男であり、ストイックな居合の達人。

初めて登場したときはルパンを狙う殺し屋でしたが、その後仲間に加わり次元大介と共に、ルパンにとって信頼できる、なくてはならない存在となりました。

峰不二子は本当に不思議な存在です。

シリーズ1では、声も顔も全然違っていました。

今、広く認知されている色気のある峰不二子像は、シリーズ2で初めて登場しました。

なんといっても、美人で色気もありますが、ルパンを手玉に取る悪女ぶりに目が離せません。笑

そして銭形警部。

ルパン逮捕一筋なのに、いつもルパンに翻弄されるちょっとお人好しで憎めないキャラクターです。

全員がストーリーになくてはならない唯一無二の登場人物で、誰が主人公でもおかしくないほど魅力的です。

★《心が広い》

女好きのルパンですが、実は峰不二子にぞっこん。

何度も騙されていいようにあしらわれているのに、誘われれば手を組み、また騙される。

その惚れっぷりは、ときには不二子の言いなりになって、不二子のために泥棒をするほどです。

手を組んでも、最後に美味しいところだけ不二子にさらわれることも数知れず。

それなのに、不二子を恨むこともなく、懲りずにまた手を組む心の広さ。

心が広いのはルパンだけではありません。

次元や五エ門も、「またあの女に騙されてるんじゃないか」と言いながら、「やれやれ」といって呆れるだけで、決して怒ったり、それが元で仲間割れすることもないのです。

ルパンの性格をわかったうえで、しゃーないなぁ、という気持ちで見守っている感じがすごく大人な対応に見えます。

不二子も何度も裏切っているのに、しれっとルパンに助けを求めてきたりするのは、ルパンの優しさを信じているからなのかなと思います。

最後に手に入れたお宝を海に落としたり、苦労が報われないこともあるのに、それを笑い飛ばすおおらかさもいいなぁ。笑

そして五エ門との関係にもルパンの人間の大きさを感じます。

自分を殺しに来た男を「おもしろい」といって、仲間にしてしまうなんてどれだけ懐の広い男なんだと思いました。

私は以前、合気道を嗜んだことがあるのですが、養神館を立ち上げた塩田剛三先生が「合気道で一番強い技は何か」と問われたときに「それは自分を殺しに来た相手と友達になること」とお答えになったと言われています。

まさにそれをごく自然にやってのけたルパンは、アニメのキャラクターですが人としても一流だと思いました。

★《女性にやさしい》

ルパンは美女に弱いですが、女性全体に対してとっても紳士的です。

自分が悪者になっても、女性を守ろうとするようなところもルパンの魅力です。

次元や五エ門も、相手がどれほど悪い女であっても「女こどもは殺さない」といっています。

それが弱点でもあり、ピンチを招くこともありますが、かっこいいなあと思います。

抜けてるところもあるけれど、最終的には頼りになる男なのです。

◎魅力その2《ストーリーが秀逸》

アニメのルパン三世では、舞台が世界各地で繰り広げられます。

世界中の名所を見ながら、世界のお宝を盗むその手法が、(アニメならではありますが)予測できない方法で、毎回楽しめます。

そして彼らの才能に驚きます。

だって世界中で言葉が通じているのですよ!笑

いったい何か国語話せるんだ!? って話です。

しかも世界中にアジトがある!

まさに世界をまたにかける男たちです。

◎魅力その3《プロフェッショナル》

いうまでもなく、頭脳明晰、運動神経抜群で、泥棒としては超一流です。

あるときは一流F1レーサー、銃の扱いにも長けているし、スポーツ万能、語学も堪能(のはず)

手錠をはずすテクニックも、脱獄のテクニックも、銭形警部から逃れるすべもプロフェッショナル。

(アニメですが)よく見ると鍛え抜かれた肉体。

全てにおいて秀でているからこそ一流の大泥棒でいられるのですが、「俺を誰だと思ってるの」というときも全然嫌みじゃないのも魅力です。

◎魅力その4《音楽とファッション》

シーズン1の主題歌は、ただひたすら「ルパン~、ルパン~、ルパン~」と言っているだけでした。

これはこれで味がありましたが。

シーズン2になると、今ではおなじみのメロディに。

そして当時はなぜか歌詞もついていました。

その後また音楽だけになりましたが、出だしからかっこいい曲だなと思います。

終わりの曲はシーズン1の方が好きでした。

映画でもアニメでも、やはり音楽のもたらす影響は大きいと感じます。

音楽には疎い私でも、イメージにぴったりあう音楽がかかるとテンションが上がります。

そしてファッションですが、いつもジャケットにネクタイのルパン、おしゃれですよね。

ちなみにシーズン1のルパンは緑のジャケットでした。

Wikipediaに映像技術の関係だと書いてありましたが、シーズン2からは赤いジャケットになりました。

原作を読んでいないので本当は何色なのだろうかと、ちょっと気になりました。

次元と五エ門も、イメージにぴったりの衣装ですよね。

帽子がなければ次元ではないし、五エ門がスーツだったらやっぱりどこかちぐはぐな印象になってしまいます。

絵のタッチはシーズンや、映画とテレビでも異なりますが、私はシーズン2のタッチがお気に入りです。

◎モンキー・パンチさんに感謝♡

アニメですから、ありえないシチュエーションは山ほどありますが、これほど長い間愛され続けてきたことには理由があるのだと思います。

ルパン三世は2021年にアニメ化50年を迎えたそうです。

まだまだたくさんの魅力が詰まった作品はここでは語りつくせません。

そして、この年齢になって、毎日ルパン三世に楽しませてもらっていることに感謝しかありません。

作者のモンキー・パンチさんは天才だと思いました。

こんなにも魅力的なキャラクターとストーリーを世に生み出してくれてありがとうございます。

そして原作をアニメとして広く世に送り出してくださったテレビ界の方にも感謝します。

アニメになっていなかったら、きっと私がルパン三世に出会うことはなかったと思います。

ルパン三世が実在したら、私は絶対惚れてしまうでしょうね。笑

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

映像や音楽を入れたかったのですが、著作権に抵触しそうなのでやめました。

小説だけでなく、アニメの世界にも名作がたくさんありますね。

何もないところから、わくわくする物語を紡ぎ出す作者の方を凄いなと思うと同時に、嫉妬を感じます。

才能というものを目の前に突き付けられてぐうの音も出ない感覚です。

どうしたらこんな魅力的な世界と生み出せるのでしょうか。

嫉妬しながら、今夜もきっと見てしまうのだろうと思います。

今週は春分の日がありますから、月曜日も少し気持ちが楽です。

私のアルバイトもあと数日で終わりです。

今週も頑張っていきましょう!



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