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現金支払いを「不便」にしたら売上げが3倍に|温泉街の伝統工芸が教えてくれたこと

ちょっと不思議な自販機の話。

福島県の温泉街でにある真っ赤な自販機
実は世界で初めての「こけし専用」なんです。

でもここで変わっているのが
1000円札が4枚までしか入らないという制限付き

「なんでそんなことを?」と思いますよね。

実は、そこには地元の人たちの思いが
隠されていました。
 

お金の謎には理由がある!

食堂に立ち寄って、お釣りをゲット

5000円のこけしが欲しい!でも1000円札は4枚まで...

困ったなと思ったら
自販機の前の小西食堂に立ち寄ってみましょう。

実はこれ
観光客のみなさんにお店にも寄ってほしい
という地元の人たちの「おもてなしの工夫」
だったんです。
 

見た目がユニークな伝統工芸品

この自販機で売っているのは
「たこ坊主」の愛称で親しまれる中ノ沢こけし

ギョロっとした目に獅子鼻、赤い目元という
ちょっとクセになる見た目が特徴です。

大正時代から続く伝統工芸品で
なんと2024年には「中ノ沢系」として独立認定された
れっきとした地域の宝物なんです。
 

意外な効果が続々!

予想以上の人気ぶり

「24時間いつでも買える」
という手軽さが受けているのか
なんと3日に1本のペースで売れているそう。

手作りなので大量生産はできませんが
それがかえって「レア感」を演出しているみたいです。
 

このアイデア、他でも使えそう!

この仕組み、他の場所でも活用できそうですよね。

例えば

  • 深夜営業していない道の駅での特産品販売

  • 観光地での記念品販売

  • 地元アーティストの作品販売

あたりなんかでも需要があるかも。 
 

あえての「不便」が実は正解だった

「自販機といえば、缶ジュースやお菓子でしょ」

でも、この中ノ沢の例を見ると
高級な伝統工芸品だって自販機で売れちゃうんです。

しかも、一見「不便」に見える現金制限が
実は地域の活性化につながっている
という
なんとも粋な仕掛けになっていますよね。

あなたのまわりでも
思わぬアイデアが隠れているかもしれませんよ。

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