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#1 ネットマーケティングを知らずには生き残れない時代がきた

こんにちは、佐藤昌弘です。
フォレスト出版のnoteで、「ネットマーケティングを使いこなす戦略&テクニック」の連載を始めることになりました。

「君、若いからさ、よくスマホ見てるからさ」っていうだけで、勤務先の会社でネットマーケティング担当になっちゃった! とか、
いよいよネットマーケティングを本格的にやらなきゃと思ってはじめたけど、何から手をつけたらいいか混乱中・・・という方とか、
インスタやツイッターでマーケティング活動をしているつもりだけど、本当にこれでいいのか? 疑問がいっぱい・・・という方、

そんなあなたに、これから毎週、役に立つ情報をお届けする予定です。

ここで、執筆者の「佐藤昌弘って誰だ?」という人のために、簡単に自己紹介しておきます。
私は経営コンサルタントとして、個人事業主から上場企業まで、これまで5000件以上の相談にのってきました。もちろんいまも現役で、日々クライアントとともにマーケティングの実践をしています。私自身は、「ビジネス・ジャングル」を果敢に進もうとする経営者の「サバイバルガイド」というイメージでいます。

マーケティングトルネード (2)

著書には『凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク』(日本実業出版社)、『会社を成長させるために絶対に必要なこと』(フォレスト出版)などがあり、『シュガーマン マーケティング30の法則』(フォレスト出版)の監修翻訳もしています。

シュガーマン

そんな私に、フォレスト出版の稲川さんから声がかかりました。
「ネットマーケティングについてnoteに連載してみませんか?」

いまやネットマーケティングは、あらゆるビジネスに必須のものです。
知っているのと知らないのとでは、天と地ほどの差になります。知らずにサバイバルしていくのは、これからますます厳しくなるでしょう。

私は「企業経営者のサバイバルガイド」として、常に変化していくネットマーケティングの世界をウォッチし、実践のサポートをし、たくさんの成功事例やノウハウを集めています。
それを体系づけながら、ここに公開していくのです。

サバイバル写真

正直なところ、「すげぇことやるな」って思ってます。
だって、フォレスト出版って、出版社ですからね。
紙の本を出すのが普通でしょ。

社内のメンバーがnoteに記事を書くのはいいけれど、著者を引っ張ってきて「noteで連載しませんか?」と言うんだから、たいしたもんだ。
自分たちの主戦場ではない、別の文字のプラットフォームに、出版社の持つ企画力や編集力、プロモーション力なんかを使おうとしているんです。これは出版社の新たなビジネスとして、すごく大きな可能性を感じています。
著者のブログをプロデュースするようなものです。昔だったらあり得ません。いや、今だって「なぜ出版社が本を出さずにブログの手伝いなんてしているんだ?」って思う人はたくさんいるでしょうね。
だからこそ私は、「面白い。ぜひ一緒にやりましょう」と言いました。

それに、私がこれからお話しすることは、note連載がとても合っているのです。

ネットマーケティングの世界は、スピードが速いからです。

本の出版には、通常、企画してから書店に並ぶまで少なくとも半年くらいかかります。
その半年の間に、新しいツールが出たり、それまで効果があったやり方がダメになったりということがあり得ます。本の原稿を書き始めた頃は、みんなが知らない方法だったけれど、本が出たらもう陳腐化していた……というのが普通にある世界です。
もちろん、古びない普遍的な部分もありますが、すごい速さで陳腐化していくのがネットマーケティングの特徴でもあるのです。

ネット上の記事なら、スピーディーに出すことができます。
過去の記事を修正するのも簡単です。
紙の本だったら「これは出版したあとにどうなるかわからないから、書くのは控えよう」というのがどうしてもあるのですが、noteだったら気にしなくていいわけです。

◆アフターコロナのネットマーケティングって?

いまの話と関係しているのですが、「なぜいま、ネットマーケティングについて語るのか」にも理由があります。
それは、新型コロナウイルスの影響で、ネットマーケティングの世界が大きく動いた、というのが1つの理由です。

changeからchanceへ (2)

どういうことか説明しましょう。

ネットマーケティングには、さまざまなツールが欠かせません。
基本的なものを挙げると、noteもその1つだし、LINE、Facebook、YouTube、Twitter、Google Mapsなどネット上のツールを上手に使いつつ、お客さんとなる人に認知してもらったりコミュニケーションをとったりします。

これらのツール、あるいはプラットフォームを提供している企業をプラットフォーマーと呼んでいます。
このプラットフォーマーたちの力関係が変われば、ネットマーケティングのやり方も変わるのです。

たとえば、映像系のプラットフォームといえば、昔はテレビでした。映像に広告を出したかったら、テレビコマーシャルのノウハウがあればよかったのです。
でも、今は強力なメディアとしてYouTubeがありますね。YouTubeに出す広告のノウハウは、テレビとは全然違います。新たなノウハウが必要になるわけです。

で、このプラットフォーマーたちの勢力図のようなものが、コロナをきっかけにして大きく変化のスピードを増しました。今後5年かけて動いていくように思っていたものが、ここにきて一気に進んだ、という感じです。
言い換えれば、5年間で起きるはずの変化が、1年に短縮され、急激な変化になった感じとも言えます。

コロナ自粛で家にいる時間が増え、YouTubeを見るようになった、noteを書くようになった、インスタグラムを頻繁にチェックするようになったという人は多いでしょう。
積極的にインターネット広告を出すようになった企業も増えました。
それまでミニコミ誌に広告を出していたのを、ネット広告に切り替えたというところも多いはずです。

資生堂は2020年8月に行った業績発表の中で、「2023年までに広告媒体費の90%をデジタルにシフトする」と発表しました。資生堂をはじめとする化粧品会社は、テレビコマーシャルをガンガンやって大規模なマーケティング活動をしていますが、90%をデジタルにシフトするとなると、それこそ激変です。

資生堂

このような状況にあって、ネットマーケティングについて「よくわからない」では済まされなくなっています。
前から言われていたとは思いますが、いよいよ本当に、そうなのです。
端的に言うと、これまでクーポン雑誌に広告を載せていればなんとかなっていた居酒屋も、グーグルマップに力を入れなければまずいです。来てくれたお客さんに「気に入っていただけましたか? グーグルマップの口コミ評価楽しみにしてますねー!!」と声をかけたほうがいい。
でも、こんなことを教えてくれる本は、あまりありません。
だから私が、フォレスト出版の力も借りながら、このnoteでやってみようと思っています。

インターネットマーケティングのベテランさん向け記事というよりは、むしろ、入門・基本記事となると思います。

ということで、次回から具体的に事例も交えつつ、ネットマーケティングの話をしていきたいと思います。
どうぞ見逃さないよう、こちらのnoteをフォローしておいてください。
それでは、また次回の水曜日。


編集部より こちらの連載は毎週水曜日に配信いたします。次回は1月20日です。よろしくお願いいたします。


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