美容室でよくある質問①
こんにちは、フォルム・ボーテ自由が丘店の岡庭です。
美容薬学検定1級の資格を持ち、美容や健康にトータルでお客さまをサポートさせていただいております。
今回は美容室にご来店されるお客さまから寄せられる質問をまとめました。同じような疑問を抱えている方の参考になれば嬉しいです。
今日はシャンプーをしない方がいいですか?
カラー・パーマをしたお客さまから一番聞かれることです。
基本的にはその通りで、カラー・パーマをした当日はシャンプーしないことをおすすめしています。
施術直後にシャンプーすると髪の中に入った色素は抜けやすく、パーマは「かかり」が安定しません。
また家庭用の洗浄力が強いシャンプーはカラーやパーマの持ちを悪くするので注意が必要です。
また、カラーとパーマを同じ日に施術するのも良くありません。基本的には1週間ほど間隔を空けることをおすすめします。
ヘアカタログや雑誌のスタイルを見せて相談するのが恥ずかしい。
ヘアカタログや雑誌のモデルさんとは違うからと、謙遜や恥ずかしさから参考画像を美容師に見せることを難しく感じる方もいらっしゃいます。
しかし、遠慮なく見せてください!
美容師はむしろお客さまの「なりたいイメージ」を伝えていただきたいと思っています。プロとしてお客さまの理想を叶えるために、できること・できないことをしっかりとお伝えします。
理想に近づけるにはどうしたらいいか、プランを立てたりアドバイスしたりすることも可能です。ぜひお気軽にヘアカタログや雑誌などの写真や画像をご持参ください。
市販のカラー剤と、美容室のヘアカラーは何が違うの?
一般的には薬剤の品質が違うので、髪へのダメージ具合が異なります。
また髪質は人それぞれ異なるため、市販のカラー剤ではご希望の色味を出すことは困難です。
美容室のヘアカラーは毛先と根元など、ダメージケアの観点から薬剤を使い分けています。対して市販のヘアカラーの薬剤は1種類で、細かな塗り分けができません。
そして一番の違いは、市販のヘアカラーは色ムラが出てしまい、回数を重ねるごとにそのムラが目立ってくることです。
パーマやストレートパーマをしているお客さまは、パーマにもムラが出てしまいまいます。
ぜひデメリットを把握した上でご使用ください。
また美容室でのカラーには「リタッチ」と言って、生えてきた根元の白髪だけを染める技術があります。リタッチはダメージを最小限に抑え、カラーを均一に塗ることができます。
シャンプーで頭を持ち上げる時、首に力を入れた方がいいの?
シャンプーで美容師が首を持ち上げる時に、気遣いから首に力を入れるお客さまが多くいらっしゃいます。
美容師から「首の力を抜いて大丈夫ですよ」と言われことはありませんか?
実は美容師側はお客さまに首の力を抜いていただいた方がありがたいのが本音です。首に力が入っているとお客さまの襟に水が入りやすくなり、襟元を濡らしてしまう可能性があるからです。お客さまの首の重さを利用し、襟などを濡らさない工夫をしてシャンプーをしていますので、首に力は入れずにリラックスしてお過ごしください。
白髪は抜かない方がいいの?
白髪は抜かない! が答えです。毛髪は一つの毛穴から2〜4本ほど生えています。資生堂と北里大学の研究により、白髪は黒髪よりも太い毛が生えてくる特徴があることが分かっています。
白髪は毛根も太く元気なため、抜いた時に一緒に生えている黒髪の毛根まで傷付けてしまいます。そしてメラニン色素の伝達が元々黒かった髪まで届かず、白髪になってしまいます。どうしても白髪が気になる場合は抜くのではなく根本付近から切ることをおすすめします。
市販とサロンのシャンプー・トリートメント、違いは何ですか?
一般的に市販のシャンプーの洗浄成分は、高級アルコール系と言われる強い界面活性剤です。
サロン用のシャンプーにはアミノ酸系と呼ばれる洗浄力の優しいものが使われています。市販のシャンプーは髪と頭皮に対して洗浄力が強く、サロン用は髪と頭皮に優しいという特徴があります。
しかしサロン用のシャンプーは優しい洗浄力のため、髪がベタつく・ペタッとするなどのデメリットもあります。フォルム全店で扱っているダーマライズのシャンプーは適度な洗浄力と保湿効果で、市販とサロンのいいとこ取りをした理想の商品です。
いかがでしたか?
これからもお客さまから寄せられる質問にお答えしていきますので、疑問・質問などございましたらお気軽にお寄せください。
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この記事は フォルム・ボーテ 岡庭裕太 が書きました。
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