![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142906882/rectangle_large_type_2_ade0624b5551ae5a10608ef3150b4e4f.png?width=1200)
コミュニケーションお化け①(仮)
『コミュニケーションお化け』を褒めてもらったので調子に乗ってこの事について書いてみます。
私の友達は地元の幼なじみが多い。
保育園(当時はまだ保育所)から一緒に過ごしてきたからカレコレ50年。半世紀。
それぞれが結婚して子供を育てて散り散りになってしばらく会わない数年があっても、集まれば直ぐに子供の頃に戻る。
毎回同じ話になってもそれはそれで毎回面白い。いちばん面白いのは「あだ名」の話。
今だったら「それ、いじめだろ」って言われること間違い無しのあだ名でも、呼ばれる方もフツーに「なに?」って振り返る。
先生もあだ名で呼ぶ。
中学3年の時の担任は体育教師だったが、、教室で皆がいる時(多分、学級会)に急に私に「シマオ!」と言った。
みんな「誰?」と見回していて、でもどう見ても私を見ている。
私も「え?私?なんで、シマオなん?」って言うと先生は「俺の知り合いで○○(私の苗字)シマオってのがいるから」
「知らんがな!」
「今日からお前シマオな!」って(笑)
いや、良いけど。
残念ながら誰1人シマオと呼ぶことなく卒業してしまったが𝗐𝗐𝗐
高校の時も公民の授業の時に担当の卵型の体型をしている、ベルトの意味が皆無の男性教師が「次は、、、ナンバ!」と。
これまた私を見ている。私のクラスには『ナンバ』はいない。
ザワつく同級生。先生はもう一度「おい、ナンバ!」と言った。これはもう確実に私に言っている。仕方あるまい。ナンバになってやろう、と「はい」と立ち上がった。
同級生全員の「ナンバ?お前ナンバ?え?違うよね?」というドヨメキを受けながら先生の質問に対し「わかりません。」と言い静かに座る。
もう、面白くてしょうがない。
休み時間に「なんで?間違ってるじゃん!違いますって言わないの〜(笑)」と友達がウケていた。
きっと先生は、隣のクラスの座席表を覚えていて間違えたんだな、と推測してみた。似てる子がいて間違えたということでは無い。
だって、隣のクラスの『ナンバ』は背が高い男子の難波くん。
ゴン太くんに似てると言われるような私とは似ても似つかない。てか私、女子だし。
ていうことで、ここまでの間でどういうところが『コミュニケーションお化け』の素質なのかというと。
瞬時に【面白い】と思えるかどうか。
ここがポイント!全てがネタだから。
「シマオ」って名前から想像を膨らませ「島雄?島男?縞夫?!」とか、年齢は幾つくらいなのか、容姿は?性格は?と勝手に作り上げていく。本屋の店主だって事は先生が言ってたけど、後は想像。
まあ、その時だけなんだけど。シマオのことをいつも想像しているほど暇な女子ではないからね笑
「ナンバ」の時は【否定しない】ことの面白さ。自分の名前を微妙に間違えられたというレベルでは無い、全く別人の、しかも性別まで違う人の名前を自信もって呼ぶ先生が可愛くてしょうがない。
私は卒業してから1度だけこの先生に会った時があって「お久しぶりです。ナンバです」と言ってみたことがある。一緒にいた友達が爆笑していた。
自分の名前なんてものはあってないようなもので、呼び方なんて呼びたいように呼んだらいいと思ってるから、面白い方を選ぶ。
私は人の顔を見て勝手に「鈴木っぽい」とか「清水っぽい」とか決めてしまうので、うっかり本人に呼んでしまったことがある。だから先生の事は他人事ではない。
18歳になったばかりの娘は母である私のことを「あんた」と呼ぶ。二人称「You」という意味で。決してバカにしてはいない。上からではない。方言で「あなた」のことを「あんた」と言うだけで、私も普段使いする。
まだまだ可愛かった子供の頃は「ママ♡大好き」などと言っていたのに、10歳くらいからか。「ママ」と呼ぶのが恥ずかしくなってきて、かといって急に「お母さん」というのも気まずい。ってところだと思う。
クラスの友達と「親のこと、なんて呼んでるの?」という話になった時があるらしく
「あんた」って呼んでるって言ったら「え〜!怒られないの?うちだったら絶対怒られるよー!」
って言ってたわ。と聞いた。そりゃそうだ。
で。
毎度の事ながらまとまりがつかないので今回は【呼び方の受け止め方】というテーマだったということにしておきます(笑)
次回は『コミュニケーションお化け』に大事なこと的な事を書こうかと、今、思ってるけど予定は未定。書きたい時に書きたいことしか書けないので♡