見出し画像

Risa Yuzuki 4th Solo ALBUM「AMARTIA」最速()レビュー!

🥀表題アートワーク→https://www.pixiv.net/artworks/97673149

はじめに

私、フィエラのだ~~~い好きな推しであるゆずりさこと、Risa Yuzukiさんが通算6枚目となる4thアルバムをリリースした。

実は数字にズレがあるのには訳が有る。梨沙さん(以下こう書きます)は2020年以来、年に2度アルバムを出しているのだが、これにはLuminaria(梨沙さんの個人サークル)単独でリリースするSolo ALBUMシリーズと、よくタッグを組むBlackY氏との合作であるSplit ALBUMの2シリーズがあるからだ。Soloは傾向的に春のM3に、Splitは秋のM3にてリリースされている(今の所例外は1stアルバム「Stellalude」のみ、なお現物がもう新品でないという…無念)。

まあそのようなことはこれを読んでいるゆずりさ民の皆様方は分かりきっていると思うが…そんなこんなでレビューをはじめる。ゆずりさ民向けレビューとはしたが、実際のところ知らない人にもわかりやすくゆずりさの世界に入信してもらえるようにするべく、適時注釈や該当曲へのリンクを付けている。これどんな曲?とか思った人はクリックしてもらえると(*^ー゚)b クッ゙。またタイトルに「最速」と書いてしまったが、実は通販した4名の方が爆速でM3より早く届くという前代未聞の事態が起きているため、最速にならないかもしれないという点はご了承願いたい…

追記:学務に忙殺されていて更に遅くなりましたので、公開タイミングをストーリミング配信時まで延ばしました。タイトルに偽りしかなくなってしまったこと、伏してお詫び申し上げます。

外観

画像1

こちらがM3でゲットしてきた最新アルバム「AMARTIA」の外見である…いい。直近のImitatorをも超えるダークさと儚さが組み合わさっててとてもいい。なお白く塗ってるところがあるが、これは私の本名が書かれているためである。

持ってる花には少々驚きを受けた。どう見てもアネモネである。私は現在推し活を「もねふぃえ」というTwitter垢でやっており、その由来は言うまでもなくアネモネである。もしかしてこれ、私の為のアルバムなのでは!?と勝手に思ってしまった(謝罪)。なおアネモネは、Forsaken Love…見捨てられた情愛、といった哀愁誘う花言葉のオンパレードである。かく言う私のIDもここから取られている。詳細はこちら↓に委ねるが、花束として送る際は少々の注意を要する。

一応赤い花に限って言えば「君を愛す」という純愛の意味が込められる。愛をこめて花束を。何れにせよ私が花として大好きな一輪であったため、公開当時は非常に嬉しかった。

Track 1 / Phyllness

理性のかけらを落とさないように
手のひらから零れ落ちないように

早速曲の紹介に入る。ゆずりさ初めての試みとして、1曲目のMVがリリース前に公開された。
Luminaria曲において全編英語歌詞は珍しく、記憶が正しければはCelestial Sightアルバム収録のYour Wingsくらいである(冒頭のは歌詞の印象に残ったところを取って自分で訳したもの)。曲調じたいは至って大人しめで、夜寝る前とかにも聴けるのだが…如何せん歌詞が重い。かつてのEndless Hell(※)を想起せる程に直球で重い。ネタバレしたくないため詳しくは避けるが、その意味を知ってしまうと多分就寝前には聴けなくなるのではないだろうか。ちょっとだけ梨沙さん怖いと思ってしまった…
※諸事情につきこの曲に限ってはリンク付けができないため、大人しくググって頂けると幸いです。

Track 2 / Megaera

遠く奏でた咎歌とがうた
その折り 赤く 咲いて
贖いの花となれ

こちらはプロト音源がFANBOXにて一部公開されていた。このプロトを視聴した時点で、過去にないメタル調のメロディにただただ圧倒された。これ絶対作曲Laurさんでしょ…と思っていたら案の定そうだったw
昨年発表されていたAffrictをも超えるハードロック、かつて聴いたこともない梨沙さんの低音ボイス、そして滅びようとも、愛に対する無限の渇望を謳う歌詞…すべてに魅せられてしまった。フル音源を聴いて個人的ランキングがCrimsonate…とまで言わずとも逆行して逃避行に双璧するくらいに急上昇した歌である。だいすき!

Track 3 / アイロニカル・パレード

優しい私に感謝してよ
「恥を知れ」なんてね、冗談♪

Megaeraとは曲調が打って(?)変わり、王道を往くJ-Rockな曲。5月7日に開催されたさくぱにも、私の予想を覆す形でこの曲が歌われた。
ライブ的な盛り上がりは十分な曲であり、何よりBPMがすごい。ちゃんとした計測はまだしていないが、恐らく後述のBlack Winged Variationに匹敵する。せとり予測から外していたのもこの辺りが主因である。
棘だらけの歌詞も大好き。「君の不幸を世界で一番願って」ても「背反に冷めざめ」でも「上塗りしても消えない君の顔」。その矛盾ごと塗り潰そうと走り出す様に、妙な重なりを覚えてしまった…(ネタバレしたくないとは。)やはり私は女々しいのだろうか?

Track 4 / PEAKY FREAKY

絶対 絶対 私以外
きみに釣り合わない

お馴染み(と勝手に認識してる)、ゆずりさのかわいいボイス枠である。旧譜でいくと「大和撫子だんすふろあ」や「シンデレラメイカー」辺りが該当するかな…Répliqueアルバムに関してはかわいい枠多めだから枠付け難しいけど。
しかしこのアルバムに収録される性か、やっぱり歌詞が楽しげじゃない、とはいえ他の曲に比べれば幾分ギャグチックに聴くことができる。1番で予想してた展開が2番になって「え、そういうこと!?」と見事に裏切られた様は素直に面白かった。これ以上はネタバレになっちゃうので、気になった方はぜひ聴いてみて欲しい。

Track 5 / Umbilical

愛情という麻酔に このまま縋っていってよ
Losing myself because of you

かわいい枠を経ての、再びJ-Rockな曲。若干メタルでもあるが…
タイトルがUmbilical…臍帯(へその緒)なのでもうこの時点から歌詞に悪い予感しかできなかった。完全に先入観だがあながちそれは間違ってもなく、想起されたのは「毒親」。低いギターメロディも黒く歪んだ愛情を想起させてこのイメージを補強する。聴けば聴くほど濃い歌詞ではあるが、一体どうやってこの詞の発想に思い至るのかわからないLuminaria曲第一位にランクインしてしまった。他が強すぎて今回霞んでいる感もあるが、一度じっくり聴いてみると面白いと思う。

Track 6 / すべからく洗礼

あり得ないくらい 消してやろうか
乱心 焼けるまま 皮肉に 最期を…

みんな大好きBlackY feat. Risa Yuzuki曲のお時間です(笑)
いつもは梨沙さん作詞だが、今回はBlackYさんの作詞だそう。それもあってか普段のジャズ系BlackY曲とは毛色が違った(単にこのアルバムに毒されただけとも言えるが)。
これは私の勝手な解釈だが、「悪意や哀しみに触れすぎ、壊れかかっている、迷える人工知能」が世界を滅ぼす1秒前に謳っているように感じた(どっかのスカ○ネットや人工知能アー○を連想した人、後で職員室に来なさいw、てか後者に関しては9割男でしょ)。このように歌詞はちっともゆったりではないものの、Imitatorアルバムに無かったゆったりジャズ曲が聴けたのは素直に嬉しかった。

…さくっと終わらせてしまった感があるが実はこのアルバムでは私が3番目に頻繁に聴く曲である(2位は次のBlack Winged Variation、1位はMegaera。なおソースは自分のPC再生ソフトが出したランキング)、すき。

Track 7 / Black Winged Variation

「白鳥のフリをした 私は黒い凶鳥まがどり
ねぇ、ごめんなさい……I am Odile…」

最後を飾るのはこちら、1stアルバムの「Dear Marionette」以来のかぼちゃ氏作曲である。長いのでBWVと略して呼んでいるのは内緒。
XFDでちょびっとだけ聴いた時から魅了されていた。いざフル音源を聴くと300弱とかいうえげつないBPMに押し倒される。他にもBメロでの超速歌、そして曲間に流れるとあるクラシック。RépliqueImitatorと続いた「反転」のテーマを完結させるかのような(※)歌詞も合わせてこのタイトルで無くてはダメだと思わせてしまうのには感動してしまった。歴代アルバムのフィナーレ曲の中…どころかLuminaria全曲含めてもかなり上位に入るくらいに大好き。ゆずりさを知らない人にも是非おすすめしたい一曲である、すき。
上記2曲とこの曲に連続性があるとは梨沙さんからは明言されていません。またしても関連性を独自に見出した私の勝手な解釈です。

まとめ

これは新譜発表前のツイート。これを見た私はImitatorでも十二分な闇の深さだったのにこれを上回るとは一体…!?と思っていた。

蓋を開けるとこの2文字が正しい…どころかそれを超えていた。「邪悪」に留まらず、「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」「殺意」といったあらゆる人間の負の感情を一気に煮詰めて凝縮させた、といってもいいくらいのアルバムである。ただここまでマイナスに振り切っていながら、これを美しく纏め上げてしまう梨沙さんの秀逸さはやはり恐ろしいものを感じる。というかImitatorと並行してこんなの作ってたらそりゃ疲れて当然です梨沙さん…何にせよひとまず色々一区切りついたため、まずはゆっくり休んでほしいです。私は早くも次のアルバムを楽しみにしつつ、忙しい日常へと戻っていく…

外部リンク

公式ディザーサイト

ストーリミングサイトまとめ


おしまい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?