![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85884704/rectangle_large_type_2_9317fc5813481767a0b3cd37c7e526c5.jpeg?width=1200)
やさいスープやさんのロゴを作ってみた(前編)
「新たに法人を立てるので、ロゴを作ってほしい!」
サラダ屋を営む友人からの依頼。
お店の人気商品であるやさいスープのレトルト商品を作り、それらをネットで販売するために法人を立てるとのことでした。
私は絵描きをしておりお店に飾る看板を描いたり、職場ではwebデザインを勉強したりということはありましたが、ロゴを作った経験はありません。
きっとロゴにはロゴの世界のルールがたくさんあるはず。
そのあたりを勉強しつつ、ロゴを完成させるまでの備忘録です。
![](https://assets.st-note.com/img/1661944995228-KAxpiJSlUC.jpg?width=1200)
新鮮でカラフルなサラダが楽しめます。
初めに:勉強・情報収集フェーズ
ロゴ制作のロの字も知らない私なので、まずは勉強としてネットで有名企業のロゴについて勉強したり、ロゴ制作で有名な方々Twitterをフォローするなどして、ロゴとはなんたるかののリテラシーを高めるところから始めました。
そこで知ったことの1つですが、「ロゴ」と言っても詳細には下記のような定義があるそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1664522893232-C4ftnOo5n9.png?width=1200)
具体的なロゴの作成手順については、「デイトラ」というオンラインスクールのwebデザインアドバンスコースを受講して学びました。「webデザイン」と言うコース名ではあるものの、ロゴ作成の内容もしっかり含まれた講座です。
実はこちらの講座、私の好きなデザイナーの「YUCO」さんが講師をつとめております。ロゴ作成の手順を理論的に、かつ具体的にお話いただいており価値のあるコース内容でした。
ここまで終え、今後やることが見えてきました。
以降では下記に沿ってロゴ制作の実際の流れを記していきます。
①ヒアリング
②トンマナ設定
③マインドマップ作成
④アイデアラフ作成
⑤デザイン化
⑥ブラッシュアップ
⑦微調整
⑧納品
①ヒアリング
どんな想いでどんな商品を作りどんな人に届けたいのか。
5W1Hの要素【いつ(When) · どこで(Where) · 誰が(Who) · 何を(What) · なぜ?(Why) · どのように(How)】をもとにヒアリングしました。納期や予算についてもこの段階で相談しています。
下記はヒアリング内容を簡単にまとめたものです。
【企業名】ベジトル
【コンセプト】野菜を気軽にたくさん摂ってほしい
【企業理念】野菜を通して体に良いことをして安心感を感じてもらい、それにより豊かな暮らしをお提供したい
【商品】レトルトのやさいスープ
【販売手段】ネット、店舗
【ターゲット】ファミリー層。特に健康志向の高い30代~50代女性
【与えたい印象】信頼感、親しみ感
【デザインテイスト】ポップ、カラフル
②トンマナ設定
ヒアリングを終え作りたいロゴの方向性が見えてきたので、まずはトンマナ設定をしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1661931704113-X1FYAOFm8V.png?width=1200)
上記のようなシートを作成し、作成したいロゴの世界観について相違がないか話し合いました。作ってから「そうじゃない、やり直し」となるのは制作業界のスーパーあるあるなので…作る前の段階でのすり合わせが大切ですね。
トンマナ設定について合意が取れたので、より具体的なデザインを考えるため、マインドマップでキーワードを抽出しました。
③マインドマップ作成
![](https://assets.st-note.com/img/1661935338210-kN5XGMDx4J.jpg?width=1200)
自由な思考、アイデアや情報の流れを、中心となる概念から分岐させる形で描写した図のことを「マインドマップ」と言います。今回は企業名「ベジトル」を中心に、ヒアリングで出てきた「親しみやすさ」「豊かさ」などのキーワードから枝を展開させました。
一通り描き終えた後、出てきたキーワードの中からコンセプトとトンマナに合うキーワードをいくつか選択します(ピンク部分)。この段階で、なんとなくロゴで使うモチーフやイメージが見えてきました。
④アイデアラフ作成
![](https://assets.st-note.com/img/1661945332994-lVyHW78ssG.jpg?width=1200)
マインドマップのキーワードをもとに、アイデアラフを作成しました。
キーワードを掛け合わせたり、モチーフを抽象化したりしながらとにかく質より数!という気持ちで手を動かしました。このようにアイデアを自由に出したい時には、私は手書きのほうが落ち着きます。
⑤デザイン化
アイデアラフで出てきたロゴの中からしっくりきた3案を、実際にIllustratorでおこしてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1661944502298-tGE1jBcgff.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1661938124854-GJGBrbtSxV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1661938090192-Q6KBmazRyb.jpg?width=1200)
ロゴマークとその説明をセットにし、依頼主に資料を提出しました。
すると即決で①案が気に入ったとのこと。(さすが経営者は決断が早いな…と感心するばかりでした)
このままでもOKと言っていただきましたが、この後も細かいブラッシュアップを進めていきます。
さて、だんだんと形にはなってきましたが、まだまだロゴ制作は続いていきます。
それらについてはまた「後編」にてお伝えさせてください^^
まずはここまでお付き合いくださりありがとうございました!