今の学校の教科書はオールカラーで面白い
まだまだAI遊びは続いているが、ちょっとばかし真面目なことを書こうかと思います。
一昨年の娘の高校の教科で『公共』というものがあった。今の教科書はオールカラーで写真や絵、グラフなどがいっぱい載っていて興味が湧くように作られているなぁと思う。
残念なことに字が小さすぎて老眼にはキツイ。若い頃が2.0だった私は、眼鏡というものがどうにもダメで。
第3の目のあたりが『じゅんじゅわ〜(ホリケン)』ってなるから、眼鏡の方が気になって字を読む事に集中出来なくなる。
公共の教科書の一番最初、1年生の最初の中間考査の問題に出てくるのが「心理学」
へぇ!今って、こういうのを勉強するのか!
『情報』という教科もあり、私は間違いなく赤点になるだろうというコンピューター関連の問題。
ただ、ほかの教科にも複合して出てくるようなものもあり、私の時の教科書とは全く別物。そりゃそうじゃなきゃ困る。なんたって「ソビエト連邦」の時代なんだから。
大量の教科書と辞書
学年が変わる毎に大量の教科書の購入のために春休みに学校に行く。今年はスーツケースを持っていった。ものすごく重くて女子が持ち上げるのは大変。
オールカラーで紙質も良いから1冊が重い。テスト前だけは置き勉してこないので登山家かと思うほど重いリュックを毎日担いでバスで45分、徒歩10分、約1時間の道を往復する。
小学生になった時も「こんな小さい子がこんな大きなリュック背負って学校まで30分も歩くんだな。それだけでも偉い」と、通学路を通る子供たちを見ながら思っていた。
学校の現状
娘の学校は、普通科と食物科と音楽科がある。今は共学だけど元々が女子校だったので、いまだにその名残で普通科はクラスに男子が2~3人程度しかいない。
普通科7クラスのうち、進学クラスが2クラス。娘はその進学クラスにいる。
1クラス40人程度が入学当初はいたのだけれど、1年生から2年生に進級する際にかなりの人数が辞めた。
さらに2年生から3年生に上がる時を合わせると進学2クラスだけでも計16人が辞めた。普通科を合わせるともっと多くなる。
特に娘とおなじ中学を卒業した子達が、12人中6人もやめた。半数。進学校でこんなに辞める人が多いのは何故か。
学校を辞める理由
辞めた本人からは直接話を聞いたことがないので、それぞれが何を思い辞めたのは定かでなはい。
娘は担任の先生に恵まれ、各学年、それぞれ良い先生がついてくれた。
1年の時の個人懇談の時にまず最初に先生が聞いてきたのは
「よく眠れてますか?」
進学校というのは入学した時から大学受験に向けての話をすると聞いていたので意外だった。
「『何故か分からないんだけど涙が溢れてくるんです』って言っていた生徒がいたんです。よく話を聞くと、毎日よく眠れてない。たくさんの課題が出て、テストも沢山あってちゃんとやらなきゃと思って寝る時間がないと。僕は、課題は終わらなくてもいいから寝なさい、と言ってます。」
娘の話を聞いていても、圧倒的に真面目でいい子が多い。サボる事に罪悪感が強くあるんだと思う。
先生が言うには
「この高校に入れたということは、中学時代のテストは80点以下を取ったことがない子達なはずなんです。ところが、高校に入ると急に50点代のテストが帰ってくる。『寝る時間も惜しんで頑張ったのに、なんで?』ってなる。親の方も『なんでこんなに低い点数なの!』と怒る。これが続いて学校に来れなくなるパターンが多いです。」と。
高校のテストは、平均50点~60点の問題を作るとのことで、50点が決して悪い点数な訳では無い。大学受験となれば難しい事に慣れておかなければならないから、そういう問題を出して当たり前。他の進学校でも辞めてしまう子供たちが沢山いる。
『学校を辞める=いじめが原因』みたいな図式を浮かべがちなのは、報道の力が強いんだと思うが、実際には「授業についていけない」という原因の方が多数。
学校をやめて通信高校や定時制に通う、私の知る男子2人は、生き生きと学生生活をやり直しているように見える。
彼らは学校を辞めるにあたり、親が思うよりもずっと悩み続け、長い間模索を続けていたと思う。親の方があたふたするばかりだった。
「せっかく頑張って入ったのに」
「あと1年なんだから、、、」
「とりあえず行くだけ行けば、、、」
と焦るばかりの母。対して父は冷静だったと言う。男の子を育てたことがないが、友達を見る限り99パーセント、男の子ってのは特別可愛いらしい。いつまでも子供だと思っている。
そもそも【学校】とは学びの場所。学校の勉強なんて役に立たない、必要ないという大人も実際にたくさんいる。
が、役に立たない勉強の教科書を、あんなに手間をかけて、お金をかけて作るはずは無いと私は思う。
幼稚園や保育園で読む絵本だって、年齢に合わせた学びのために手間もお金もかけて作られている。
学校の先生の不祥事が目立つ事から、学校の先生が総じて批判対象になり、保護者が訳の分からない文句を言っても反論ができないという体制が進んでいる。
少なくても、我が娘の高校の歴代担任のことを娘はとても好きで、教科担任も全員いいと言っている。
倫理の授業が面白いが休みたくない!と、体調不良を克服したほど。
学校に行けない子供たちの母達から話を聞いたり、実際に見たりして共通するのは
「ずっとゲームしてる。夜中もずっと。朝起きない」
当たり前だ。楽だもの。
本人よりも先に、母親自身の【固定概念とエゴ】を外すことから。本人が分からない情報を集めて、選択肢を増やして提示してあげること。これを提案した。
「夜は寝る。朝は起きる。起きなかったら起こす!」朝起きれば夜は眠くなるはずだから。
そこから始めた友達の息子たちは、通信高校に入り直し、ちゃんとレポートも出している。
なにより、母である私の友達の意識の変化が目に見えてわかる。
テストの点数や、試合の結果だけを見て評価をする人達には、是非とも
【自分でやってみる】をして欲しい
そして、学校をやめて、一日中ゲームばかりしている子供たちはせっかく買った大量の教科書を一日一回でも手に取って見て欲しい。
その時は、親も一緒に。
小さい時に絵本を読んだ時のように
子守唄を歌っていた時のように
オマケ♬
私はいわゆる「子守唄」を知らないので
娘に歌っていた子守唄は
「恋におちて(小林明子)」
「M(プリプリ)」
「Tomorrow(岡本真夜)」
が定番♪その日の気分で。
なかなか寝ない日は曲数が増える。
私にしては真面目で長めの文章を最後まで読んでいただきありがとうございます🙇♀️
次回はこの【歌】について書こうと思います♪♪
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