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【For Good アワード 2023】受賞プロジェクト紹介 <国際協力部門賞> 「貧困の連鎖を止める『誰も取り残さない教室』をカンボジアにつくりたい!」
「For Good アワード」は、ソーシャルグッドなクラウドファンディング「For Good」が主催する年に1度のアワードです。アワードでは「世界をグッドに。想いをアクションに。」というFor Goodのスローガンを体現する”社会を良くするソーシャルグッドな取り組み”を選定することで、今後の社会にとっての社会課題解決のロールモデルとすること、そしてより多くの方々のソーシャルグッドなアクションを促進することを目的としています。
この記事では【For Good アワード 2023】で受賞したプロジェクトをご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、国際協力部門賞を受賞した「貧困の連鎖を止める『誰も取り残さない教室』をカンボジアにつくりたい!」プロジェクトです!
プロジェクト概要
![](https://assets.st-note.com/img/1702355087239-r6Z9c9hCSe.png?width=1200)
■実行者:NPO法人SALASUSU 様
■達成金額:4,181,500円
■目標金額:4,000,000円
■支援人数:209人
経済格差と教育格差が残るカンボジア。学ぶことをあきらめざるを得ない生徒もおり、貧困の連鎖が生まれています。そんな生徒が自分のペースで楽しく学び、人生を主体的に歩んでいくために必要な力を身につけられる学校、「誰も取り残さない教室」を創るため、本プロジェクトが開始されました!
プロジェクト実施の背景
カンボジアの公教育はこの20年で大きく改善し、1997年に17%だった小学校卒業率は2021年には91%となりました。しかし、教育の質は低く、カンボジア農村部の貧困層の偏差値(15歳時点学力)はOECD平均と比べて25も離れています。
公立学校の授業は教師が一方的に話す旧来型のスタイルで、権威主義的な考え方が強いので生徒は授業についていけなくても「わからない」と伝えることができません。貧困家庭の場合は私立校や学習塾に通うことも難しく、何も学べないまま学年だけが上がり、ときには中退してしまいます。
読み書きや計算といった基礎的な力がないので、就けるのは日雇い労働や出稼ぎ労働のような不安定な仕事だけ。お金の管理をしたり交渉したりする力も乏しいので生活も安定せず、貧困の負のスパイラルに陥ってしまうのです。
こうした状況を受け、SALASUSUは長年取り組んできた事業を見直し、新たな挑戦を始めました。それは、カンボジアの公教育改革です。授業から取り残される痛みを知っていて、「わからない」生徒をあきらめない。「一人ひとりに学ぶ権利があり、意欲があり、可能性がある」と本気で信じ、授業を工夫しつづける。日本の教育研究者からの研修やサポートも受けながら、そんな教師を育成してきました。
私たちは本気で「誰も取り残さない教室」を実現するため、まずは年間70名の教師の継続的な研修を実験校内外で実施し、ここでの学びをカンボジア全土に広げていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1702951044974-ThP05rBJ0J.jpg?width=1200)
受賞コメント
「この度は、For Goodアワード2023 国際協力部門賞を頂戴し、大変光栄です。クラウドファンディングを通して、沢山の方々に私たちのプロジェクトを知っていただき、また、200名を超える方にご支援をいただくことができました。支えてくださる方々への感謝を推進力に、今後もカンボジアでの「誰も取り残さない教室」の実現のために、スタッフ・教師一同真摯に取り組んでまいります。2024年1月の実験校プレオープンの様子は各種SNS等でご報告いたしますので、ぜひ今後とも応援をよろしくお願いします!」改めて、プロジェクト実施にあたってたくさん支えていただき、また素敵な賞もいただきましてありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します。
担当キュレーターからのお祝いメッセージ
キュレーターとは、プロジェクト実行者さんの社会をより良くする取り組みに伴走するFor Goodスタッフのことです。
![](https://assets.st-note.com/img/1702951194535-ju42ctofxi.jpg?width=1200)
SALASUSUさん、この度は国際協力部門賞のご受賞おめでとうございます!
最初のMTGで、今回のクラウドファンディングはみなさまの活動にとって大きな転換点になると伺い、そのような大切なタイミングでご一緒させていただけることをとても光栄に感じました。
プロジェクトが進んでいく中で、1人また1人とみなさんの想いに共感して、アクションが広がっていく様子が、カンボジアの人々にとっての希望だと思いました。
多くの方からの応援を胸に、「誰も取り残されない教室」がカンボジアに実現することを心から楽しみにしております。
改めまして、素敵なプロジェクトにご一緒させていただき、本当にありがとうございました。
実行者関連サイト
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