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私が選ぶ「Good Web Design 2023」
2023年も残りわずか…! というわけで、今年も株式会社FORKはサイトレビューを通して今年のWebデザインを振り返ろう!という企画をお届けします。デザイナーそれぞれの観点で、2023年に見たWEBサイトのなかで、特に印象に残ったサイトを【私が選ぶ Good Web Design 2023】として3つご紹介します。
※サイトの記載順はランキングではありません
01. 45Rインディゴ白書
![](https://assets.st-note.com/img/1703479252008-yKCqo7auzg.png?width=1200)
サイト概要
世界中で愛される日本発のファッションブランド「45R」のサイト。自然本来の持ち味を生かした高品質な素材や、藍・インディゴ染めによるテキスタイルが特徴となっています。
選んだ理由
#世界観とパララックスすげー!!!
久々に見ました。このタイプのリッチなサイト。まるでFlash全盛期によく見られたフルウインドウを使った奥行のあるデザイン。
伝統を感じさせる日本画の画風に振り切っていて潔い。鮮やかなインディゴブルーを使っているため色彩が映えており、さらにうっすらとしたグラデーションが相まって今っぽさもある。商品の色展開も"45番"という藍色を主軸に日本にある伝統色の中から30色を吟味しており、サイトの配色にもこだわりが反映されています。
WEBデザインといえば縦長レイアウトが台頭しているなかで、横方向、しかも右から左へのスクロールを取り入れたUIが斬新。しかもちゃっかりスマホ対応もしている。これは一周回って新しい✨
![](https://assets.st-note.com/img/1703812055588-l4JZadSzFR.png?width=1200)
ジャンル:ブランドサイト
タイプ :和風・クール
フォント:貂明朝
![](https://assets.st-note.com/img/1703479270651-2hGJTEXsue.png?width=1200)
02. South 40 Snacks
![](https://assets.st-note.com/img/1703479536623-H9V57iyJvk.png?width=1200)
サイト概要
South 40 Snacksというスナックを販売するメーカーの商品ブランドサイト。アーモンドやヘーゼルナッツの食感が楽しいナッツバーのほか、ひまわりの種を用いた商品展開も行っている。
選んだ理由
#ブルータリズムのあるべき姿
粒状感のあるヴィンテージなグラフィックに超巨大タイポグラフィをレイヤード。スナックのザクザクっとした存在感のある触感を想起させてくれる。しかもスクロールでスナックが割れるアニメーション付き。
さらに、画面左下のボタンを押すと…!アクセシビリティに関する設定メニューが用意されているではないですか。なんて賢い👀
このサイトは"ブルータリストウェブデザイン"に属するデザインのように思いますが、このデザイン手法の本質は「ウェブ本来のあるべき姿に焦点を当てる」というもの。大胆で荒々しいエレメントは確かに大きくて見やすい。見た目のデザイン性を追求しつつも機能性をも高めることも可能というわけですね。ブルータリズムはあなどれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1703811014552-2BgnkaQcx2.png?width=1200)
ジャンル:商品サイト
タイプ :ナチュラル
フォント:SaaSeriesEMDOT
![](https://assets.st-note.com/img/1703479790177-XlLvyVNvxU.png?width=1200)
03. Mama Joyce Peppa Sauce
![](https://assets.st-note.com/img/1703479886080-6duE73aCyd.png?width=1200)
サイト概要
ペパーソースの商品ブランドサイト。商品概要のほか、おすすめの食べ合わせ、おすすめできない食べ合わせなども紹介していてユニーク。1ページ完結型のサイト。
選んだ理由
#刺激的なマキシマリズム
ぎっちり敷き詰められたタイポグラフィが、パッケージのラベルとリンクしていて強烈なインパクトを残す。写真をほぼ使わずページの上から下までのあらゆる部分をタイポグラフィで象っている。スクロールに連動してパッケージの瓶が画面上を転がるのがアクセントになっている。
近年流行りのミニマリズムとは対極的なアプローチで「マキシマリズム」と呼ばれているらしい。過剰な足し算により「派手さ」「混沌」「過剰な反復」を演出し、一見してナンセンスとも思える混沌状態をいかにまとめ上げるかがデザインのポイントになる。使いどころを間違うと逆効果だが、このサイトはホットソースの刺激的な味わいととてもマッチしている🔥
果たして、マキシマリズムムーブメントは来るのだろうか…!
![](https://assets.st-note.com/img/1703811312498-WPGT43i8ct.png?width=1200)
ジャンル:商品サイト
タイプ :クラシック
フォント:Obviously, Vulf Sans
![](https://assets.st-note.com/img/1703480214771-aDdkhuPaUJ.png?width=1200)
まとめ
振り返ってみると、私の観点ではブランドの個性をしっかり打ち出した「力強い大胆なデザイン」が印象的だったように思います。世の中的には「Y2K」「SP流用型」「ノーコード」「生成AI」といったキーワードが賑わっていましたね。みなさんはどんなWEBサイトが印象に残りましたか?
こちらのマガジンではFORKのデザイナーたちによる3選もご紹介していますので、ぜひ覗いてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。