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小林製薬の紅麹(べにこうじ)サプリメントのゆくえ ー2ー

小林製薬の紅麹サプリメントについて、なんだか怪しい雰囲気になってきたと私は感じている。

怪しい雰囲気とは、西山太吉氏が沖縄密約はあったのかを追求したところ、西山氏と外務省女性事務次官(西山氏はこの女性から極秘電信文を入手)の個人的な関係が起訴状に記載され、焦点が「沖縄密約」から「機密漏洩」にすり替えられた。

これと小林製薬の件の類似点だが、「小林製薬の製品で有害事象の確認が出来なかった」ので「健康被害を把握してから公表、自主回収までの遅れ」にすり替えようとしているのではないか?という私の勝手な疑念である。

2024年4月5日 毎日新聞
小林製薬「有害事象への示唆確認できず」 紅麹再検証で報告

そして、

2024年4月5日 毎日新聞
紅こうじ原料の供給受けた173社の自主点検 健康被害の報告なし

紅麹原料の供給を受けた食品メーカーは健康被害の報告はなかった。
ここで、日本腎臓学会が調査した中間報告を載せておく。

2024年4月1日 日本腎臓学会調査(中間報告)
「紅麹コレステヘルプに関連した腎障害に関する調査研究」アンケート調査(中間報告)

ただし、この症例は以前より血尿を呈しており、今回Fanconi症候群の徴候を示すとともに、腎生検にて尿細管炎を認めたことから、「潜在性にIgA腎症のある方が尿細管炎を併発した可能性が高い」と主治医からコメントをいただいています。

https://jsn.or.jp/medic/newstopics/formember/post-557.php

日本腎臓学会の報告では、ファンコニー(Fanconi)症候群の兆候があり、尿細管炎を認めたことから、「潜在性IgA腎症ががある方が尿細管炎を併発」とある。
IgA腎症は、確か私たちの生活を一変させたあのイベントの一環の処置を施された人の中にみられた症状の一つだ。
なお、今回の報告は中間報告であり、暫定的なものであることを理解する必要がある。
今後、また別の報告があがる可能性がある。

こういった中、

2024年4月6日 毎日新聞
厚労省と大阪市、小林製薬本社で聞き取り 公表までの経緯調査

2024年4月6日 読売新聞
「紅麹」健康被害、なぜ報告2か月後…厚労省と大阪市が本社聞き取り調査で確認か

2024年4月6日 日刊スポーツ
厚労省と大阪市、「紅麹」健康被害問題受け小林製薬に聞き取り 公表経緯含め危機管理体制確認か

などといったニュースが報道されている。

これが「沖縄密約」から「機密漏洩」に、「小林製薬の製品で有害事象の確認が出来なかった」ので「健康被害を把握してから公表、自主回収までの遅れ」にすり替えようとしているようにみえて仕方がないのだ。

小林製薬には1月15日、サプリとの関連が疑われる症状で入院した患者がいるとの情報が寄せられた。小林章浩社長も2月6日に事態を把握したものの、使用停止を呼びかけたのは3月22日だった。

https://www.nikkansports.com/m/general/news/202404060000787_m.html?mode=all

サプリとの関連が疑われる症状で入院した患者がいると情報が舞い込んできて、すぐに販売中止や自主回収には至らないだろう。関連が疑われても、その人それぞれの個人差がある。薬との飲み合わせもある。

これが、食べ物の中に金属片が入っていた、とか、点滴や注射の液体の中に異物が混入していたから自主回収とは違うところだ。

とにかく、何がなんでも処罰できる方法を小林製薬からみつけて印象を悪くしようとする勢力がいるのだろうか?

続く

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