発達障害で困ったので、治療を始めたレポ④
①はコチラ↓
現在飲んでいる薬
現在飲んでいる薬の種類と量は以下。
ストラテラとアリピプラゾールの使用感についてはレポ③に書いたので、興味のある方は参照されたい。
インチュニブに関しては、先生に「じっと座っていなくてはいけない時に、体の内側がかきむしられるような焦燥感があって、すぐにでも立って部屋から飛び出したいくらいの衝動に駆られることがある」と相談したら処方してもらった。
インチュニブの効用や注意点に関してはこれ↓がわかりやすい。
インチュニブの副作用に関しては、眠気が出るかもしれないということや、血圧の降下について注意喚起を受けた。眠気に関してはADHDの薬にありがちで、ストラテラでも同様に「(人によっては)眠くなりやすい(かもしれない)」というようなことが薬の説明に書いてある。
最初はインチュニブを2mg飲んでいたが、どうにも眠くなるので先生に相談。そうすると半分の1mgを試してみることとなり、これならばあまり眠くならず、かつ焦燥感に駆られることも薄まった。一度立ち上がりたくなるとソワソワソワソワッ!! としてたのがソワ……程度になった感覚。これなら全然我慢できる。
また、ストラテラの量を自ら申し出て減薬した。前回の③のnote時には80mg飲んでいたのを40mgにしている。
理由としては、創造性の減退をきらったからである。
ADHDの特性に「マインドワンダリング」というものがある。これは、今やるべきことに注意が定まらず、全然違うことを考えている状態。「上の空」「全然違う事考えてたわ」の状態だ。
違うことを考えていること自体は誰にでも起こり得る現象だと思うが、ADHDの場合はこれが頻発し、かつ自分でコントロールしづらい。今きちんと集中してこなさなければいけないことにどんなに集中しようとしても、視界にあることやふと思い出したことに意識が強く向いてしまい、結果として不注意によるミスが起こったり、遂行不能に陥ったりする。
ただこのマインドワンダリング、色々なことをひらめきやすい状態でもある。アイデア出しのためにブレインストーミングという会議方法があり、複数人で集まって批判や反対をせずとにかく意見をワーッと出し合うというものだが、ADHDの場合はこれを単独かつ脳内で開催できる。
ところが、薬の量によってはこのマインドワンダリングがストップされてしまう。
とあるADHDの配信者が「薬効によってひらめきが起こりにくくなり薬を飲まなくなった」という話をしていたのを耳にした時、小説の構想を練りにくくなったことに思い至った。主治医に確認してみると「確かにそういう人もいますね」との回答だったため、半分に減薬することにしたのだった。
確かに脳内多動は80mgの時より強めに感じられるが、日常にひらめきが戻ってきたように思う。
マインドワンダリングに悩まされている時は思いもよらなかったが、この状態は脳内遊園地で遊び回っているようなものなので、楽しくもあるのだ。いつもアトラクションに乗ってるのは苦行だけど、たまに乗りたい時に乗る分には楽しいよね、という感じ。
いいとこもあるんだな、ADHD。
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