見出し画像

#34 悩ましい下痢と対峙した話(後編)

割引あり

マガジン化のお知らせ

「病院薬剤師が早期リタイア&起業する話」をマガジン化しました。
1記事ずつ購入するよりもお得になっています。
まとめ読みされたい方は是非どうぞ。



止まらない検査値の悪化

活動性の出血がないことが確認され、貧血の治療も始まったことで、気分的には随分と楽になっていました。

多少腹痛はあるものの疲労感は減りつつあり、自分の中では回復基調にあると信じ切っていました。

ところが1か月後の再診(11/26)でまさかの事実に直面。

Hb値は二桁に回復したものの、Alb値が3.5g/dLに低下していたのです。
(他には血清Ca値も正常値割れに…)。

私は現在療養型病院に勤務しているのですが、これはその入院患者さんと大差のない数値です。

それ以降、妻に高タンパク質の献立を考えてもらったり、吉野家の牛すき鍋膳(肉2倍盛)を食べに行ったり、週末は倍バーガーをテイクアウトしたりと、Alb値の回復に努めました。

にもかかわらず、2週間後の再診(12/24)ではAlb値が更に悪化(3.5→3.1g/dL)し、Hb値も再び二桁割れ(9.5g/dL)!

不可解な状況のまま、年の瀬を迎えることとなりました。

主治医からは「消化器内科医は年末年始も常駐していますから」と、慰めとも不安とも取れる有り難いお言葉をいただきました。


お百度参り

そんな中、#33の冒頭の惨状(便通異常)へと至ります。

ここから先は

1,116字
この記事のみ ¥ 100〜
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?