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Risa Yuzuki 5th Split Album 「ELYSIAN」レビュー!

👼ようやく書くことができます。表題アートワーク↓


はじめに

なんやかんやで全くレビュー書けなかった「Idealize」「Innocent Proof」を経てようやく書けるゆずりさレビュー。何度か言ってますが、アルバムレビューを通して推し活するためにこのnote垢存在してますからね!?

年末年始、私が忙しく無ければこれらのレビュー記事も改めて書くつもりです。
さて今回のアルバムは、「(祝福された人々が死後に住む)楽園」の名を関した通算11枚目。全7曲を通して、これまでに全く無かった荘厳な世界へと我々は案内される…

外観

下敷きになってるのは映像のお仕事してる友人の怪文書です。
M3で一緒に買ってきました

いつもどおりのCD外観。余談だが諸事情につき今回、お取り置きの列が前回比で圧倒的に短くなっており(というかほぼ無い)、非常に速やかに受取り&梨沙さんといつもより長めにお話できた。えっ、ドキドキして上手く話せなかっただろって?忘れてください
代償に一般販売時の列がLuminaria史上最長レベルのエグさになっていたが…
閑話休題。今回はおなじみCelestial Sightよりも白いアルバムになっており、楽園テーマのどの曲にもマッチする仕上がりと感じる。
Imitator→AMARTIA→PARADØXYと、長きに渡り魔や闇を感じさせるテーマが多かったLuminariaアルバムの中では、Innocent Proofに続き希少な光属性アルバムと言える。一方で円盤を見たところ、必ずしも「光堕ち」とまでは言い難い不穏さの籠もるデザインとなっていた。詳細が気になる方は是非CDを買って確かめてみましょう(宣伝)!
ELYSIANフォーム(仮称)の天使ゆずりさは、寿命尽きし人々を安息へと穏やかに導くのか、それとも…?

Track 1&7 / Λkasha (Original & Long)

ΛkashaはCD収録限定&歌詞もまだ未公開のため、今回は代わりにテーマキャラの「オルトリンデ=NBLG=ヴァルキュリア」様イラストリンクを設置してある。願わくば梨沙さん歌詞公開お願いします
言わずと知れた、KAC 2023最優秀受賞曲。1年弱経過し既にゆずりさの代表曲の1つになった感もあるが、流石に表題曲を差し置いてオープニング&エンディングトラックに入るとは予想していなかった。
とはいえ「大空」「虚空」を意味するタイトルと曲の荘厳さは、ELYSIANの世界の幕開け、締めくくりを司るとしてこれ以上無く相応しいとも思う。

Track 2 / ELYSIAN

この胸に残る痛みさえ
愛しさに変えられる、抱きしめられる

メインテーマとなるこの歌の舞台は、おそらく全てが滅んだ世界。心の裏面を絶望させたり黒く歪んだ愛情を歌い上げたりするゆずりさなので最早この程度では動じない私だが、注目すべきは珍しく世界の再起を誓おうとする詞であること。
滅びを目の当たりにし、悲しさに吹かれ永遠の痛みを抱えたゆずりさは、それでも自ら描いた(=創聖した)翼で飛び立つ。世界が再生し、再び命が地に溢れさせるために…

Track 3 / Starlit Doze

無数の言葉でさっと、苦しんでいたいんだ
もう生まれてこない、メロディを拾って

Crimsonateからはじまり逆行して逃避行、Imitator、PARADOXY、Idealizeと受け継がれてきたP.D.M.の血脈。今年も梨沙さんは自分に大いに突き刺す曲をリリースして下さった。
系譜としては上記の通りだが、一方で歌詞としては星をテーマにしているのと作詞が梨沙さんで無い事もあり、むしろ方向性としてはStellalude/Astertaleに近い。だがはるなば氏のゆずりさワールドへの深い造詣、今までに無い詞曲の組み合わせのシナジーがあって、むしろ新鮮に聴くことができた。個人的評価では2024年のゆずりさ曲文句無しの1位とまで言える。

このような経緯で私はリリース当初から鬼リピしまくっており、M3後に控えていた少女群像曲でも歌われる事を強く望んでいた。それが届いたとは思わないが、イベント当日にはゆずりさパート1番手として披露された…!
私は泣いてしまいました。

Track 4 / Ego Eimi (Long ver.)

大地を蹴り 翔け抜けた
一羽の鳥が運んだ命、希望の種を撒く

江郷えいみとして本人含めて1年以上無茶苦茶に弄られ倒されている本曲だが、実はArcaeaとの相乗効果もあって執筆当時(2024年11月)陽性HOT LIMITカバーをもブチ抜き、ゆずりさのYouTube動画では再生数2位を誇る名曲である。

関係ないがれっしぇんそろそろ50万再生らしい

曲調&歌詞を踏まえるとELYSIAN&Λkashaのプロトタイプとも言えるが、本曲はLong verとして更に、ReplayerやUnveilをも彷彿とさせる力強さが加えられていた。それ以外にもゆずりさのハイトーンコーラスが全面的に引き出された終盤など、Starlit Dozeとは対を成す魅力に満ち溢れた曲だ。

Track 5 / 一梦红尘イーメン・ホンチェン

风光无限 唯有初心金不换 莫待百花残...

ゆずりさ史上初の中国語詞曲(冰霜暗月氏との共作詞)。タイトルを調べると同名の小説が幾つかヒットするものの、恐らく関係は無さそう。
私の中国語への拙さもあって
あまり詳細な解説ができないのは残念だが、壮大な曲の雰囲気に違わない詞になっている事は断言できる。中国語の勉強としてこの歌詞を訳し、その世界に更に潜る事も一興だろう。ゆずりさの曲は教科書代わり
ちなみに配信限定として全中国語のAnother Versionもある。

Track 6 / Eve Avenir (Full Size)

どうして?憧れたのバ・ド・ドゥ
この手は、祈ることさえも許さない…

本アルバムの1ヶ月程前に公開された、Mush Dash収録曲のフルサイズ。実は配信当初からGame Sizeとなっており、フル尺の存在が仄めかされていたのは内緒
もともと外部提供曲という事情もあってか、本アルバム内では唯一といっていいゆずりさの真骨頂、ダークな世界観が全面発動された曲に仕上がっている。「機械仕掛けの愛」とあの言葉を彷彿とさせる詞を用いつつ、その実は神の戯れに翻弄されるマリヤ(Mush Dashのキャラである『機械ノ踊子』)の様を表した、梨沙さんの作詞妙技は流石と言わざるを得ない。

まとめ~究極のゆずりさワールドへようこそ~

また世界滅ぼしにかかると勝手に思いきや、全面荘厳かつ梨沙さんの未来への希望が込められた、光の塊のような今回のアルバム。1曲だけ明らかに毛色の違うのが混じってはいたが、それすらも一滴のスパイスとして十全に楽しませる梨沙さんの策略だろう(考えすぎ)。
世界観を抜きにしても、外部提供曲×3にP.D.M.に中国語曲と、最後にレビューしたAstartale以上に様々なゆずりさの歌声を楽しめる1枚になっている。Luminaria5周年を締めくくるアルバムとして最高だと確信しています。
しかしこれだけプラスな世界観を紡ぎ出されると、反動で次回の(ソロ)アルバムが闇全振りになるのでは…?というあらぬ心配もしてしまっている。

来期には早くも活動6年目を迎える梨沙さん。次に案内してくれる世界は光か、闇か…今から既に楽しみです。
私もなんやかんやで続いて所属数70人を超えた「ゆずりさの集い」代表として、精一杯の応援を重ねていくつもりです!

外部リンク

公式ディザーサイト

ストーリミングサイトまとめ


おしまい。

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