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転職に完璧なタイミングなんてない!
こんにちは。フォレスト出版編集部の美馬です。
先週にひきつづき、新刊『自分の価値のつくりかた』(安田雅彦)から、本日は第5章で詳しく解説している「キャリアアップのコツ」についてお伝えしていきます。
▼先週の投稿はこちら。
先週までの投稿でお伝えしてきた、パーパスを意識して人間関係を良好に保つ方法を実践し、エンゲージメントを高めながら日々働けば、仕事の成果も次々と挙げられるようになっているはずです。
本書の第5章では、さらなるキャリアアップのための具体的な方法と、その際に重視すべき考え方が記されています。
そもそもキャリアアップとは、広辞苑第七版(新村出/岩波書店)によれば「職業上の経歴・技能を高めること」とされており、昇進や転職を含め、その人の市場価値や収入が上がることも指します。
さらに、著者の安田雅彦さんは、キャリアプランに沿って、「自分の能力そのものを向上させていくこと」も、キャリアアップに含まれると定義しています。
したがって、会社勤めをしている人だけでなく、自営業やフリーランス、学生や主婦の人でも自分なりのキャリアアップを実現することは可能であり、むしろ誰しもがキャリアアップをすべきだと、本書では述べられています。
より効率的にキャリアアップをし、さらに上積みしていくためのコツとして、挙げられているのが次の8つです。
【コツ1】足りないパズルのピースを1つずつ埋める
【コツ2】上司の無茶振りが自分を育てると考える
【コツ3】「何かやりたい! でもわからない!」ならまず英語
【コツ4】完璧なチャンスを待たない
【コツ5】最終決断では家族の言うことは聞かない
【コツ6】転職する気がなくても応募してみる
【コツ7】スキル・給料よりもカルチャーフィットを重視
【コツ8】決まらなくても落ち込まない・めげない
私が個人的にいちばん腑に落ちた【コツ4】について、一部抜粋・引用してご紹介していきます。
(前略)
キャリアの相談を受けている時に「転職しないの?」と尋ねると、「考えているけど、ちょっと今はその時期ではないんですよね」という答えが返ってくることがよくあります。「今のプロジェクトをやり切ったら」とか「若手がもう少し育ったら」などというパターンもあります。
しかし「転職」を考える人にとっての完璧なチャンス、というのは果たして本当にあるのでしょうか? つまり「今のプロジェクトもやり切った、若手も育った、自分の後任もどうやらできそうだ、心残りもない。よし準備完了! 転職だ!」というタイミングは本当に来るのでしょうか?
転職を4回した私に言わせれば、そんなふうに整った「チャンス」はありません。なぜなら、転職にとって重要なことは、あなたの準備ができているかどうかではなく、市場のニーズがあるかどうか、ということだからです。要するに、「雇いたい!」と思っている側からのオファーがなければ「転職」は成立しないということです。
あなたの準備ができた時に、果たしてタイミング良く空きポジションはあるのでしょうか? オファーは来るのでしょうか? これは転職に限らず、社内で別のポジションに応募する社内公募や、新しい責任・役割を打診するケースでも言えるかもしれません。
パーパスを実現するために、自分でつくった目標を確実に達成するためには、完璧なチャンスを待たず、求められる側やニーズに合わせて動くほうが得策であると思います。
もちろん、すべてが整ってから新しい扉を開けたい、タイミングが合わなくても、時間がかかってもいい、という人もいるかもしれません。そのような考えややり方も否定はしませんが、日常の仕事は次から次へとやってきます。
「固まってから旅立ちたい!」と思っているあなたの足元は永遠にぬかるみにはまったまま、結局いつまでも新しい扉を開けられないでいる、そんなことになるような気がします。
新しいチャレンジに関して、「今はチームを抜けられない」「このチームを見捨てるわけにはいかない」ということを言う人もいます。素晴らしい責任感だと思いますが、本当にそれは後悔のない選択になるのか、今一度考えてみてほしいと思います。
キャリアの追求に自己犠牲は禁物です。「あの時転職していればなあ」などとぼやく未来があってはいけないでしょう。
完璧なチャンスを待たない——。チャンスが来たら準備ができていなくてもチャレンジの扉に手をかけてみてください。前向きに自分らしく生きていくためには重要な姿勢だと思います。
たしかに、それなりに責任のある仕事を任されるような社歴や立場になると、自分が抱えている案件をスッキリ終えるまで辞められない! と思う人も多いと思います。
「そんなのは関係ない。辞めたいときに辞めるんだ」と後任者に引き継ぐ決断をしないと、次から次へと降りかかってくる仕事に区切りがつかず、なかなか転職活動も進められず……。なんてことも大いに起こりそうです。
キャリアの追求に自己犠牲は禁物! そして、完璧なチャンスを待たない!
辞めるなら今しかない! 自分のために次のステップにのぼってみてもいいかもしれませんね。
本書ではもっと詳しく「キャリアアップのコツ」が解説されています。ぜひ気になった方はお手に取ってみてください♪
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最後までお読みいただきありがとうございました。