#32 ClaudeでAI社員を作る話(後編)
マガジン化のお知らせ
「病院薬剤師が早期リタイア&起業する話」をマガジン化しました。
1記事ずつ購入するよりもお得になっています。
まとめ読みされたい方は是非どうぞ。
4名の初期社員
2025.1.4
Proプランへの課金完了後、いよいよAI社員を雇用していきます。
初期社員は以下の4名。
プロンプトの登録
AI社員の要諦は何と言ってもプロンプトとデータです。
まずプロンプトですが、Anthropicがプロンプト改善ツールを公開してしますので、これで新規作成や修正が可能です。
ただ、このツールは少額とは言え課金が必要となるため、YouTuberのKEITOさんはプロンプト改善チャットボットを作っておくことを提案しています。
それが❷のプロンプト作成ききょうさんという訳です。
最初にききょうさんにプロンプトを作ってもらい、それで満足いかない場合はツールを用いて改善するといった感じでしょうか?
データの登録
次はデータの登録ですが、ここで大きな落とし穴がありました。
当初私は過去記事を全てClaudeに教え込ませようと考えていました。
ところが意図していなかった障壁が次々と待ち構えていたのでした。
障壁1:トークン制限の壁
Anthropicのヘルプセンターによれば、Claudeのナレッジベースにアップロードできるファイル制限はこうなっています。
「ほう、無限か。それは有り難い」
そう思って手始めにステップメールの全記事をアップロードしたところ、何と「55% of knowledge capacity used」の表示が!
「ええっ、残り容量45%しかないの?全然無限じゃないやん!」
調べてみたところこれが原因のようでした。
つまり、ファイル数は無制限でも、トークン制限を超えてしまうとそれ以上のアップロードはできないということ。
わずか1件のアップロードで容量の半分以上を消費していたら、過去記事を全て読み込ませることなど夢のまた夢です。
ワクワク感が一転絶望感へと変わりました。
障壁2:GoogleDrive連携の壁
そんな中、希望の光を見つけました。
ClaudeにはGoogleDrive(Google Docs)との連携機能があります。
GoogleDrive内のファイルをナレッジベースに追加でき、どうやらその場合はトークン数を消費しないようなのです。
これならば、全ての過去記事をGoogleDriveに放り込んだ後、それらをナレッジベースと連携すればトークン制限の問題は解決できるのでは?
そう思って連携を試みたのですが・・・
GoogleDrive内のファイルを追加してもそれを開くことができないのです。
Anthropicに対処法を照会したところ、下記の回答がありました。
どうやらGoogleDrive側のファイル形式を変更する必要があったようです。
指示通りにGoogle Docs形式に変更すると、無事ファイルは開きましたが、結局このやり方でもトークン数は減ってしまうことが判明しました。
こうなったらデータファイルを「直貼り」するほかありませんが、全ファイルをトークン制限内に収めることは事実上不可能となりました。
よって現段階では、将来的なトークン制限の緩和を期待しつつ、厳選したサンプルデータを貼付することにしました。
今回はここまで。
次回をお楽しみに。
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病院薬剤師だまさんが早期リタイアし、個人事業「医薬品集制作の大学堂」を立ち上げるまでの奮闘記です。 病院薬剤師が起業するなんて、親の薬局を…
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