オーストラリア起業:ビジネスを始める2
少し古いデータになりますが、世界銀行の2016年調査では、ビジネス起業にかかる日数最速ランキングでニュージーランド(1位、必要日数1日)、香港&カナダ(2位で必要日数2日)に次ぎ、オーストラリアは3位ととても起業しやすい国となっています。(ちなみに日本は11位)
ステップ3: ABNの取得
ビジネスの形態、名前が決まったら、ABN(エービーエヌ・Australian Business Number)を申請します。下記のABR(Australian Business Register)より無料で取得できます。ABNの申請条件は下記より参照できますので、ABN取得前に事前に調べておくとよいでしょう。
https://abr.gov.au/For-Business,-Super-funds---Charities/Applying-for-an-ABN/ABN-entitlement/
詳しくは
オーストラリアでABNを取得する|Forest Valley|note
ご参照ください。
ステップ 3.5 ビジネス専用の銀行口座を開く
起業の際に銀行口座が必須というわけではないですが、ビジネスに関するお金の移動の管理、モニタリングが楽なこと、ATO監査などの際に個人のプライベートの入出金とビジネスの入出金が混ざってしまうと証明が難しいことなどからビジネス口座開設をおすすめしています。どこの銀行でもビジネス口座を開設できます。銀行によって必要書類が異なってきますので事前に確認が必要です。また、決済にクレジットカードを受け付ける場合はエフトポス・マシーンの使い勝手も考慮するとよいでしょう。
ステップ 4:GSTなど各種ATO(国税局)登録
ABN登録のと同時に下記のような様々な登録が可能です。
· AUSkey:ATOへの書類申請などの際に使うパスワードのようなもの。
· GST;一定の売上がない場合はGSTの登録は必須ではないです。
· PAYG :従業員を雇う際の源泉徴収となります。
· Business names:前回、ステップ1でご紹介しました。
感想
私感でいう、銀行口座開設がこの回の一番のハードルです。
ABNや税務登録は流れに沿ってやらなければならない事をこなすだけ。
銀行口座開設は日々の取引を行いますので、銀行手数料やビジネスローンを依頼する必要がある際、どの銀行が一番有利なのかを考慮することになります。
私は初期投資不要なビジネスモデルだったため、日々の取引にお金がかからないを観点にググりました。