FF14黄金のレガシー あれこれ②
紳士淑女の皆々様、ご機嫌麗しゅう!
え?ここを見に来る人はそんな階級が高そうな人じゃない?
そうですか、では気にしません。
というのは置いておき、今日は黄金のレガシー後半の舞台となったシャーローニ荒野についてアレコレ書いてみようと思う。
そう、仕事がなさ過ぎて暇なのだ。
ネタばれの要素があるので未クリアの人は回れブラウザバック、Alt+F4で立ち去れい!
物語もひと段落し、次なる舞台へエレンヴィルと共に旅することになった冒険者。
トライヨラから通行できなかった巨大な門を潜り抜け、まるでアメリカのサンフランシスコにあるゴールデン・ゲート・ブリッジのような巨大な橋を渡る。
(あの長い橋を実際にプレイヤーに歩かせてほしかった、なぜ作るの妥協した????)
橋の先に広がるのは一面の荒野。
枯れた砂地にたくましく群生するサボテン、まさに西部劇のような建物が並ぶ街「シャーローニ荒野」だ。
マップ自体は広大ではあるものの、高低差はなくエリアに入った時点で全エリアを開拓できるため、風脈の開放も先にガンガンできる。
プレイヤーとエレンヴィルはこのエリアでちょっとしたトラブル解決を手伝うことになるのだが、この件が案の定、賛否両論となっている。
まぁ、どのエリアもツカミという意味で頑張りすぎた結果ではあるのでしょうがない。(多分)
さて、このエリアのモチーフ、モデルとなっているのはアメリカ合衆国の西部開拓時代だ、と言いたいがどちらかというと西部劇を前面に出した感じのほうが近いだろう。
実際に物語の内容もまさに西部劇であったので、どこかの時代というよりはしっくりくると思う。
ここまで西部劇と話しているが、そもそも西部劇とはなんなのか?
アメリカの歴史に強いほうではないため、間違えた情報があったら申し訳ない。
僭越ながら、調べながらわかったことについて書いていくことにする。
アメリカの歴史・西部開拓時代とは
西部劇を話す前に避けて通れない歴史の話を紹介しよう。
アメリカ大陸発見のきっかけとなったのは社会の授業で習った通り、クリストファー・コロンブスと言われている。
そこから続々とヨーロッパ諸国が植民地化を進め、1776年にはブリカs・・・・大英帝国ことイキリs・・・・イギリスが植民地統制やらで歴史がそれなりに大きく動いたり、のちに紅茶の茶葉を海にぶん投げられるなど中々である。(小並感)
そんな植民地時代を越えて、アメリカでは大西洋と太平洋側から内陸部に向かって広大な大陸の開拓がはじまり、進んでいった。
1869年にはアメリカで最初の大陸横断鉄道が開通している。
その開拓の過程で現地住民やインディアンなどが土地を奪われ、虐殺された歴史もある。
これが俗にいう、西部開拓時代である。
その中でアウトローやガンマンなどいったものがこの時代の象徴となり、のちに小説や映画の題材になったという。それが西部劇と称されるものだ。
西部劇とは
前述でもある通り、西部開拓時代のフロンティアと呼ばれる未開拓地が舞台の小説や映画のことである。
開拓したい!という気概を持った主人公が無法者や先住民と対決するという物語が当時の人の間で人気となり、新たな作品ジャンルを作り上げた。
この西部劇はハリウッドと歴史を共にしていて、Wikipediaにある通りである。(解説が長くなるので詳しく見たい方はWikipediaへ)
西部劇の映画がもとでハリウッドがある。なんてロマンだ。
これだから歴史は面白い。
さて、みなさんが思う西部劇というのはカウボーイと呼ばれるガンマンによる銃撃戦や無法者などが印象にあるだろう。
ここからは実際はどんな生活をしていたのか?など掘り下げてみよう。
カウボーイとは
「俺のブーツはガラガラヘビ!」のセリフでおなじみのウさん。
腰には銃を携え、カウボーイの象徴でもある特徴的な帽子をかぶったヤツだ。
もう一人、ライトなイヤーじゃないかわいい相棒がいるヤツだ。
まさに西部劇に登場するヤツだが、実際のカウボーイって警察まがいの存在なのだろうか。
カウボーイとはなんぞとGoogle先生に聞いてみると・・・
牛など畜産に携わる男性のこと
ホーウ・・・
え、俗にいう酪農家ですか!?ウソダソダゴドーン!
と思い、ちゃんと調べ直してみると
カウボーイには牛を育て,焼印を押し,盗人や野獣から守り,市場まで届けるなど,さまざまな仕事があった。 彼らは乗馬にすぐれ,投縄やピストルの技をみがき,恐れを知らぬ働き手だった。
なるほど、守るために技術が上がっていったのか。
となると我々がふんわりと思い描くカウボーイはあながち間違っていないようだ、安心した。
焼印を押し、というのは奴隷とかではなく牛を管理するためのもので、この牛は誰のものかを証明するためにやっていたそうだ。
日本だと牛の耳についているタグのようなものなので、虐待とか暴力ではないというのを知っておいてほしい。
実際、牛の革というのは衣類でも使われていてかなり丈夫だ。
焼印をしても牛にとっては大したことないらしい。
西部開拓時代の食事
西部開拓時代の生活は苦しいものだったそうだ。
無法者が多く、治安も悪いため事故・事件で命を落とすものは多かったという。
また、医療技術も発展していないためカウボーイとして働くのは平均7年ほどが限界だったといわれている。
そう思うと人生100年時代って言われる現代はスゲェ。
(ただ高齢化社会が進んでいるだけかもしれないが。)
この時代の食事というのはジャガイモ、マメ、ムギ、山菜などまるで江戸時代、というか日本みたいな質素なものだったそうな。
これらの食材をごった煮したものは「従兄弟煮」と呼ばれていたそうだ。
あとはパンも。といっても今みたいにチーズマシマシとかおしゃれパンではなく質素な感じのパンが食べられていた。
(富裕層・貧困層で食生活が異なる)
なので我々がイメージするゴツゴツ、乾いたようなパンと豆のスープを食べているというのも間違いではなさそうだ。
(実際、あーいう食事って美味い不味い関係なく憧れるよネ)
YouTubeで検索してみると西部劇に登場するメシを再現してみた、など動画が上がっているので暇つぶしに見てみると結構面白い。
もちろん、このほかの時代の食事再現もオススメだ。
その当時の食事から歴史的背景を知るのも醍醐味である、歴史が苦手な人も食事から歴史を学んでほしい。絶対ハマる。
西部開拓時代の治安と無法者
さて、ここからは無法者・アウトローについてだ。
みなさんの中で無法者といえば!という人物は誰か?と聞かれたら答えられる人はいるかな?
博識な方、あるゲームをプレイしている人ならこの人物を知っているのではないだろうか。
ビリー・ザ・キッドである。
Fate/Grand Order(FGO)でもサーヴァントとして登場するこの人物だが時事ドットコムにもある通り、西部開拓時代に4~21人を殺害したとされるアウトロー中のアウトローだ。
この他にも有名な無法者は数多くいる、気になった人は検索してほしい。
実際、この時代の無法者は西部劇で描かれている通りで金持ちの馬車が通ればそれを強襲し強盗、大勢の宿泊客を殺害し金品を奪うなどまさに世紀末大革命恋愛大皿*・・・・・ではなく世紀末。
(*水曜どうでしょう)
こういった事件もだが当時は狼や豪雪など自然も驚異だったようだ。
そんな厳しい時代の経験から銃が手放せないことに繋がっている。
そんな最悪から守るために組織されたのが保安官で、これが後の警察官となる。
西部劇の時代には、フロンティアの地域では人口が少なく警察署というほどの規模が組めない自治体も多く、法執行官が選挙で選ばれたシェリフとその数名の補佐で構成されているといったケースも少ないものではなく、この時代の保安官はパトロールや逮捕劇まで自らこなすことも珍しくなかった。特に治安の悪い地域では強盗団やガンマンに対抗するために、同じような命知らずのゴロツキ、ガンマンが選挙で選ばれることもあった。ワイアット・アープやパット・ギャレットがその例である。このような西部劇のシェリフ像は一つの典型的イメージになっており、現代の保安官もパレード等では西部劇風のガンマンスタイルで姿を見せることがある(普段は警察官と変わらない制服姿である)。
・・・と我らがPixiv百科事典に記載されている。
実際、黄金のレガシーでも保安官キャラが登場するが、ゴロツキなどが選挙で保安官に選ばれていることも多いため、ゲームと同じように汚職保安官もいたようだ。
また、現在のように警察署の数も多いわけでないため保安官の目をかいくぐって事件を起こすこともあったそうだ。
そのため地元住民で組織する自警団の存在もあったようだ。
こういうところは黄金のレガシーで割と再現されているのは評価する。
西部開拓時代の決闘
また、この荒野でのイザコザ解決の終盤に決闘が行われるがイシュガルドのような決闘裁判ではなく、本当に西部劇の決闘だ。
ちなみに決闘裁判はヨーロッパで行われていたものがモチーフだと思う。
背中合わせから10歩ほど歩いて、または10秒数えてバキューン!
これぞ西部の決闘。
と、思っていたのですが実際は違うらしい。
一体どう違うのか。
ネットの海をさまよってみると、こんな記事を見つけた。
ふむふむ、なるほど。
どうやら当時は現代ほど銃の出来もよくなかったため、そもそも命中させるのが難しいようだ。
死亡率も1割ほどと死ぬのが珍しいレベル。(どれだけ決闘の数があっての1割かは知らんが・・・)
黄金のレガシーでは非殺傷のゴム弾とかが使われていたような気がするが、そういう描写にしたのは実際の西部開拓時代より飛距離、命中精度、殺傷能力が優れているからであろう。
そもそもFF14の銃というのはジョブクリスタルを装備した者の魔力を雷属性の力に変換したものなので、ある意味かめはめ波のような気弾・・・に近いよね?ウン。(むしろレールガンでは?)
そんなもの人に当てたらアカン、そら死ぬわ。
なので、えぇゴム弾かよ、と思わないでほしい。
しかし、実際は1発勝負じゃなくて当たるまで撃ち合うみたいな決闘だったというのは面白いなぁ。
ある程度の美化は物語に必要な要素、とはいえ理想と現実を比較してみるのもこういった記事とか調べるときの楽しみのひとつなのでネ!
みんなも気になったことはぜひ調べてほしい。
良い暇つぶしになる()
さて、ここまでシャーローニ荒野とアメリカの西部開拓時代・西部劇についてまとめたが黄金のレガシーではまだまだ面白いルーツ、モチーフがあるので気になったものはこれからも書いてみようと思う。
つたない文章だが、温かい目で見守ってほしい。
え?こんな記事誰も見ない?そうですか、では気にしません。