横並びの平等社会にご用心!?

「横並び」とか「平等」と聞くと、どんなことをイメージするか?

おそらく、「差別がない」とか「お互いを認め合える」といった印象を持つ人がマジョリティーではないだろうか?(勝手な予想笑)

だが、自分はそうは思わない。この状態は資本主義以上に危険だと思っている。その理由を、今回は図を用いて表現してみる。

まずはこちら。見て分かる通り、資本主義のピラミッドである。上位数%が多額の資本を持ち(なんなら権力を持ち)、成り立っている。下にいる限り、理不尽な目に遭ったり、上からの圧力に挫けそうになる時もあるだろう。

続いて、横並びの平等社会。ルックス・ビジュアル・性別・キャリア等、決まりきった概念に囚われることなく、お互いフェアな状態でいれる。

ただし、プライベートならまだしも、仕事で同じようなことを言ってられるだろうか?お互いを認めあうことは出来ても、どうやって利益を出すか?何を目指すか?となった時に、このコミュニティー(組織)はおそらく立ち往生するのではないだろうか?

とはいえ、仕事である以上はなんとか利益をださなければならない。なので、このコミュニティー(組織)を導くリーダー的な存在が必要となる。そうなった場合、

この社会に、

このようなポジションの人間が生まれる。そして、平等を貫く以上、このポジションの人間が言うこと(やること)は絶対なので、

なかったはずのピラミッドが出来上がる。この状態を自分は「共産主義」(社会主義)と呼んでいる。これがイキ過ぎると、宗教的になり、最悪の場合、カルト化してしまう。

日本も戦後、男女雇用機会均等法やLGBT・障害を持っている人達に少しずつフォーカスが当たるようになったりと、だんだん「平等」が浸透しつつある。だが、全てを「平等」にすればいいのかというと、そんなことはない。

男性は女性と違って子宮がないため、出産が出来なかったり、熱帯地域は年中暑かったり、逆に寒冷地域は年中寒かったり。それらを全て「平等」にすることは出来ないだろう。

話がいろんな方向に飛んでいるかもしれないが(多分飛んでる笑)、今自分が伝えたいのは

「平等」<「公正」

ということ。

ただ、全員にそれを強いるのは難しい。なので、まずは身の回りの人から始めて、良い感じに循環してきたら少しずつ、その輪を広げていくのがいいのではないかと思っている今日この頃。

最後になるが、「平等」「横並び」 このフレーズを過度に強調する人にはご用心。。。

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