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#卵子凍結 リアルレポート:採卵までの2週間の出来事 【前半】

こんにちは!formachika代表・NY州認定エステティシャンのCHIKAです。

今回のテーマは、「卵子凍結について」




かなりディープなテーマですが、本来はもっと語られるべき内容だと思っています。日本では最近でこそ、保険適用など様々な動きがみられ、比較的情報も出回って、選択肢の一つ、となり得るようになりましたが、それでも40歳直前であったり、本当に切羽詰らないと意識を向けない、というのが現状ではないでしょうか?


また欧米と日本での情報格差なのか?意識の違いなのか、特別なこと、捉えるか、必要な選択肢の一つ、として捉えるかの違いも大きく、その意識の違いが、情報交換など気軽に話をする雰囲気になるかならないか、に繋がっているとも思います。


でも私が一番言いたいのは、これは特別な人がやること、ではなく、誰しもに与えられた選択肢の一つなんだよ、ということと、もっというと「自分自身の人生の選択肢を作っておいてあげる」ことは、人生を歩んでいく上で、とても大きな違いを生むように思います。


よく高齢の女優さんが後悔していることの一つに、「子供を産めばよかった」という言葉があったりしますが、もちろん卵子凍結したからといって、必ず子供が授かる保証はないのです。でも、現代社会では女性が社会進出をし、仕事も家や育児をすることの両立が大変であったり、ある程度入れ込まないとできない仕事、というものもあったりするので、常に選択を迫られながら、多くの女性は生きていっているのではないかと思うのです。

問題は、その選択肢が、2択になっていることです。仕事か家庭か、みたいな女性だけが重圧を感じなくてはならないのはおかしいなと思うのです。昭和以前の時代なら、まだ女性が自立できる社会環境がなかったり、戦争などがあったり、力がものをいうような時代なので、多少は理解できますが、今はもう令和という新しい時代です。どうして女性だけが、どちらかしかない選択肢の中で生きていかなけれあばならないのか、は改めて違和感を持っておきたいところですし、なぜ今も、昔の価値観で、今も生きなくてはならないでしょうか?

「好きなこと仕事にする」「人生をかけて頑張りたいこと」「素敵な家庭を作ること」または「そこそこ仕事も家庭もやりながら、趣味をしたい」などなんでも良いのですが、自分自身の生きがいや、大事にしている価値観を諦めることでしか、手に入れられないのが「子供」なのだとしたら、どうしても悩んでしまうのは当然だと思うのです。そして「いつかは・・」と思いながら年齢を重ねて、ある年齢になってから、時間がない!と焦って、治療したり、後悔したり、罪悪感を感じたり、諦めたり、自信をなくしたり、、、ってなんだか納得がいかない、と私は思ってしまうのです。そもそもの社会構造にも問題はありますが、ただ受け身でいるだけしかない時代からは抜け出せてきているのではないでしょうか?


だからこそ、「手に入れられる選択肢がある」ということを知って欲しくて、実体験レポートをさせていただくこととしました。特にお仕事を優先してきている方や、いつかは子供が欲しい、と感じている方、ハッキリとした気持ちはわからないけれど、どこかで不安を感じている方、40代になったけれど、可能性があるならやってみたい、と思う方などにはぜひ読んでいただきたいと思います。


もちろん、私自身もちゃんと知らなかったのです。知るまでは、上記までに書いていたような、選択肢がない中で、選んできたのはこっちだから、と受け入れようとしていたのです。

でもアメリカNYの尊敬する女性からのアドバイスで、目が覚めたのです。どちらにしても「やってみたらいいのでは?」と。結果的にどうであれ、やってみてだめだった、のとやっていなくて「やればよかった」と思うのでは雲泥の差です。

ダメならダメで、切り替えることができるきっかけとなるし、何もしていないわけじゃない上に、自分の状態を知ることができる機会でもあります。そして元々全く自分の価値観的に選択肢になかったのならまだしも、うっすら、でもあったのであれば、それはどこかで劣等感になったり、どこかで残ってしまうかもしれないわけです。

それは「自分自身を最優先にする生き方」として大事なことのように思うのです。自分としっかり向き合ってあげる、気持ちをちゃんと理解して行動してあげられることは、とても自分との信頼関係を構築していく上で大切なこととなるからです。

そんなわけで、アドバイスをいただいてから、即行動した私は、そこから最初の病院に予約を入れてから2週間で、採卵に成功しました。しかも卵子の年齢を調べたら実年齢の約マイナス10歳若かった事と、通常私の年齢だと2、3個採取できたら良いそうですが、11個取れて、そのうち10個が正常で保管が可能な状態であったという、素晴らしい結果を得ることができました。

もちろんそれはイコール子供が生まれる、産むということではありません。可能性があるだけです。でも選択肢が増えて、仮にダメだった結果が待っていたとしても、やってよかった、と思える体験だったのは間違いなかったのです。だからこそ、あえてここでレポートしようと思いました。本来はこっそりやっていれば良いものなのですが、これを読んで、少しでも考え方が変わったり、結果的に自分の人生が軽くなった、などあれば嬉しいなと思って、情報公開を決めました。

なので、ここからは具体的なプロセスをご紹介していきたいと思います。

  1. 病院の選び方・予約のタイミングのこと

  2. 初回病院でやること

  3. 血液検査の内容や卵子年齢のこと

  4. 検査の流れ

  5. 自宅で行うホルモン注射のこと

  6. オススメな卵子を育てる期間のセルフケア

  7. 採卵前に行う検査

  8. 採卵のやり方・選択肢・麻酔のこと

  9. 採卵後の過ごし方・身体の感覚や状態(個人的見解)

  10. 卵子凍結の保管についての費用や期間について

  11. 採卵後の身体の変化の可能性について

  12. 採卵後の心の変化(個人的見解


1.   病院の選び方・予約のタイミングのこと


まずは病院選びから、始まります。
ポイントは2つあるように思います。

①通いやすい場所にあるかどうか

②現在の自分の年齢に合っている病院かどうか

①は、シンプルに、採卵する、と決まったら結構集中して通院する必要があるので、無理がない距離にあることは大事だと思うからです。

②は、現在年齢が40歳以下であれば、どこでも問題ないと思いますが、病院によっては40歳以上は難しい、というところもあります。でもここは諦めないで欲しいのですが、あくまで可能性の確率データの問題であり、40歳以上の方もちゃんとみてくれる病院もちゃんとあります。
もちろん、年齢により確率が下がることは事実です。ですが、それも卵子の年齢や人によって変わるので、まずは自分が現状どうなのか、を知ってからでも遅くないと思うのです。

私が知る人の中でも、初産が47歳、であったり、最高は59歳、であったりと伝説を語れるほどの方もいるくらいです。要は、卵子の年齢とパートナーの精子の状態、体質、そしてすべてはある意味こればかりは誰もわからないのだと思います。

だからこそ、まずは健康状態を知り、その上で可能性があるのかどうか、を知り、知った上でやりたいと思うかどうか、を自分の心やパートナーと相談して(パートナーがいない場合もあり)決めたら良いと思うのです。

なので、特に40代の方の場合は、そこで心折れずに、ちゃんと選択肢があることを知っていて欲しいと思います。

ちなみに都内では、杉山産婦人科は、多くの方が利用していますし、山王病院名誉病院長の堤治氏は原則43歳くらいまで、といっていますが、それ以上でも診てくださっているエピソードが堤治氏の本にも書いてありました。


他にもたくさんあると思いますが、まずはインターネットなどで情報収集してみてもいいと思います。


・予約のタイミング

そして予約のタイミングは、まずは当然ですが生理のタイミングを理解しておくこと。それはとても重要です。自分の生理のタイミングさえも理解していない場合は、この機会に記録しておきましょう。そして病院への初回は、生理前1週間以内くらいがオススメです。なぜかというと、生理二日目から、卵子を育てるためにセルフでホルモン注射を打ち始めます。なので、検査結果さえ問題なかった場合、すぐに卵子を育てるプロセスに入れるので、いいと思います。

もちろん、急ぐ必要はありません。検査結果によっては次の生理のタイミングになることももちろんありますので、スピードが全てではないので、そこは誤解しないでください。

ただ、一つだけ言えることは、もし年齢が40代以上である場合は、早ければ早いほど言い、というのは事実です。なので生理のタイミングも合うように日頃から整えておけるといいと思います。それはこのプロセスのためだけではなく、自分自身の体と向き合う、とても良い機会になりえます。


2 . 初回病院でやること

さて、予約が完了したら、病院へいきます。病院がどこも同じシステムなわけではないので、あくまでも私が受けたシステムをご紹介しますね。

この病院は全てがメールやオンラインでできるだけ完結するシステムをとっていて、初回予約時のみ、最初に受付のスタッフの方に説明を受けるものの、それ以外は機械で受付したり、いくべき場所がメールで送られてきて、そこに行って待つ、といった流れ。なので、初回は受付に行き、説明を受けて、初回だけ院長先生の受診をする、といったスタイルでした。

多分、そもそも問題で、この「卵子凍結」が可能なのかどうか、ということと、どういうことをやって、どれくらい費用がかかって、期間はこれくらいで、という説明を受けてから、もちろん年齢だけでなく、血液検査の結果を元に、どうするか決めるための初回受診となるわけです。もちろんリスクも含めて説明を聞きます。その時、院長先生が説明してくれるので、逆に私は安心というか、全て事実を聞いて、その上で自分の意思を確認しつつ、自分の状態を把握してから、今後決めるのは正しいな、と思うのです。お話を聞いてから、やめてもいいわけですし、無理にすることではないわけです。なので、改めて自分だけで考えていたことと、
リアルなデータや状態を知ってから、最終的に判断したらいいと思います。


なので、初回行うことは、血液検査と診察と説明です。その時に結果と共に、問題なくできる、となった場合、すぐにスケジュールを決めていきます。次の生理のタイミングから、なのかその次なのか、はご自身で決められます。生理も必ずしも予定通りじゃないこともあると思いますので、生理になってから予約を入れたほうが確実です。

生理2日目から4日目くらいには予約を入れるよう勧められます。なぜかというと、卵子をちゃんと育てるために、排卵しないようにホルモン注射を打ち始めるからです。またその都度、血液検査をするので、それが可能なのかどうか、もその時にわかります。なので、まずはやってみよう、となった場合は、あまり深く考えず、その流れに乗ってみる、というのがスムーズかなと思います。


後半に続きます。


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