「ここだけの話だけど……」と切り出すトークに要注意
フォレスト出版編集部の寺崎です。
こちらの公式noteでは、音声メディアVoicy「フォレスト出版チャンネル」の過去放送の書き起こしを毎週定期的にアップしているのですが、先日こちらの書き起こしをnoteに投稿しました。
投稿しながら思ったのが「あれ、こんなこと話したっけ?」というのと、「改めてこの本面白いかも」ということ。
Voicyで紹介した「この本」とはこちらです。
今日はVoicyでも、過去のnoteでも紹介していない「雑談が弾む会話テクニック」を本書からいくつかご紹介します。
「秘密」を話されると
お返しに秘密を明かしたくなる心理
「ここだけの話だけどさ……」
「これ、絶対誰にも言わないでね……」
・・・こんな風に「あなただけに秘密を明かします」というトーク術があります。じつはこれには心理的裏付けがばっちりあります。
「承認欲求」については説明不要かと思いますが、「返報性の原理」についてはちょっとだけ補足しますと、返報性の原理とは「他人から何らかの施しを受けた場合、お返しをしなければならないと感じる心理」です。
この心理現象は広くマーケティングなどに応用されていますが、1対1の会話においても強力な効果を発揮するのです。
事例がちょっとゲスい感じを受けるかもしれませんが、その点もこの『面白いほど雑談が弾む101のテクニック』の隠れた魅力です。笑
この返報性の原理を利用した会話テクニックですが、相手に仕掛けられるケースもゼロではありませんので、注意が必要です。
1点だけ、言い方に注意しましょう。
× 「秘密の話教えてあげようか?」→「何だよ、もったいぶって!(怒)」
○ 「秘密の話なんですけどね、実は」→「え? 何なに、教えて」
NG例のような言い方は逆効果ですので、ご注意ください。
おまけにもう一発いってみましょう。
上品な人柄を演出する「返しのフレーズ」
取引先との打ち合わせで先方の社屋に招かれた際、築年数が相当経過したボロボロのビル、お世辞にもキレイとはいえないオフィスだった・・・なんて経験はないでしょうか。
相手「いやぁ、小汚いオフィスで申し訳ない」
自分「あ、いや(モゴモゴ)」
相手「(なんだこいつ、失礼なやつだな!)」
こんな返しをした日には取引停止、出禁になるでしょう。
そこで覚えておきたいのが「上品な人柄を演出する返しのフレーズ」。
いかがでしょうか。
ぜひ、ビジネスの現場での日常シーンにご活用ください。