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Risa Yuzuki 5th Solo Album 「ASTERTALE」レビュー!

🫧表題アートワーク→https://yzrs0005.tumblr.com/

はじめに

ガジェット系よりゆずりさの記事が伸びて欲しいのだが、なかなか伸びない今日この頃。
我が最推し梨沙さんは、通算8枚目のアルバムにして、原点「Stellalude」への回帰を謳った最新盤をリリースした。
その名は「ASTERTALE(アスターテイル)」。
曲構成、各曲のイメージなどの随所にStellaludeを意識させる要素が盛り込まれている。梨沙さんが我々に伝えたいことを探るべく、私は深淵へと潜っていったのだった…

外観

AMARTIAと一緒に。なんか映り込んでるが作成途中の当記事なんで気にしないで

毎度おなじみのサイン付きCD外観。

どこかで見たことのあるゆずりさが、こーやふさんの手でより洗練されて描かれている。梨沙さんはしらばっくれているが💦
前回のPARADØXYでも思ったことではあるが、Luminariaアルバムのブルー使いは絶妙にふぃえらの好みに刺さる。AMARTIAと並べてみると、紅と対を成す蒼、という感じで非常に所有欲も満たされる一枚だ。
今回テーマとなる単語は明言されていないが、ジャケット及び全歌詞を総合して推測すると「海」か。

Track 1 / Astertale

君へ奏でる歌 消えちゃいそうな光だけど
伝えたいメロディが、胸の奥底にあるから

「Astertale」という言葉自体はAMARTIAと同じく完全に梨沙さん作の造語だが、語源と思わしき2つの単語を見つけている。一つはAftertale

Aftertale(アフターテール)とは、キャラがフリスクの身体を完全にコントロールし、キャラが「研究」と呼ぶもののためにタイムラインをリセットし続けるAU(≒2次創作、ふぃえら注)。

https://undertale-au.fandom.com/ja/wiki/Aftertale#%E3%83%91%E3%83%94%E3%83%AB%E3%82%B9

…筆者はUndertaleについてはからっきしなので非常に大雑把にはなるが、同ゲームの全ての元凶とされる存在が起こしているループもの2次創作のようだ。

もう一つはasternal

asternalとは 意味・読み方・使い方
意味・対訳「胸骨が欠けている胸骨に繋がっていない

https://ejje.weblio.jp/content/asternal
一部筆者により改変

この2つの言葉が融合されているとすると、「何度繰り返しても大事なものが欠けている/見つからない」という風に取れる。

曲に戻ると、ソレを思わせるような歌詞が多々散見される。一回聴いてもらった方がその魅力が薄れないため今回は歌詞をサビ以外書かないようにするが、より一歩踏み込んで、梨沙さん自身の悩みや不安を歌詞としてぶつけているようにも読める。
でも、どれほどの不安を抱えようとも、梨沙さんは進むのだろう。まだ「伝えたいメロディが、胸の奥底にあるから」。

本作にはStellaludeのリテイクもあるため詳細はそちらに譲るが、総合的には3年前のゆずりさへのアンサーとも取れる。久々のBlackYさんの煌めきあるメロディと共に、非常に聴き応えのある曲だった。

Track 2 / Unveil

断ち切れ 焦がす本能のまま
名付けないで 自分を誰かに預けないで
“本当の自分をさらけ出せ!”

2曲目にして本アルバムで1番のお気に入り曲である。""部分は英語をふぃえらなりに意訳したもの。他人に未来を預けず、自分の手で未来を切り開け!と言わんばかりの歌詞は、かつて筆者の心を救ってくれた1stソロの2曲目「Replayer」を意識しているとしか思えない。
ぎゃぷいち氏らを新たに迎えて作り上げた、ディストーションが奏でる、Laurさんとは違うハードな曲調もとてもふぃえら好み。6月のライブで是非歌って欲しい。

Track 3 / INSANE BLUE

歌声ごと泡になって 辿り着けるのなら
たとえ、この身が尽きようとも

3曲目にして3度目となるLaurさん曲。何か知らんけど梨沙さんはLaurさん曲になると毎回終滅を歌いだす。
「海」で「終滅」となるとふぃえら的に思い浮かぶのは、どハマリ中のThe Backroomsより、Level 7である。

実際歌詞的にも「孤独は青く、海の底へと誘う」だの(Backroomsのテーマに孤独があるのはご存知の通り、またLevel 7から危険な方へ脱出するルートが海の底にある)「Driving me insane」だのと(若干どころかかなりこじつけがあるが)それっぽいワードも散見される。
梨沙さんの意図とは違うかもしれないが、一度Level 7の記事を見ながらこの曲を聴くと、また違ったイメージが浮かぶかもしれない。

Track 4 / DoneDown

"傍観しているだけでは、何も変わらない"

Feryquitousさんとのコンビによる2度目の英語詞曲。前回Phyllnessは徹底的に負の感情全開な歌詞だったが、今回は逆に狂気に満ち満ちたモノになっている。深く、落として、危険な」、3曲目以上にINSANEなゆずりさワールドをじっくり堪能するための曲である。

それはそれとして黄昏ミラージュみたいな造語歌詞ももう一回聴いてみたいものである。今度は明るめで

Track 5 / Time Filament

何回何十回だって歌うよ
まだ君が消えちゃわないうちに

DoneDownもそうだが、今回は再録曲が多めである。
しかしことTime Filamentに関してはリリースから半年以上が経過していたのもあり、結構新鮮に聴くことができた。
歌詞に関する考察や感想は…ここでは控えておく。今の筆者には少し書き辛い。強いて言うなら、夏の終わりともまた違う寂しさを感じさせられる曲に仕上がっている。

Track 6 / Future Interlink

ねぇ、教えてよ
まだ知らない物語 夢の続き
全部紡いで歌うから…Feel it now?

6月初頭に控える1stワンマンライブのメインテーマ。
梨沙さん「もう海外公演が控えてるってま!?!?」

本曲の歌詞はtechnoplanetさんが担当されているのだが、夢を追い続ける梨沙さんへのエールのように聴ける。「距離や時間なんて関係ない!」という、梨沙さんのファンに対する信念とも取れる言葉も。
またセリフ歌詞が歴代随一レベルで多く、声優:Risa Yuzukiの真髄を見せられるという点もこの曲の見どころだろう。
みんなも是非覚えて6月のライブでうたおう!!!

Track 7 / Stellalude(2023 ver.)

叶えたいはずの ものは最初から
思っているよりも、ずっと、ほらすぐ側に

ゆずりさの民(暫定)には最早説明不要の原点曲。過去にも再録歌は少なからずあったが、事この曲に関しては再録までの期間が歴代最長クラスであったこともあり、今まで以上に梨沙さんのグレードアップが分かりやすくなっている。
筆者が注目して聴いてほしいのは上にあげた歌詞の部分とラスト「届く、あの空に」のところ。ここだけで、梨沙さんが3年で磨き上げてきた声域の広さがハッキリ感じられるだろう。

あと、StellaludeとAstertaleでリンクしているであろう歌詞を3つほど(他にもいっぱいあるよ!!)。

  • それでもいい、未来を描き出す↔あの日の物語、終わらせたくはない

  • 叶えたいはずの、ものは最初から↔ありふれた言葉でも、叶えたいものを形にして

  • 引き寄せられるように、遥かに瞬くまぼろし↔伝えたいメロディが、胸の奥底にあるから

  • 届くこと無い希望、眩しいくらい映すから↔輝く星座になって、未来の続きを描こう

Track 8 / 爆烈歓迎♪エクストリーム飲茶旋風脚ッ!!

迷惑なお客はカンフーでお仕置き
旋風脚シュエンフォンジャオ騰空盤腿トンコンパントゥイ
必殺鉄拳でフルコンボキメるアル~♫

CD版限定のボーナス・トラック。一応ボルテの椿ちゃんのテーマ曲らしいが、ふぃえら的には既に歌い方も相まって、カンフー繋がりの某曲しか頭に思い浮かばない。コナミコマンドとかやりだしたら確信犯だったが。
ゆずりさカンフーを想像できて、至極純粋に「聴いてて楽しい」一曲である。できればロングで聴いてみたかったが、まあそれは欲張り過ぎというものだろう。Stellaludeからのテンションの落差が激しすぎるのもギャグポイント。

まとめ~ゆずりさ入門アップデート~

以前梨沙さんはStellaludeについて「(あんな歌もこんな歌もうたえるよ!という)私の名刺代わり」とも語っていた。残念ながらStellaludeは既に絶版化しており、正規の新品CDを購入できる機会は無いに等しいだろう(アホみたいな吊り上げ価格で利益を上げようとする転売ヤーからは絶対に買っちゃダメだぞ!)
今回のアルバムは、3年を経て進化した梨沙さんの新たな名刺代わりと呼ぶに相応しく、様々な声色が積めに詰め込まれている。私もこれを持って各所へ布教しに行くつもりだ。

そしてほぼ二週間後に控えた1stライブ。さくぱから実に1年ぶり、そしてはじめてとなる梨沙さん「だけ」の生歌を存分に楽しめる機会(まあ出社よ~ことnayutaさんやtechnoplanetさんもいますが)であると同時に、私にとっては同じ趣味の人達に会える希少な機会でもある(私の身近にはゆずりさの民がいないに等しいため)。残念ながらSチケットは取れなかったものの、人間立ち位置から全力でライブを楽しんでいきたい。
ではまた次回、会える人はゆずりさワンマンで是非お会いしましょう!

おしまい。


















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憧れるだけで それだけで良かった
はずなのに
ありのままだけじゃ、足りなくなってた


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