【ネタバレ】ポケモンバイオレット プレイ日記⑳(終)
エンディングまでいくので、ネタバレしかないよ~!!
いやはや20本も書くとはね。もっと書こうと思えば書けるっていうのがポケモンSVのすごさを表しています。
プレイ日記書くの、すごく楽しかったです。丁寧にプレイできたしね。娯楽を味わい尽くすためにも、おすすめですよ~。
ここまでお付き合いくださった方々、ありがとうございました。
さてはて、博士の待つエリアゼロへと赴く学生たち。
ペパーくん、自分の気持ちを包み隠さず言語化できているのが大変すばらしいです。「こうやってごまかしてたけど、本当はこうだったんだ」という語り方で自分を語るのは非常に難しい。彼の聡明さを感じます。
ボタンちゃんもペパーくんも、誤解されやすい言動をとる節があるので、ネモ先輩がいい緩衝材になってくれていましたね。いざ二人がお互い分かり合おうとするときは、口を出さずに見守ってるところ、ネモ先輩は本当にいい人なんだなと思いました。うむ、うむ!
全員かなりの実力者なので、強敵が現れた時に一緒に戦ってくれるポケモンたちの強いこと強いこと。主人公ちゃんが一方的に守らなくてよいというのは、一緒に冒険してる感じがあってとてもよいです。
内部では、次々と衝撃的な事実が明らかに。
あのね~~ボタンちゃんの台詞書いた人、かなりすごいと思うんですよ。私はボタンちゃんとおそらく大きくは歳が離れていないですし、Twitter構文を使っちまうヲタクですが、その立場から見て彼女の言動が「自然すぎる」んです。
私が思ったことそのまんまのことをキッチリ、ボタンちゃんが台詞として出してくるのがすごい。こういう今風・若い子の台詞っていうのは、ともすれば「今の若い子ってこういう言葉遣いだよね?」っていう、グルーシャくん風に言えばサムい感じになりがちです。その言葉遣いを普段していない人による想像の「っぽい」感じになりがち。
でもボタンちゃんはそういうのを一切感じなかった。これは台詞を書く人本人がその世代の人であっても難しいことです。ライターの上手さに脱帽。
ここ、ネモ先輩とペパーくんのそれぞれ思う「家族」が違うであろうことが感じ取れるのがよかった。ネモ先輩にとって家族はとても良いものだから会わせてあげたいと言うのだけど、ペパーくんにとっては「おそらくネモが描いているであろう家族像」は遠いものになります。
でも、ペパーくんは家族と離れる寂しさを知っているから賛成します。二人が思い描くものが違うんだけど、結論が同じになるのは二人とも優しいから。
ついにもう1体のミライドンが現れます。最初からガチモードじゃん。
尻込みするこちら陣営のミライドン。兄弟のように育ったペパーくんが声援を送ります。
ひぃいこういうアンドロイド暴走系のお話めちゃくちゃ好きだよう~~~~~。
持っているのはマスターボール。有無を言わせずポケモンを捕獲する道具なあたり、未来のポケモンたちが乱獲されている様子を想像できて良い演出だと思います。
テツノブジンめちゃくちゃ強くて4タテされました。テラスタルのタイプ変更仕様とげんきのかたまりを使って辛勝……。
生前の博士の執着はAIを上回っていた! システムに乗っ取られ、さらに暴走するフトゥーAI。
ここもね、こちら側のミライドンの技構成が正直あんまり……(素人目線)なのが逆にリアルでかなりよかったですね。そりゃあ勝てんだろ~と思わされるというか。
ドラゴンタイプにはドラゴンタイプが弱点になる、というむか~しから知っていたシステムがこんなに熱く働くことある??? 竜vs竜すげー熱いじゃん。楽園の守護竜というネーミングにも心がふわっふぅしてしまいます。
もちろんミライドンたちは同じ個体ではないですが、これは「自分との戦い」を暗示しているところもあるのかなと思いました。
だって戦う相手、コライドンでもよかったし、実際BWではレシラムvsゼクロムでしたよね? なぜここであえてミライドンなのか。今作はミライドンの成長物語でもあったんだな……と思わされました。
一言だけ言いたいんですが、いかに内心は愛していても育児放棄の事実は消えないので、それはそれとしてダメです。
いつ離れるかわかんないんだからさ、愛する人には常日頃から感謝と愛情を伝えたいとこよ、ほんと。
アディオスじゃないんだなあと思ったけど、ここで言いたいのは「良い旅を」も兼ねた別れの挨拶ですもんね。bon voyageのほうがいいか。
シナリオがかなり良かった。
個人的な印象ですが、これまでのポケモンはシナリオの中に秘している場所が多くて、「裏の物語」を考察するのもそれはそれで楽しいんだけど、「表の物語」は少し不自然になっていたり、多少強引な部分もあったように思います。
ただ今作は「表の物語」がかなり自然に展開され、伏線も丁寧に敷かれており、登場人物に感情移入しやすく、エンディング時のカタルシスが爽快なものになっていました。
どうして3ルートやる必要があったのか、という答えが最後のエリアゼロでの冒険にて答えが出ています。全てはこのためにあったのか、と思わせるだけの、御幣を恐れず言えば「物語のねじ伏せ力」が非常に高い。
ポケモンでここまでのシナリオが見られるとは……という驚きと感謝が正直な感想です。ポケダンシリーズ(救助隊・探検隊)以来の感動がありました。
すごいなあ。剣盾もやっぱり好きだけど、SVもめっちゃ好きです。
では最後に、ウチのコたちの話でもしますかね。
うちのエルレイド、ラルトスの頃から持ってるテラスタルのタイプがフェアリーなので、テラスタルすると頭にでっかいハートが付くのが可愛くて面白かったです。このいかにも硬派な見た目によ。タイプ相性覆せるのでかなり助かった一面も。
デカヌチャンめちゃ強かった! フェアリータイプへの有効打点。可愛い顔した暴力野郎大好きです。図鑑説明、お宝を強奪してくるってほんと?
サーナイトはいつも「今度こそ旅パに入れずに他の子と旅を……!」と思いながらラルトスを見ると即ゲットしてしまいます。紙装甲なので一撃で仕留めきれないと大体ボコられるぞ! 技範囲広すぎ特攻高すぎ。
ソウブレイズ、告知時の見た目に一目ぼれしてずっと連れて行きました。物理アタッカーなのに覚える炎技が軒並み微妙で、それでも愛で乗り越えていたんですが、後半に覚えるむねんのつるぎの強いこと強いこと。大器晩成型だ!(余談ですが、彼のニックネームであるサンタテレサ、意味は『カマキリ』です。ウフフ)。
グレイシアは野良で捕まえた氷テラスタルのコです。空飛んでたら見つけました。痒い所に手が届く氷タイプ。鳴き声がこれまたいいんだよな~。ブイズはな~んかいつも旅パに入れちゃうんだよね。
相棒! ヴェルジことマスカーニャ。一部の界隈のハートを盗んだマジシャンです。常に飄々とした見た目なのが頼もしかった。弱点が多いのでよく倒されていましたが……相棒補正で最初から最後までずーっと一緒!
最高の冒険でした! ありがとう~!!
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