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「幼女戦記」


物語の主人公が「反共主義者」ということで、

私は「反共カルト」をネタにしていて面白いなと思ってたんだが、
利己的な人間が苦しめられるという寓話性と流行りの冷笑系などの融合としてもフィクションとして楽しめるわけだ。

それが、ネット上の意見などを見ると、
実は作者も読者もネタだと思っていない可能性が私の中で浮上している。
特に読者の方は惨状。痴態を晒している。
ミリオタが恥ずかしい生き物だと知った。

主人公に焦点を当てた場合。

これは想像だが、そのような読者と言うのは利己的な主人公に自分を重ねて這い上がっていくように読んでいるのだろうか?
それとも人物描写は見事なまでにステレオタイプなのでそれを叩いてスカッとするような楽しみ方をしているのだろうか? 

私は主人公のドタバタコメディであり利己的な主人公が人生を省みて人として成長するか、成長しなければ永遠に状況に流されていく救いのない物語だと、
そんな感じで読むものだと思うが。(読み方は自由だが)

どうなんだ、カルロ・ゼン?


基本的に物語の作り方として逆境に耐えて障害を乗り越えながら成功を目指すというお決まりのパターンにも嵌っていると思うので、
読者が釣られるという事も分かるぞ。

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