［土鍋でおかず作り＃１］あさりとキャベツの蒸し焼き
FORME note読者のみなさま、はじめまして。
土鍋料理研究家の塚田綾といいます。
土鍋といえば冬の卓上鍋料理を思い浮かべますが、私は日々のおかず作りで土鍋を活用する研究をしています。土鍋って蓄熱力が高くて余熱調理が得意で、台所で365日活躍できる鍋なんです。
FORME noteでは簡単でおいしい季節の土鍋料理レシピをお伝えしていきますので、ぜひお付き合いくださいませ。どんな土鍋でも作ることができるレシピばかりなので、よかったらお持ちの土鍋で作ってみてください。感想などもいただけると嬉しいです！
あさりとキャベツの蒸し焼き
春は幸せな季節です。
旨みが濃くて、柔らかくて食べやすい食材がたくさん出回り、切ったり焼いたりするだけでおいしい。料理を作る意欲がむくむく湧いてきます。
今回はやわらかい春キャベツと、春に食べたくなるあさりを使ったレシピをご紹介します。おかずにはもちろん、おつまみにもぴったり。
春の陽気に誘われて、晴れた休日の昼なんかに、ワイン片手に作ってみてはいかがでしょうか。
【材料】
あさり 1パック（約250g）
春キャベツ 200g
おろしにんにく 1/2かけ分
酒（日本酒・白ワインなど） 大さじ2
オリーブオイル 大さじ1
塩 2つまみ
黒こしょう 少々
（１）あさりは海水程度の塩水にひたひたに浸けて砂抜きをして、殻と殻をこすり合わせて洗う。キャベツは粗い千切りにする。
（２）土鍋にキャベツ・にんにく・酒・オリーブオイル・塩を入れてよく混ぜる。キャベツの上に水気をきったあさりを並べる。
（３）土鍋にふたをして中火にかけ、約７分加熱する（混ぜなくてOK）。ふたを開けてあさりの口がほとんど開いていたら火を止めて、ふたをしたまま３分余熱調理する。
（４）黒こしょうをふり、軽く混ぜて取り分ける。
土鍋に食材を入れたらふたをして火にかけるだけで完成。混ぜなくてもしっかり美味しく仕上がります。アツアツを土鍋ごと食卓に運んで、取り分けながら楽しんでください。
土鍋はできた料理を器に移し替えなくても、そのまま大皿のように食卓に並べても見栄えが良いです。保温力があるので、冷めにくいのも便利ですよ。