マクロに狙って、ミクロに読み進む_見える登山への第一歩⑰
前回の記事では、尾根上で横を見ることで、自分がどの尾根に立っているかを判断する材料とする、ということについて書きました。
尾根を「下るとき」の有効な手がかりと思うこと、その3_見える登山への第一歩 Extra05
今回はそれよりも前に書いた記事の続きについて、書きたいと思います。
▲ミクロに読み進めるワケ▲
具体的には以下の記事の続編的な位置づけになります。
つい見落とし?!尾根の等高線に隠れる罠w_見える登山への第一歩⑭
上記記事では、実際にその場に立った時に等高線のどの部分が見えるかということについて触れていますが、今回もそれにちなんで書きたいと思います。
以下、筆者の読図ミスの体験談です。
奥多摩のとあるどマイナーなお山に行った時のことです。その登っている最中に読み違いをしてしまいました。
具体的には下図の通りです。見立て位置から大きくずれて672m地点まで進んでいました
(^^;
2つの事柄から気づきました。
まず、最後の方で尾根筋の向きが南西に変わりました。
「...アレ?」(^O^;
もし支尾根に入り込んだ なら 下り一辺倒 になるはずなのに 高度を維持して向こうまで続い ています。
そしてふたつめ、広場に出たところで将門尾根への案内看板を見つけたことです。鳩ノ巣駅に降りられるという案内でしたが、この辺で人がまともに降りられそうなスケールの尾根 というと 下図のやつ しかありません。
それで一旦見立て位置を672mに修正してみると、尾根が南西向きになった謎も解けました。ここまでの足取りを振り返ってみると、
と、このような動きになっていることで、なるほど確かに一旦そっち向きになるなと合点がゆきました。
このような細かい変化は、副題に挙げたようにミクロに読み込んでようやく理解できる部分だと思います。まあもっと俯瞰的な見立てだけにして細かい部分を打っ遣ってしまうというのも、登り方向についてはアリかとも思います。
(下りの場合は全く事情が違ってくると思いますが)
こういう読み違いもあるので、対策としてこのような見方(前回記事含む)も引き出しとして持ってくといいかなと思い、記事にしてみました
(^O^)
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