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私が再びイラストを描きたくなったお話

こんにちは!oyamadaです。
しばらく業務の覚書き的な投稿が続いておりましたが、
今回はちょっとプライベートなことを綴ってみたくなりました!

子供の頃はイラストを描く事が好きだったのに、大人になってまた描いてみたら、何だか描く事が楽しくなくなって、しばらく絵を描く事から離れていたけど…また描きたいと思えるようになった!そんな私が再びイラストを描きたくなったというお話しです。

道は一つとは限らないと思えるようになれたこと

子供の頃は自己流で自由に絵やイラストを描いていた私の夢は漫画やイラストレーターでした。
しかし、周りの友達や家族にそのことを伝えたら、「絵描きや漫画家という職業は安定しないし、食べていける人は一握りの人かもしれないよ」…そんな風に言われてしまったら、大抵の子供は自信を無くしてしまうのではないでしょうか。子供の頃の私もそんな周囲の意見を鵜呑みにして、絵を描く道を一度は諦めてしまったことがあります。
そして、デザイナーとも違う、理系の道に進みました。
親が安心してくれそうな、女性でも安定した仕事、医療関係に進もうと思っていました。
しかし、途中から「なんか違う!ちっとも面白くないぞ!」と気がつきました。心の声に耳を傾け始めたら、ものづくりが好きな私は、高校卒業後にデザイナーという道に進むために方向転換。働きながら、専門学校や通信制の美大に通いながらデザインの勉強をしました。

デザインの仕事は自分の才能や好きを生かした仕事だと納得していて、今でも自分が進んできた道は間違ってなかったと思っています。沢山の方々に支えられてここまで来る事ができました。デザインの仕事はやりがいを感じます。
でも、私はある時、この自分の信じて進んだ道のほかにも、私が通れる別の道があるんじゃないか?道は一つだなんて自分の思い込みかもしれない。選択肢や可能性は自分の考え次第で、広げることができて、また違った景色を観に行けるんじゃないか?
デザイナーの仕事に慣れてきたころ、そんな風に思えるようになってきて30代になった私は、デザイン以外のことに色々挑戦してみたくなった時期がありました。

私がパレットクラブで学んだ大切なこと

その一つが、また絵を描こうと思ったことでした!
そう思えるこの時まで、ずっと鉛筆や絵筆を握ってなかった私は、
絵やイラストを基礎的なところから勉強しなおしてみたくなり
数年前に、築地にあるおしゃれで素敵なイラストの学校、パレットクラブスクールに入学しました。入学当時イラストレーターの原田治さんが校長を務めていて、説明会で自分の描いた絵を観てもらえたことが、私にとって今でも大切な思い出です。

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パレットクラブスクールでは、基礎コースに入学し、色々な画材を使ったり、デッサンしたりと絵を描く事の楽しさを思い出させてくれるワークショップや講義が盛りだくさんでした!
そこで、私は1年間、イラストを描く基礎を学ぶことができました。
やっぱりデッサンやパースなどの技術的なテクニックも絵を描くためには必要だけど、それ以上に大切な「イラストを描く上で大切な心構え」みたいなものを、講師である現役のイラストレーターさんを通して学ぶことができた気がします。
その心構えというのは、個人的に感じたことなのですが、
テクニックや技術は練習を重ねていけば、ある程度身につけることができます。しかし、上手な絵が魅力的な絵なのかというと必ずしもそうではないということ。
人を惹きつける絵というのは、そこに描き手の個性や想いなど、描き手そのものが表現されている絵
が多いように感じました。見た人がその絵に魅力を感じた時というのは、作者が込めた想いやメッセージがその人の心の中にある感情と共鳴し心を動かされるのではないか。

だから、絵を描く上で大切なことは、作者が描きたいものをどのように表現するかを、自分で理解して絵に向き合って描く事が大切な事なんじゃないかと思ったのです。

そして、私はこれまでただ漠然と上手に描けば魅力的な絵が描けると思い込んでいた事にも気がつき、「私が本当に描きたいものは何?表現したいものは何?」と自分自身に問いながら、私だけの答えを探し始めました。

自分だけの答えは、始めから自分の中にあるということ。

問いの答えはなかなか直ぐには見つかりませんでした。

大人になって、いつの間にか、本当に自分が望んでいる事が自分でも分からなくなってしまう事があると思います。
そして、失敗を恐れてやりたい事ではなく、やれる事を選択してしまう。
もちろん、ビジネスなどのお仕事においては実現可能な事を選択していくことも大事なことだと思っています。しかし、失敗を恐れて挑戦せずに自分の可能性を諦めてしまうことほど、もったいない事だと今なら思えるのです。
これは、成功するかどうか自信が無くて、絵を描く事を辞めてしまった昔の私に言ってあげたい事です。


心理学やコーチングの本等で、自分のやりたいこと、望んでいることがわからない時は、子供の頃に自分が好きだったこと、感じていたことにヒントが隠れていたりするというような内容を読み、
私はどんなイラストが好きだったのかな?どんなモチーフを描いていたのかな?描きたくなったのはどうゆう時だったっけ?
そんな風に、絵を描く事が楽しくてしょうがなかった頃の記憶を思い出しながら、自問自答を繰り返していると、思いもよらないタイミングで答えはやって来るものでした。
自分だけの答えは、最初から自分の中にあるということを実感しました。
その答えは「やっぱり、私、女の子や女性が描きたい!お洒落なファッションイラストレーションが描きたい!」でした。

そっか、私は本当はファッションイラストが描きたかったんだなと、ファッションイラストが描きたいと最初に思った原点の記憶を辿ってみました。

思い出した原点、それは一冊のノートに描かれたイラストが、心を動かしたことでした


イラストレーター森本美由紀さん(~2013年)

おそらく私が「こんなイラストが描けるようになりたいな。」と最初に心奪われたのは、森本美由紀さんのイラストでした。20代前半の頃、通勤途中でたまたま立ち寄ったGRAPHIA <グラフィア>というおしゃれな雑貨やさんの棚に並んでいたノートに描かれたイラストが目に飛び込んできて、心を奪われたのがきっかけでした!

その時は自分でノートを何故か買わなかったのですが、ある事がきっかけで知人からプレゼントして頂き、私の手元に巡って来たのです!
このノートは、日記帳として使用した後も、今でも捨てずに大切に持っています。

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森本美由紀さんの手描きで勢いのあるモノクロの線で描かれた女性のイラストは、顔の輪郭や手足の片側の線が省略されていたりと、シンプルで洗練された線で構成されているのに、女性の表情や柔らかさな身体の動きがイキイキしています!
私が通ったパレットクラブでも入学する3年前まで森本美由紀さんも講師をされていたのです。ご存命中に、お会いできなかったのは残念ですが、
ちょうど入学説明会中に、森本美由紀さんの原画が期間限定で展示されていて。運命的な出会いといいますか、このノートの原画を拝見することができたのです!

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森本美由紀さんの原画を拝見すると、完成品として印刷されたノートのイラストしか見たことなかった私は驚きました!

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ホワイトで修正された跡などがみられました!
迷いなく引かれていたと思っていた線の下に、森本さんのイラストを構成する線への試行錯誤を感じとることができ、なんだか親近感を感じました。
そして、「私も森本美由紀さんのような、お洒落なイラストが描けるようになりたいな~」と入学前にそう思ってたことを思い出しました!
入学したら、「やっぱり、私にはこんな線画、無理かも…」とまた弱気になってしまい、通学中はファッションイラストには挑戦しないままで、描ける絵をそれなりに描いていました。
結局、自分が描きたいものを描いていかないと、描いた絵に自分でも満足することができず、その時から、自分の絵に満足できずにヤキモキしている堂々巡りの状態になっていたんだと思います。

だから、今度こそは、自分の描きたい絵を描けるように練習しようと思ったのです。

お洒落なファッションイラストレーションが描けるようになりたい!


そして、今、もう一度、諦めかけた夢に挑戦すべく、
プライベートな時間を使って、CLASS101というオンラインレッスンプラットフォームで、イラストレーターTakakoさんのクラスを受講&参考にしながら、お洒落なファッションイラストレーションを描く練習を始めました。

イラストレーターTakakoさん
Takakoさんの描くイラストもお洒落な手描き風の線画、水彩やクレヨン風のタッチで、描かれた女の子のイラストは、眺めるいるだけで幸せな気持ちと、楽しい気分になります!
普段のお仕事でも使っている技術や、お仕事やイラストに対するTakakoさんの考えなどを惜しみなく共有してくださっているレッスンを受けてから、
私が今、一番好きで、参考にさせて頂いているイラストレーターさんとなりました(∩´∀`)∩

最後に、
まだまだ再び絵を描くことを再開したばかりの私ですが、
今後は、自分が心惹かれるイラストを参考にしながら、いつか森本美由紀さんやTakakoさんのように、イラストを見た人の心を動かせるようなお洒落なファッションイラストが描けるようになりたいです。
そのためには、少しづつ、描くことを続けていこうと思っています。

今回の投稿は以上になります!
プライベートな内容でしたが、最後まで読んでくださって、ありがとうございましたヽ(=´▽`=)ノ












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